ベイビーガールのレビュー・感想・評価
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⭐︎3.3 / 5.0
4月13日(日) @映画館
ベイビーガール
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「挑発的」より「本能的」の方が適当で、よく映画にしたなーって内容😳ニコールさんの演技と美しさにひたすら驚愕する作品!
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個人的にはかなりの名作
期待せずに観たつもりが、まさかの良作。
6P鑑賞ということもありあまり期待していなかったが、思いのほか心に刺さる作品でした。
不倫の是非は置いておいて、人間の欲や弱さ、繊細さにフォーカスした描写が秀逸。
理解できないとB級に見えてしまうかもしれない難しさはあります。
劇場内に微妙な空気が流れるほど露骨な描写もあるが、そこに込められた意味を汲み取れるかどうか、本人の恋愛観や経験によって評価が大きく分かれそうですね。
ただ目があってはじまるのが男女だと思うので違和感なく見れました。
リアルな女性心理の描写。
満たされない夜の生活、若い男への依存…テーマはありがちでも、女性特有のヒステリックさ、劣等感、視線、仕草までが非常にリアルに描かれている。
犬やミルクといったアイテムに込められた主従関係の暗示も巧みでみどころです。
娘たちの描写にも深みがあり、
優しく穏やかなホームレスに靴をわたして裸足で帰ってきてしまう娘はおそらく夫似、反抗的で浮気性なレズビアン娘は主人公似。
表面上は問題児に見える妹の方が、実は母親を深く理解している構造も物語に納得感を与えています。
気持ち悪いような際どい描写もビジュアルの良さでカバーされています。
不倫相手のセリフ「ぼくのベイビーガール」「綺麗だよ」と言うと本当に可愛らしく見えるんです。
「私はあなたのことが怖くない 私の欲しいものをよく知ってる」
人が恋愛にハマって失敗する理由が詰まっています。
最初のシーンの「私はあなたを恐れていない」と同じセリフでもタイミングで意味が変わってくるのも面白かったです。
ジェンダー描写もありましたが、あくまで主人公視点からの風刺的な表現だったと思います。
女性監督だとこのあたり偏りがちだなーと感じることは多かったのですが、その点見やすかったです。
正義感の強い真面目なフェミニストの本命彼女と、プライドは高いが繊細でドMな主人公のコントラストも面白いです。
「尊敬できるあなたでいてください」「野心と道徳を履き違えないで」のやりとりはその部分がよく表現されていました。
惜しいラスト、でもまた観たい。
終盤はややありきたりな展開で締めくくられたのが残念だったが、それでもまた観たくなる魅力があります。
万人受けはしないかも…でも個人的にはブッ刺さった作品でしたね。
期待値が高くて残念
だからなんやねん!パート2
タイトルのだからなんやねん!パート1はアノーラです。
ニコールキッドマン、相変わらずの美しさ。裸のシーンなんてほんまもうすぐ60歳やと思えないくらい。鍛えてるんやろうなあ。
肝心の中身はというと、映画館で観る必要はなかった…
有名なCEOがインターンの若い男性との肉体関係にのめり込んでいくという話だが、あそこまで成功している人がなぜあんな胡散臭い男に惹かれるのか?破滅願望なのか?なるべくリスクを避けて生きていこうと思っている私には1ミリも理解できず。二重生活に苦しくなり(というより彼女に圧をかけられ)夫に暴露するのも、いや〜自分勝手やわ〜。絶対また同じことすんで。
熱演やとは思うけど、ニコールは出る映画を選んでほしいなと思う今日この頃でした。
最後に、映画とは関係ないが鑑賞中に何回もスマホをいじっている人がおり集中が途切れた💦スマホいじりたいなら映画館で観ないでいただきたい😡😡
夫婦関係のインターンシップ
まず恋愛ではないですね。ロミーは途中から我を忘れてしまいますが、恋愛感情とは到底違う。
支配と服従のゲームとして見るとやや食い足りない。女性解放の語り口ではない。
まあ個人の嗜好をスキャンダラスな装いで見せた作品という感じでしょうか。
唯一良かったのは、最後の方に出てきた昭和を体現するようなおっさんにビシッとNOを突きつけたところ。
ロミーを演じるニコール・キッドマンは女優魂を見せて頑張ってました。ポドックス注射はセルフパロディなのでしょうか?凄いな。
サミュエルは高身長でイケメンなのは間違いないのですが、爽やか系というのではなく、また策士という感じでもない。ちょっと垢抜けない若造風にも見えますが、かと言ってガツガツもしていない得体の知れないキャラでした。演じたハリス・ディキンソンが上手いということですね。
あと少年みたいな娘イザベル役の子 ユアン・マクレガーの娘ですよね。「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」でティルダ・スウィントンの若い頃を演じてた時も思ったんですが、目の輝き✨が違うんですよ(DNAなのかな?)。この子伸びます!
