「ビーチとスフレ、そしてアイス」アイム・スティル・ヒア Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ビーチとスフレ、そしてアイス
1970年代軍事政権下のリオデジャネイロで、政府に連行された元議員の夫の釈放を待つ妻と子供たちをみせる話。
政権に批判的で罷免されて亡命した過去を持つ元議員ルーベンス・パイヴァが呼び出され、そして程なく妻と娘も連行されて…という話しだけれど、とりあえずことが起こるまで30分超。
そしてことが起こり、妻が色々動いているのはわかるけれど、波があまりなく遅々として話しが進まないイメージ…まあ、事実なかなか進展しなかったんだろうけれど、映画として非常にテンポが悪い。
司法制度がなんちゃらかんちゃら言っていたけれど、軍事政権下ではまともに機能しないのはある意味当然ですよね。
特定の人物のことは全然知らないけれど、当時のブラジルの情勢や失踪者云々は観賞前から知識としてはあったから、なんだか今更感があったし、この作品も半分政治活動的なものなのかなと感じてしまった。
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