「翻訳ものの長い小説を読んだ気分」ブルータリスト うさぎさんさんの映画レビュー(感想・評価)
翻訳ものの長い小説を読んだ気分
翻訳ものの長い小説を読んだ気分。
海外文学をありがたがる気持ちで、最後まで、あきることなく鑑賞できたけど、よく理解できないのが正直なところ。
15分の休憩までトイレが我慢できなくて席をたってしまったし…
一度の鑑賞で、ちゃんと理解できる人がいるのだろうかと思ってしまう。小説なら読み返しはできるし、じっくり考えることもできるけど、どんどん物語は進んで置いてけぼりになっちゃうから、分かったふりをするしか手立てがなくて、戸惑ってしまうのですよ。
ホロコーストの体験をもとにした建築が後々再評価されるという結末で、大団円というところだろうけど、ホロコーストの描写はないし、アメリカに渡ってからの苦労というのも、特にひどいというところはなくて、十分アメリカに受け入れられていたように感じたけど、どこか見落としたのだろうか?
天才建築家の不遇感と苦悩は、凡人にはなかなか理解できないというところのだろう。
あの富豪が、主人公をゴーカンしたというくだりもよく理解できなかったなぁ…
もう一度鑑賞する気力はないので、youtubeに転がっている解説動画を捜してみ、このもやもやに決着をつけるしかないのかなと思う。
不完全燃焼です。
コメントありがとうございます。映画評論家の町山さんの動画を参考に見られたらいいと思いますが、本作は彼が言う通りかなり映画マニア向けの作品で一般の観客にはわかりにくく作られています。だからわからないというのが素直な感想でいいのです。私はあくまで自分なりの解釈でレビューしてるだけで的外れな部分もあると思います。トランプに絡めて自分の好きに書いただけのレビューですから。