「逃げたな…」としか思えないラスト
興味のある作品が集中した先週、候補の一つであった本作『ベイビーガール』ですが米国映画レビューサイトの評価が思いのほか低く、一旦は劇場鑑賞候補から外すことを決定。ところが先日鑑賞した『終わりの鳥』が良かったこともあり、やはりA24作品は観ておこうかと思い直して1週遅れで鑑賞です。
第81回ベネチア国際映画祭で最優秀女優賞に輝いたニコール・キッドマン。残念ながらアカデミー賞ではノミネートされませんでしたが、授賞式で司会のコナン・オブライエンが話題にしたことも印象に残り、彼女の演技に大変期待を寄せていました。で、実際に観て思ったのは巧さをとうに超えて、最早凄みすら感じる正に怪演。解説にある「脚本構想段階から当て書き」に強く納得するロミー役は、挑戦的なシーンも多々ある中、要所要所に考えつくされた演技に不自然さは一切なく、彼女以外には考えられない仕上がりで高い評価がうなずけます。そしてハリス・ディキンソン他、彼女を取り巻く役者たちもそれぞれ印象に残る演技で、全般において「俳優たちの演技は素晴らしく」て非の打ち所がありません。
ところが、、、残念なことにストーリーは凡庸で退屈。設定や台詞に現代(いま)っぽいアレンジはされていますが、その環境や立場に対する現実性の希薄さが目に余り、残念ながら結局はポルノにしか見えません。勿論、フィクションにとって言えば必ずしも「リアリティー」が評価そのものを下げる要素とは言えないと思います。「映画的な嘘」はストーリーが面白ければ大して気になりませんし、それをもとにこの作品へケチを付けているわけではありません。そもそもジャンルには「エロティックスリラー」とありますが、シチュエーションこそ変えて見せても、基本的には同じ力学における繰り返し構造。そのため、先に進むほどスリルを感じるどころか、むしろ飽きてしまって終盤は最早「オチ」に期待するしかなくなってしまいます。ところが、残念なことに「逃げたな…」としか思えないラストは、どちらにも肩入れしない姿勢がむしろ欺瞞とすら感じてしまいます。劇中の世界観では無視されたリスクマネジメントですが、何なら作品に対して批判を受けないようにするためのリスクマネジメントに必死で、114分の上映時間は観終わって疲労感しか残りません。
啓蒙と言うには悪質さが目立って程遠いですし、かと言ってエンタメとしては潔さが感じられずに中途半端。何なら役者たちの演技力の高さが、反転して悪目立ちに見えてしまいかねない危なっかしさすら懸念される出来で、とても残念な一作でした。とほほ。
性の不一致 一番傷ついたのは誰
御多分に漏れず氷の微笑のようなセクシャルサスペンスを期待して見事に砕け散りました。夫婦間の性の不一致をテーマにまじめすぎるくらいまじめに作られた作品で正直面白みはありません。
主人公は一代で会社を築いた女性CEOのロミー。そんな仕事もプライベートも充実しているように見える彼女が実は夫ジェイコブとの夫婦生活には満足できておらず、インターンとして現れた青年サミュエルに魅了され溺れていく物語。
登場シーンからして暴走した犬を簡単に手懐けてしまうサミュエル。彼は生来的に動物を手懐けるツボをわきまえていた。当然女性という動物のツボも。
彼はロミーと出会い彼女が求めているものをすぐさま見抜く。人の上に立つ人間だが実は支配されたい願望を持っているのだと。彼女の中に潜むマゾヒスティックな願望を一発で見抜いてしまう。
そんな遠慮のない無礼な物言いの彼に対して憮然とした態度を取りながら図星だったロミーは彼に惹かれていく。そして次第に彼の要求を拒めなくなる。彼は自分の求めていることが手に取るようにわかっていた。夫との行為では一度も感じたことのない快楽を彼は与えてくれる。彼との情事にふけり次第に泥沼にはまってゆくロミー。
