劇場公開日 2025年1月31日

ザ・ルーム・ネクスト・ドアのレビュー・感想・評価

全112件中、41~60件目を表示

4.0尊厳のある死を望む

2025年2月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

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クックー

5.0ティルダ

2025年2月8日
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姉さん綺麗ですねー。オルランドからずーっと綺麗なままで本当にすごい役者です。娘役はCG本人ですかね。あれよりも若いときは中性的でもっと綺麗でしたが。アラビアン・ナイトも良かったですね。また観ようかな

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michi

4.0美しく死ぬこと

2025年2月8日
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知的

医療にとって死は最悪の結果で、それを極力避けるべく様々な治療が施される。しかし、全ての人に死はいずれ訪れる。永遠に死なないのも異常であり病気ともいえる。したがって、死ぬことは生理的現象であり健常なことだ。であれば、より良く生きるための医療だけでなく、より良く死ぬための医療があってもいいのではないか。ほとんどの人が、殺風景な病院のベッドの上で様々な管やコードにつながれ、モニターの音やアラーム、病院特有のにおいに囲まれて死んでいく。全く美しくない。それに比べ、マーサの死は美しいものであった。わざと死期を早めることにはいろいろと議論があろう。しかし、マーサのように精一杯生きたあとで、穏やかで美しい死を迎えることには憧れを抱かされた。私も健康に生きて、健康に死んでいきたい。

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NS6121

4.5強く生きた人の話だと思った

2025年2月8日
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悲しい

知的

いろんな意見はあると思うが、マーサは強く勇敢に生きた人だと思った。どう感じるかは人それぞれやろけど、良いとか悪いとかは私には決められないなぁと。
それにしても、ティルダウィンストンさんもジュリアンムーアさんもお洒落でなんでも似合うし、様々な景色も美しくて、静かで綺麗であたたかい素敵な映画でした。

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たね

5.0友人とは何か

2025年2月7日
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2024年。ペドロ・アルモドバル監督。作家の女性は新作のサイン会で友人の女性が癌であることを知る。戦争特派員だった彼女とは数年間会ってなかったが、見舞いに行くと、それまで知らなかった彼女と娘との関係などを聞かされて急激に距離が縮まっていく。その後彼女の治療は行き詰まり、安楽死を考えるようになる、、、という話。
ティルダ・スウィントンとジュリアン・ムーアという実生活でも同い年のベテラン俳優二人が、お互いを思いやる友人として語り合う。それだけで映画ができるというのがすごい。嘘をついたり腹を探り合ったりしない人間たち。監督ならではの絵画のように洗練された構図と美しい色彩(やりすぎの面もあるが、赤い車はとてもいい)も楽しめる。

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文字読み

4.0己が人間関係と死に方を見つめたい人におすすめ

2025年2月7日
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泣ける

悲しい

知的

映像美と俳優の演技を期待して観に行きました。
ストーリーにも惹きつけられます。
彼女らはどうしてこの選択をしたのか、私ならどうするか、自然に頭に浮かびます。そしてあの時私はどうしたのか、どう感じたのかと想い出すこともありました。
最後は「死」ですが、重い気持ちにはなりませんでした。静かな森の中を、一人歩いて来たような気持ちで観終わりました。

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オレンジ

3.5瀕死の左派(🟦)に寄り添う保守(🟥)

2025年2月7日
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2004年公開のスペイン映画『海を飛ぶ夢』でも“安楽死”を肯定的に描かれていた。海の事故が原因で四肢麻痺に陥った男(ハビエル・バルデム)が自死を選ぶ感動ストーリーだ。本作のティルダ・スウィントン演じる元戦争記者マーサも、末期ガンにおかされ最期に自死を選ぶのだが、「一人で死ぬのはいや」とそのためにわざわざ別の家を借り、友人の作家イングリッド(ジュリアン・ムーア)を隣室に寝泊まりさせ、自分の死を看取らせようとする....

