「アメリカ映画は生きていた」ブルータリスト 悠さんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ映画は生きていた
奇抜なプロットも特殊効果もないが3時間35分飽きることなくドラマを楽しめた。
殆どのカメラポジションは一定ではなくフレームは常に不安定だったが見辛さを感じさせない巧みなカメラワークだった。
フェリシティ・ジョーンズの演技を見ていると女の愛情の恐ろしさを思い知らされた。男が女のために怒るのとは別種の恐怖を感じた。
女の強さに対して建築家の男はとても弱々しい。ガイ・ピアース演じる金持ちも言っていたが芸術家とは夜職の女のように生きている。視覚的にわかりやすく表現されているのがよかった。
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