彼を独占したいがために彼女は自分の権力を利用しようとする。しかし右腕のエスメに諭されて我に返る。この辺がかなり物わかりのいい大人だ。
彼女は自戒の念を抱き、サミュエルとの過ちを夫ジェイコブに告白する。しかし、嫉妬心に囚われた夫は聞き入れてくれない。自分の性癖を理解しようとはしてくれない。
別荘でサミュエルと会っているところにジェイコブが現れ二人は取っ組み合いとなる。サミュエルは妻の性癖を理解しようとしないジェイコブに対してそれは古い考えだと戒める。そして彼は二人の下から去ってゆく。
サミュエルのおかげでジェイコブは心を入れ替え妻の性癖を理解し彼らの性生活は充実したものとなり円満な夫婦生活を送ったのでした、めでたしめでたし。
終わってみればサミュエルは彼ら夫婦仲を壊すためではなく夫婦の絆をさらに強めるための性指導の役割を果たしただけの存在だった。彼が何をしたかったのかはあまり描かれない。不倫ものによくあるばれるのばれないのみたいなのも一応描かれるけどさほどスリリングな展開もない。正直言ってエンタメとしては物足りないし、女性の性に関する話としても新鮮味はない。
そもそも結婚して19年間もロミーは演技していたということ、そしてそれに気づかないジェイコブ。劇中やたらと若いあなたを傷つけたくないとロミーがサミュエルに言うけど、一番傷ついたのはあなたでいったことがないと告白されたジェイコブでしょう。まあ、彼もサミュエルに言われた通り古い時代の男、独りよがりなセックスで妻を満足させられていると思い込んでたわけだから、哀れながらも自業自得の面も。そして自分の性癖を理解してもらおうとしなかったロミーにも責任はある。
セックスはパートナー同士の重要なコミュニケーションの手段。お互いのツボをわきまえて一緒に快楽に浸るもの。だからこそお互いのことを深く理解した上で行わなければ意味がない。
確かに昔の時代は男だけが能動的に行為を行い、女性は受動的に義務的に付き合わされるだけで生涯オルガスムスを経験しないまま人生を終える女性も多かったという。
キリスト教圏の国では女性が性に対して積極的であることさえタブー視されることもあると聞く。そういう点でロミーが夫に長年自分の性癖を語れなかったのもわからないではない。
そんな欲求不満の人妻が若いツバメとの悦楽に溺れていくというもはや手垢のついたような古臭いエロティックなドラマを御年57歳のニコール・キッドマンが演じた。彼女が体当たりで大胆なヌードや濡れ場を演じたという以外あまりこれという魅力のない作品。途中でこれは見たかった作品ではなかったと退屈しながらの鑑賞だった。
強いて良いところと言えば最後の方で取締役のような高齢男性がロミーに対して横柄な口をきいたのに対してロミーが負けじと言い返す場面。まさに女性の性の解放が女性の社会的地位を押し上げたことを象徴するような場面で女性監督ならではの視点で描かれてるのが感じられた。
ただ、いまさら1960年代の女性の性の解放やフリーセックスなどの時代を経ている現代においてこの映画で描かれたような内容では今の観客にとても満足してもらえるとは思えない。
そういえば本作を鑑賞して昔若いころ好きだった漫画家の石坂啓さんの「スリット」という作品を思い出した。あの作品も似たような社内不倫の話だけど本作より何倍も刺激的な作品だったなあ。
主人公が、男社会に迎合せずに女性として、真に自立するまでを描く。女性の脚本・監督・製作であることが重要。
インストール済
PG-12ということは、
カラオケ行こ、
くらいのスタンスで観てください、
いや、
観れるようになる日が来ますように、
というメッセージかもしれない。
まさかのMX4Dの座席、
シュー、ピカ、ガタガタとか、、
、、期待はしたが、、、
もちろんありません、
さて、うえを向いて、
本作は、表面的には火遊びのような物語に見えながら、
その実、
ロボットテクノロジー会社のCEOを装った、