どこかの誰かさんがアルモドバルの作品は“政治的”ではないと語っていたが、けっしてそんなことはない。この人若い時からフランコ独裁政権に反抗していた強者で、政治的束縛を嫌った自由を描いてきた映画監督なのである。この映画にも、地球温暖化を危惧する大学教授でマーサとイングリッドの昔の恋人ダミアン(ジョン・タトゥーロ)が登場し、「新自由主義と政治の極右化が地球滅亡の最たる原因」という自説を披露する。おそらくアルモドバルは、世界一の金持ちイーロン・マスクとは真逆の考えの持ち主なのだ。

そのイーロンとタッカー・カールソンのインタビューの中で「リベラルは反出生主義思想に汚染されている」とイーロンが語っていた。ショーペンハウワーやシオラン、古くはゴータマ・シッダールタや日本の太宰治もおそらくは反出生主義者であろう。LGBTQ差別反対に子供の人身売買、女性の社会進出を助長するフェミニズムや中絶賛成、すべての生命の源といわれる炭素の排出規制....イーロンによると、これらリベラルの主張に共通する思想が反出生主義だというのだ。

生めや増やせやの大号令下、人口増加=経済発展だった一昔前とは違って、ここもとの人口爆発がむしろ足枷となって経済衰退を招くことがだんだんとわかってきたのである。コロナ禍などはまさにその最たるものといってもよいだろう。しかし人権擁護を旗印にしてきたリベラルにとって「推しの政策は実は人口削減のため」とは口が裂けてもいえないのである。ましてや、この映画で大変美しく描かれている“安楽死”の合法化など、やりたくてもやれないまさに禁じ手なのである。

そんな禁じられたテーマ“安楽死”をとりあげるとは、さすが反骨の映画監督アルモドバルなのである。ほぼほぼティルダ・スウィントンとジュリアン・ムーアの二人芝居で、大したどんでん返しもなく、淡々と進んでいく展開に物足りなさを感じなくもない。イングリッドの自殺幇助を疑うキリスト教福音派の警官をごっつぅ敵視した演出や、マーサの死後登場する“ある人物”に多少驚きがあるかもしれないが、まあまあ想定内といった感じなのだ。

トランプ“二度”めの大統領当選によってすべての常識がひっくり返りそうな予感のする今日この頃、リベラル代表格Warnerがあわててしかけた反出生主義のプロパガンダ映画、とでも表現すればいいのだろうか。生者=トランピストの上にも、死者=グローバリストの上にも均等にふるつもる雪とはいったいなんのことなのだろう?決して核戦争による“死の灰”のメタファーとならないことを祈るばかりである。

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かなり悪いオヤジ

3.5女優2人が素晴らしかった

2025年2月6日
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イングリッドは、病に侵され尊厳死を選択したマーサにその看取りを懇願される。何年も会っていなかったのに。
互いの過去を振り返りつつ距離を縮めても先に待つのは死。残酷だ。
マーサは人の気配を感じ、孤独死という不安から解放されるだろうが、イングリッドはいつ死に直面するかもしれない怯えや、法を犯す罪悪感とも葛藤しなくてはならない。
朝締まっていた扉を開けることもできず嘔吐したイングリッドの心情は察するに余りある。
一つの人生の終い方かもしれないが残された側がこの先抱えていく心の傷を考えるとフェアじゃないなと思った。

それにしてもマーサ亡き後会いにきた娘。凝視してしまった…

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may 929

5.0生者にも死者にも雪は降り積もる

2025年2月6日
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める

4.5パイの様に何層にも重なった感情

2025年2月6日
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知的

難しい

ラストシーンを迎えた時に、感謝、希望、悲しみ、やるせなさ、安らぎといった感情が何層にも重なったパイの様に押し寄せてきて、この気持ちを例える言葉が見つかりません。

私は過去に日本人の安楽死に関するドキュメンタリー番組を3本観たことがあり、安楽死に非常に関心があります。理由は、死期が近いのに強い痛みが続くことに耐えられないと思っているからです。日本社会では安楽死はおろか死もタブーになっているので、なかなか本気で死を語られることもありません。だから、ドキュメンタリーで安楽死を選んだ方の気持ちを知りたかったのです。

