「解釈次第で無限大」ハイパーボリア人 まきさんの映画レビュー(感想・評価)
解釈次第で無限大
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今作、事前知識は、当日朝に、YouTubeで解説動画を観たくらいです。オオカミの家は事前知識全く無しで立ち向かって寝ました。
「オオカミの家より難解」という、劇場のポップを見て震えてました。
が、
こっわかった…!
作り手の意図している解釈はできてる気がしません。ホラー耐性はかなり高いつもりです。
とりあえず、「目で見たものをそのまま信じたらだめだ」という目標だけ掲げて立ち向かったところ、何も信用できなくなり、自分がどの世界線に立って物事を見ているのか分からなくなり、得体のしれない不安がすごかった。
この映画の予告、「闇鍋」ってキーワードがありましたけど、闇鍋のほうがまだマシ。鍋してるなら自分は机の前にいますもん。これは自分がどこにいるかも分からなくなる没入感。
時折画面越しっぽくなるシーンが特に、1本目の世界線だと思ってみていた場所すら画面越しなのかと感じ、あれが映るたび気持ち悪くすらなりました。
顔以外紙人形とか、あり得ないビジュアルは、現実感の全くない悪夢の中みたいで、
逆に悪夢って、何でも起きちゃうじゃないですか。だから何が起きるか分からない底しれぬ恐怖。
映画のフィルムを探し求めてなんやらかんやら…の、「なんやらかんやら」の部分は、もう説明できないくらい何を見てたかイマイチなんですか、
もしかして、映画監督は全知全能の神的な価値観でいらっしゃるこの監督…?独裁者の気配があるのかな…?
みたいなラストだなと思いました。
事前知識をつけようと見た、YouTubeの内容が活かされた気はほぼしないです。
空洞地球?地球の中身空洞みたいな思想くらい。
私みたいなもんでもなんとかなります。
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