プログラム、バグ、インストール済、
調教、マインドコントロールといった、
一種のトランス状態の間を巧みに行き来する作品であり、
その技術的な完成度には目を見張るものがある。
シナリオ、演出、芝居、音楽、効果音のいずれもが高いレベルで調和し、作品に対する説得力を保ち続けている。
具体的に例をあげると、
〈一線を越える瞬間〉の無音の使い方、
サスペンスと緊張を最高潮にまで高め、
無音という空白が観客に圧倒的な精神的影響を与える、
〈セロトニン系のシーン〉では、
吐息と効果音、音楽が絶妙にミックスされ、
まるで観客の体温が上昇していくかのような感覚を覚える。
一方で、〈ドーパミン系のシークエンス〉では、
腹に響く低音のリズムが、
観客を深い没入感へと引き込む。
このように、音の使い方が物語と密接に結びついており、
視覚と聴覚を駆使して感情の動きに寄り添っている。
ニコール・キッドマンの近作としては、
『エクスパッツ~異国でのリアルな日常~』や
『ホランド』で見られるように、
本能的な衝動に従って行動する主人公の役が多い。
しかし、これらの作品では、
彼女の役柄が本能と官能の衝突を単純に描くにとどまっており、
いわゆる「彼女がこんなことをしている、だから凄い」
という安直なアプローチが目立っていた。
しかし『ベイビーガール』では、
キッドマンの混乱の過程が丁寧に描かれ、
観客はその崩壊をただ傍観するのではなく、
登場人物と一緒に精神的な迷宮に迷い込む感覚を味わうことになる。
物語の冒頭では、
子どもたちとの会話、関係性、
とりわけ、
子どもたちのリュックに寄ったカットが登場する。
このリュックの使用感、母親としての立ち振る舞いの記号として、
母親がどれだけ完璧に見える人物であるかが一目で伝わる。
だが、その完璧さを1ポイントずつ、
時間をかけて丁寧に崩していくサミュエルの幻惑が、幽玄感(言い過ぎか・・)が、
このプロセスが、非常に緻密に描かれているため、
観客は次第にサミュエルの操縦の影響の範囲を、
それぞれに勝手に想像してしまう。
ロミーが語る、
コミューンでのカルト的な育成歴(真偽は不明、(噂によると撮影済み、諸事情でオミット))だが、
彼女の行動の根底にあるマインドコントロールの暗示として、
解釈する人も出てくるだろう。
さらに、
物語の途中で観客は、
サミュエルがどれほど洗練された操縦者であるかを感じることになる。
こうした疑念と解釈の余地を観客に委ねる点で、
監督はまさにマインドコントロールのように観客を支配している、
と言えなくもない、
精緻に仕組まれた高い技術だ。
A24らしいといえばらしいが、
本作に関してはA24の影響は必ずしも大きくないように感じる。
というのも、
A24はしばしば強烈なビジュアルや抽象的なイメージを通じて物語を表現し、
シナリオを抽象化したままにしたり、
結末を曖昧に留めることが多いが、
本作はそのアプローチとは一線を画している。
物語と映像表現の具体性、
そしてその技術の高さは、
むしろプロダクションチームの力量によるものではないだろうか。
難解なテーマをこれほどまでに具体的に描写し、
視覚的・聴覚的に圧倒する手腕には感服せざるを得ない。
ただし、『ジェイコブス・ラダー』や『カッコーの巣の上で』といった作品を連想させるセリフ、要素が散見されるが、
それらとの関連性については追及の必要はないかもしれない。
観客が自らの思考を巡らせる余地を与えるこの作品は、
ただの心理ドラマではなく、
複雑で精緻な人間心理の解析を表現した映画とも言えるだろう、
それは技術的な完成度、演出の精緻さ、
キャスティングの巧妙さにおいて、
見応えのある作品に仕上がっている。
ナインハーフ、危険な情事のような、
ラブサスペンス作品にカテゴリーされるかもしれないが、
心理描写にはかなりの技術的な手間暇がかかっている。
地球は女で回ってる?