本作はもちろんドキュメンタリーではありませんが、アルモドバルのクリエイティブが妙に身体にしっくりきて“死”を受け入れた先にあるのが、“決して恐ろしくない何か”ではないかと感じました。

そして、マーサとイングリットの友情の描き方がいつものアルモドバルらしさ満載で、これは男性の立ち入る隙はないですね。もし、イングリットが男性だったら絶対に逃げ出すと思います。アルモドバルの描く女性はいつも肝が据わっているし、それこそが女性の本来の姿なんですよね。

マーサのデスクの中にあった数えきれない小物やノート、レコードや本やアートが、マーサの想い出の象徴の様で、なんだか妙に心に残りました。

“死”は隣のドアを閉める様に自然なこと。でも隣のドアを開けた先には新しい始まりがある。のかもしれないと言われているようでした。

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ミカ

3.5安らかに死を迎えることができるのか

2025年2月6日
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久々にアルモドバル作品を観た。赤や緑の原色を強調した画面づくりは彼ならではの美しさだし、かつての過剰さやLGBTのモチーフは控えめにして、流麗な音楽とともに、風格のある作品に仕上がっている。
何よりティルダ・スウィントンの存在感が凄い。痩身の佇まいは、哲学者のよう。役柄もそうだが、丸顔のジュリアン・ムーアと好対照をなしていた。
人は安らかに死を迎えることができるのだろうか。最近観た「敵」で、死に迫られてジタバタする主人公の姿に共感したこともあり、今作で描く安楽死は、甘美な誘惑のように思えてしまう。
ジェームス・ジョイスの「雪は生者の上にも死者の上にも降り積もる」の一節をこのテーマに重ねるのも、あまりに綺麗すぎるのでは、とも感じた。

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山の手ロック

4.0生き死にの問題は、生者にのみ課されている。

2025年2月6日
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支持。
生き死にの問題は須く
死者でなく生者に課されている。
地球環境の問題も然り。
この当り前を観る者に突き付けるに
最善且つ最小の物語と評す。
死者の死が後にどう扱われようが、
地球がいつどのように滅びようが、
それはその時を生きている者だけの問題、か。

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きねまっきい

4.0どう死んでいくかは、どう生きる(生きた)のかという哲学

2025年2月6日
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女優二人の演技が神がかっているのと、森や建物まで設計されたような鮮やかな色、染みるような音楽に魅了され。
癌に侵された女性が思い返す人生のフラッシュバックが時に重く、時に軽妙で効果的な演出で、芸術性へ重きを置いた映画としての完成度は高い。
尊厳死の可否とかかっこつけるのではなく、どう生きる(生きた)のかという哲学を、死という題材で提示しているのだろうと思いました。

考えさせられる映画であり、面白いから観たいのに……
重いテーマと美しい絵の連続が拭いきれない眠気を誘い、瞼を閉じないようにする戦いがつらかった面もありました。

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コージィ日本犬

2.0Close

2025年2月6日
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ブレミン

3.0どちらも

2025年2月5日
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ごっとん

3.5赤、赤、赤!

2025年2月5日
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悲しい

知的

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関東Blues

3.5そういう選択もあるんか

2025年2月5日
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うん。そうね。待つだけが選択じゃないよね。
ちょうど両親がお年頃なので、色々考えさせらる作品でした。

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みのまる

3.5自分ならどうするか。

2025年2月5日
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死を美化しすぎかも。苦しみながら死ぬよりこれが良いのかな?人間誰しもマーサのようになる可能性はある。自分ならどうするか考えてしまう。

事情を知ってたイングリッドはやはり罪になるのかな。

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あらじん

3.0自分には合わなかった

2025年2月5日
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単純

知的

寝られる

具体的にどこが悪い?と聞かれても上手く説明できないが、
自分の心には共鳴するものがなかった。

原作ありとのことで、きっと文章で読むと良い内容なのかもしれない。

会話が多かったが、何だか自分には説明的すぎると感じた。

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toshijp

4.5美と静寂の中で描かれる尊厳死。淡いピンク色の雪が降る街。

2025年2月5日
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泣ける

知的

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ITOYA