劇場公開日 2025年2月21日

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「覚悟してご覧ください」ブルータリスト ゆ~きちさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5覚悟してご覧ください

2025年1月13日
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アカデミー賞候補の作品なのに、バンクーバーで一軒しか上映してないのはなんでだろうと思って上映時間をチェックしたら昼の回を逃して夕方6時45分…。次から7時の回一回だけだから、観ておくかと思ったら…。

えー、上映時間3時間半!予告、インターミッションを入れたら終わったのが10時40分、家に着いたのが11時半www

正直、そこまで好みの作品でもなく、そのシーン要る?て思う冗長な展開だし、途中キレ散らかす主人公にもそこまで思い入れが持てず…。作品賞候補の割に、これも18禁かぁ。エロシーンがない方がスッキリ見れた気がするのですが。

海外に住むと、イヤでも移民の心境に敏感になるので、ユダヤ人としての苦悩も描かれてましたが、全体的には誇り高き、成功した建築家として映ったので、そこまで思いが深まらないまま、あっさり終わってしまいました。

英語で苦労してる私とは違って、古くはスピルバーグ監督やマイケルブルームバーグ、若手ではマークザッカーバーグなど、アメリカ移民で最も成功しているのはユダヤ人だという事実を鑑みると、観る前からネタバレ感が拭えずで。

ちなみにブルータリズム建築とは、「文化的要素が低く、無骨な意匠を建物の外観に多用した建築様式で、建築資材の質感が強調され、塗装や化粧板は使わず、荒々しさを残した打ちっぱなしコンクリートなどを用いた彫塑的な表現を特徴とする」と、Wikipediaにありました。正直、寒々しい建物だなぁと思ってしまいましたが、日本でもバブルの時にコンクリート打ちっぱなしのマンションがはやりませんでしたっけ?住み心地はどうだったんでしょうwww

IMDb の評価は8.1/10、評論家のメタスコアは89/100と絶賛されていて、おそらくアカデミー作品賞あたり取りそうです。別の候補になっている「アノーラ」よりはマシかな…という程度で、正直「オッペンハイマー」のような壮大さは感じられなかったです。ただ、カナダの観客はちょいちょい笑いが起きましたw

19日日曜日のノミネート発表を、楽しみに待ちたいと思います。

ゆ~きち