「「優しく美しい妻」から「強い母」へ」アイム・スティル・ヒア ちゃ坊主さんの映画レビュー(感想・評価)
「優しく美しい妻」から「強い母」へ
軍事独裁政権下のあの時代、ある意味では緊張感満載の日々を送っていた中で、一家の大黒柱の消息が絶たれ、不安と恐怖に押し潰されてしまうのが普通だろうけれど、エウニセは違った。
執拗に続く尋問にも屈せず、残された子供達を守るべく積極的に行動し、法曹界に籍を置くとは驚きだった。なんて強い信念を持った人なのだろう。
高度経済成長の恩恵を受けて、大阪で万博が開催されていた日本の真裏では、こんなことが起きていたのか。学びのある作品だった。
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