「混乱体験」ジュ・テーム、ジュ・テーム お湯かけ論さんの映画レビュー(感想・評価)
混乱体験
映像的には面白かったし、混乱状態を体験できる映画だった。映像のつながりを理解できそうな要素が出てくること何回もあったが、違う映像に切り替わるたびにその糸口を失った。特に、女優の顔が見分けがつかないので、部屋で区別して僕の脳は整理しようとしていたが、とにかく混乱。ゲームのserial experiments lainっぽいから見に行ってやろうと思っていったのだが、あれも考察しないと話のつながりは見えなかったのを思い出した。同じようにこの映画も何回も見たら、何かが見えてくるだろうか。しかし、主人公は自らの記憶の迷宮に閉じ込められるという混乱の中にいて自殺へ向かっていく観客とは別種の混乱にいるというのは、ちょっと対照的で面白いと思う。
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