ニコール版「モラルセンス」乳は差し替えで減点!
A24好き。ダイアンレイン「運命の女」とイジュニョン「モラルセンス」を足して2で割った感じ。ダイアンほどサスペンスなくジュニョほど笑えないエッジ効きすぎブラックコメディでした〜。
ベイビーガール=オムファタールのスラングだと知らないと楽しめない。昔のジェーンマーチポジをイケメンが担ってニコールが破滅していくよくあるストーリーを男女入れ替え。破天荒なオムファタールインターンが良い新入社員にしか見えず没入できない。浮気してそうなバンデラス旦那は、まさかの一途。おばあちゃんより年上のニコールがドMヒロインを演じる所が唯一A24ぽさ。ホラ〜すぎん?ニコールが痛いオバサンに見えない。かといってエロいお姉さんでもない微妙な外見が客を困惑させたまま予定調和で進んでいく。多様性時代らしく良き完璧ママの娘はアバズレレズ、オムファタールは家族も虜、キメてクラブ行けば男も魅了、ニコールのキメレズシーンが見せ場なんだろうけど一瞬。ボトックスに気づくのはレズ娘とイケメンだけ(ここ笑う所らしい)ネイティブじゃないのでシニカルに笑えず。。。オムファタールらしく皆をかき乱してドM話を広めて消える。噂を聞いた別のS親父が調教しようとする所で「調教されるならプロに任せるわ」と啖呵が切って(ここ笑う所)ラスト、良夫が貪欲Sを目指す(ここも笑う所らしい)というトンデモストーリー。字幕表現がやんわりなのがつまらなく見える原因かなあ。字幕をもっとあからさまな表現に変えたらシニカルに見えてもう少し笑えたかも。肝のイケメンが両刀シーンを演じてもオムファタールに見えず、一流の会社でタトゥーだらけ??と純日本人には没入しにくい演出でした。ニコール脱げよ〜って所で乳出すけど、明らかな吹き替えでさらにシラケる。A24だからバンデラスが過呼吸になってイケメンが抱きしめる所でヤルかと思いきやそこはなし笑。1番破天荒なレズ娘が1番の理解者というオチが今っぽい所。
熟女エロモノじゃなく両刀イケメンもの。エッジ効きすぎて、これで笑うセンスがある人が羨ましい。前の席のオシャレA24好きカップルがあぜんとしてる光景がA24でした〜。見せ場のクラブでニコールもイケメンも両刀を披露するのが唯一のA24ぽさだけど、今時驚くほどでも無く盛り上がりを期待したまま不時着でした〜。エンドロール後ももしや!と期待したが無かった泣。
そんなに
人は皆つまらない存在
大人達さすが 若造それまで…
犬になりたいんかな?
