ベイビーガールのレビュー・感想・評価
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傷ついてるのはあなただ
こないだ試写会に招待して頂きました🎬
以下は私のブログからのコピペですが、ご容赦頂けると幸いです。
ロミーを演じるのはニコール・キッドマン🙂
満ち足りた生活をしているはずの彼女は、インターンのサミュエルと出会ったことにより、主従のような関係にはまっていく…。
そこにいたるまでの過程や、はまってからの変貌ぶりは思わず引き込まれます。
キッドマン自身が
「役者として、人として、すべてをさらけ出した」
と言っているのも納得の、身体を張った演技は圧倒的なエネルギーに満ちていました👍
サミュエルにはハリス・ディキンソン🙂
ロミーの密かな感情を嗅ぎつけ、巧みに駆け引きをする大胆な青年。
一方で、それ自体を楽しんでいる様子もあり、一筋縄ではいきません😳
「ザリガニの鳴くところ」
でも彼は厄介な男を演じてましたが、こういうタイプが得意なのですかね🤔
口調で表すのが上手いです。
ロミーの夫ジェイコブにはアントニオ・バンデラス🙂
今作では平凡な夫的な立ち位置で、バンデラスの見た目ではリアリティがありませんが、そつなくこなしていた印象。
本当は大変だったみたいですがね。
「A24史上、最高に挑発的!!」
という触れ込みは伊達ではなく、最後まで観客の集中も切らせない展開は鮮やか😀
特にニコール・キッドマンの女優魂に、拍手を送りたくなる1本でした🖐️
上映後のトークショーには
奥浜レイラ(映画・音楽パーソナリティ)
ブルボンヌ(女装パフォーマー)
児玉美月(文筆家)
の3名が登壇😀
裏話も聞けて、楽しかったです😁
権利を持ちながらも支配されたい女の欲望
これはなかなかタイムリーな衝撃作品です
ニコールキッドマン演じる大企業のCEOが、インターンのスタッフとの禁じられた性愛に溺れる、18禁作品です。
この作品を観ながら、長年にわたって、かつての国民的アイドルグループのリーダーで、今だに冠番組をいくつも持っていたスーパースターが、ある性的事件をきっかけに、ほぼ全ての芸能活動を休止せざるを得なかったニュースが、頭から離れませんでした。
どちらも50代、私にとってはかつての眩しいスターぶりを知っているから、今だに若いなぁと思ってしまいますが、20代の若者から観たら両親世代、下手したらそれより上かもしれず、とてもじゃないが性的な目で見れない対象でしょう。
ジャニーズのタレントにしろ、売れないグラビアアイドルや若手女優にしろ、好きでもない権力者と関係を持つことは「売春」をさせられてるような気がして、耐えられずに辞めてしまう子たちも多かったと思います。
ようやく日本でも、若い女性たちが嫌だと声を上げることができたんだなあと、時代の流れを実感しましたが、それでは「愛がある年の差カップル」はどうやって恋愛に発展するんだろうとも疑問に思います。
旦那との行為じゃオーガズムを感じず、自慰行為にふける妻を演じたニコールは、やっぱりさすがの演技力でした。
ただ、この禁断の関係にあまり思い入れが持てなかったのは、若いインターンからニコールへの純粋な愛を感じられず、タイトルの「ベイビーガール」感が損なわれてたような気がしたからです。
もうちょっとニコールに同情したかったけど、あんな男のどこがいいんだよ、的な展開でしたので、そんな「主従逆転」劇から、まだまだ女は弱いのかもな…と後味はイマイチでした。
ただ、INXS ファンとしては挿入歌のNever Tear Us Apart がめちゃめちゃ嬉しかったかな、そこが一番のツボだったかもですwww
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