ベゾスっぽいヤリ手熟女CEOロミーは演出家のバンデラスな夫との性生活に不満を抱いていた。
そこに一見好青年っぽい若手インターンが表れて不自然な程急速に道ならぬ関係に陥る・・・って何の捻りもない不倫劇。
限られた時間とは言え不倫関係になる経緯が嘘くさいし、男側が主導権握る際に一々関係をバラすぞ的な卑怯な人間性に見てて苛ついてきた(脅迫されるのもドM的には堪らんのかもしれんがw)
そんなに犬になりたいならノルウェー映画:犬人間みたく犬の着ぐるみでも着てはどうだろうかと提案したい。
何が言いたい映画なのかな?という思いが消せない
主演のニコール・キッドマンが、ヌードを出し惜しみするのかな?と思っていたけれど、終盤でフルヌードになりました。
相変わらずお綺麗ですね。
娘役のエスター・マクレガーが可愛いです。
映画としては、面白くない訳ではないけれど、何が言いたい映画なのかな?という思いが消せない。
女性が男性の支配下になる、潜在的にその願望がある、という映画を今さら作って、どうしたいのでしょうか。
Orgasm
CEOとインターン生のドロドロしたドラマという情報のみ携えて鑑賞。
これPG12だよな?と思うくらい初っ端からぶっ飛ばしていきますが、恥部はほぼ映してないのでPG12どまりだったのかなと思いました。
ちょっとしたライン超えをしてしまったがためにロミーが性欲に溺れていく様子はとても丁寧に描かれており、徐々にブレーキが踏めずにいけない事だと分かっていてもフルスロットルでペットになっていくという悍ましい様子も余す事なく写されていたのは絵面的にインパクト大でした。
旦那との性行為を断るところなんかは熟年夫婦だからこそいつまでもベタベタできない、という感じで落ち着くのかなと思いきや、あんたで気持ちよくなったことない!と見事なアッパーをかましてくるのでここは既婚者でもなんでもないですが、強烈にグサっときました。
サミュエルに何か策や理念なんかがあれば色々と考察しながら観れるんですが、初っ端からCEOであるロミーに馴れ馴れしくつっかかりますし、ポスターにあるように挑発的な態度を取ったりしますし、シンプルに目上の人にする行動では無いなというところに拒否感が生まれていました。
ただ、それ自体が今作のシステム的なものでもあり、偉い立場の人間でも若手の社員の告発なんかで一気に地獄へ落ちていくというバランスの悪さもしっかり描いており、そう考えるとある程度は偉い立場の人がしっかり意見してくれる方が助かるし、導いてくれるとなおありがたいなと改めて考えさせられました。
サミュエルの後日談で日本のカワサキに行ってもらったという終盤は、おいおいおいあのクソ野郎を日本に寄越したってのか?やめてくれよ…というなんとも言えない気持ちになりました。
ロミーがここからなんとか立ち直ってくれれば…という感じで終わっていくので、全編振り返ってみても想像以上に昂るシーンは弱かったかなと思いました。
ニコール・キッドマンはもう熱演も熱演で、全部脱いで暴れ散らかすほどのセクシー表現では無く、淡々とそれでいて悦に浸るような満足感を同時に顔と身体に出すという難しい役所をやり切っていたのでお見事でした。
ハリス・ディキンソンはこれまでの作品をうまいこと融合しつつ、そこからクズ野郎の成分をより濃くしたような演技で不快感マシマシだったのもパワーがあったなと思いました。
あと些細っちゃ些細な問題なのですが、クラブのシーンは割とチカチカするので、そういうのに弱い方はちょっと気をつけて観た方がいいかもです。
良くも悪くもA24らしいなんとも言えない味、それでいてあらすじやポスター以上の事が起きないという、やってる事は毒っけ満載だけど物足りなさが際立つ作品でした。
ポスターのひざまづいてるロミーが1番の見どころかもしれません。
鑑賞日 3/31
鑑賞時間 9:20〜11:15
座席 C-9
日本ではこれを演じられるのって・・・米倉涼子さんくらいかな。
全105件中、41~60件目を表示














