劇場公開日 2024年10月4日

花嫁はどこへ?のレビュー・感想・評価

全112件中、21~40件目を表示

3.5しゃくれ警官が大好き

2024年11月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

興奮



本来は花嫁ふたりにスポットを当てて
感想を書いたほうがよいのだろうけども
一番印象的で好きだな〜と感じた
しゃくれ警官について僕は残したいと思う



金に目ざとい警官だな、それでも警官か?
と、あまり良い印象を持てなかったのですが
観ていくうちに面白いキャラがクセになってきて
最後はヒーローみたいにかっこよくて
ギャップにやられた!全部持ってったやん!!と
胸の高鳴りがとんでもないことになりました



このしゃくれ警官との出会いがなかったら
花嫁(だった)の彼女はやりたいことを我慢して
ただただこき使われて終わる人生だったでしょう
彼は彼女を救ったといっても過言ではないのです

「しっかり学べ」この一言がもう〜痺れました…!
私は自分のやりたいことをやっていいんだ!
という彼女の気持ちとしゃくれ警官のかっこよさに
どわっと涙があふれて僕は号泣です

彼女が去ったあと
「あの子はどんどん行くぞ」とつぶやくと
部下が「そうですねあと800㎞くらいは…」
(そういうことじゃなくて…笑)と
心のなかで僕はつっこんでしまったのですが
しゃくれ警官が「〇〇よ…」と呆れながら
名前を呼んでふっ……と笑っていたので
(部下の名前を忘れてしまいました)
彼と同じことを思ったんだな…っていうのと
インドユーモアみたいなものを
感じ取れたことがなんだか嬉しかったです

彼はドリンクで例えていうならば
チャイにしっかり効かせたシナモンです
シナモンがないと味が締まらない
つまり彼がいないとこの作品は成り立ちません

しゃくれ警官ありがとう



花嫁の素性を探るための偵察のシーンで
あの怪しい彼女が気になる〜という歌詞の
インド音楽のリズムがすごく楽しくて
エンドロールでも流れてくれたのですが
自分の列の人のまばらさをいいことに
ついついノってしまいました

共に生きたい人のそばに帰れた花嫁
自分が生きたい人生を見つけた元・花嫁
電車のなかで夕焼けを背に
藤井風さんの「grace」を聴きながら
作品の余韻に浸りつつ帰路に着きました

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羊

4.0総合評価★4だけど、見終わった満足感は今年一番

2024年11月9日
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過激や過剰な演出はなく、心をふるわす感動の喜びや悲しみもない。迫力の映像もない、驚愕の大事件が起きる訳でもない。それでも見終わった満足感は今年一番かな。

映像 ★★★    良い
音  ★★★    良い
物語 ★★★★+0.5 とても良い
役者 ★★★★   よくぞ選んだという感じの主演女優さん2人がいい
          他の女性脇役も素晴らしい
編集 ★★★★★
粗さ ★★★★   インドの人から見たらどうか? 私は問題なし

総合 ★★★★   評価4だけど、見終わった満足感は今年一番

単館系といわれるジャンルのホッコリ作品を観たいならお勧めです。
この手の映画は、やっぱり映画館という空間で味わうのが良い。
メジャー系の迫力や刺激を求める方には不向きかも。

そうそう、冒頭で「驚愕の大事件が起きる訳でもない」と書いているが、実際には、驚愕の大事件クラスのありえない大騒動が起きている。でも、それを日常レベルの目線に落とし込んむ設定というか演出が秀逸なのかもしれない。いいね。

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くりくりぼー

5.0とってもとっても映画ぽい映画

2024年11月6日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

この映画の舞台の頃の2000年位には、こういう映画結構あったような気がするな〜って思いました。
観終わって気持ちが『いい感じ』になれる、よく出来た、とてもいい映画だと思います。
最初『このコメディどうやって終わらすのだろう』って思ってて、最後『こういう感じか〜』ってなりました。裏切られ方が『ボンベイ』を思いださせてくれました。
インド映画やってくれます。

映画としてめっちゃシッカリと作られていてます。
特にキャラがいい。とても役者の表情がいい。うまい。
主人公の周りのキャラが立ってて、彼らがうまいと『ちょっと、わざとらしくもあるかな〜』って思える演出も、その程良い、丁度良さも相まって、とっても良くなる。
最後の畳み掛けにはウルッと来ました。

『侍タイム・トリッパー』もこの映画位に説明描写を抑えていればテンポももっと良くなったんじゃないかな~っても思いました。

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93q2q2

4.5シャッフル笑

2024年11月5日
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鑑賞方法:映画館

❝花嫁はどこへ?❞

花嫁のプールとジャヤは、それぞれ夫の故郷へ向かう途中の電車の中で意図せぬまま入れ違ってしまう。ジャヤは自分の夫に促されたと思い、一緒に電車を降りたつもりだったが、それは自分の夫ではなくプールの夫ディーパクだった。途中で異変に気づくも言い出せず、ディーパクの故郷へ連れて行かれる。一方 プールも、ディーパクと思い込んだままジャヤの夫と電車を降りてしまい、夫のディーパクが居ないことに気づき、必死に探したがどこか分からない駅で迷子に。

まずはその花嫁の風習ですが、ベールで顔を隠さないといけないというのと、花嫁は皆同じ衣装なのですね。

花嫁を取り違えるってどうやって???と思いましたが、

なるほどなるほど〜笑

そら分からなくなります笑

私も

あれ?プールどこに座った?とプールがシャッフルされ、分からなくなりました笑

美しく聡明なジャヤと家庭的で可愛らしいプール。正反対な2人でしたが、見事な展開にあっぱれでした。

ジャヤの最初と最後の印象が180度変わり、最後は涙を誘いましたね。

すごく良かったです。
アーミル・カーン間違いないです。

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Qoo

4.5インドの社会問題を描きながらも、ユーモアと暖かみが際立つ一作

2024年11月4日
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鑑賞方法:映画館

新婚後の帰省中に妻と間違えて別の女性を連れ帰ってしまう……というなかなか考えにくい状況から始まる本作。人前では顔を隠さなければならない、という決まりを皮肉るコメディーなのかと思ったら、起きてしまった状況に対処する人々の奮闘ぶり、そして主人公のプール(ニターンシー・ゴーエル)と入れ替わってしまったジャヤ(プラティバー・ランター)の謎めいた行動に目が離せないドラマでした。

本作は登場時に観客が抱くであろう個々のキャラクター像を良い意味で裏切り続ける点でも巧みで、素朴な男女、プールとディーパク(スパルシュ・シュリーワースタウ)を中心に描いているにもかかわらず、かなり「油断のならない」映画でした。

中でもマノハル警部補を演じたラビ・キシャンの小憎らしさが印象的でしたが、なんといっても注目に値するのはジャヤを演じたランターで、見方によってはジャヤはインドにおける女性の人権の不条理な側面を体現しているキャラクターであるにも関わらず、ある時には良からぬ企みを巡らしているようにも見え、ある時には深い知性と思いやりの感情を発露させるなど、多様な側面を見事に演じ切っています。

これだけの演技力なのに、映画初主演とは驚きました。ある意味ジャヤのつかみどころのなさが、本作の「謎」に強い説得力を与え、それが物語全体の駆動力となっているように感じました。

暖かくて笑えてハラハラするのに「油断ならない」映画とはどういうことなのか、未見の方にはぜひ直接体験していただきたいです!

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yui

4.5インドじゃなきゃ成立しない話

2024年11月4日
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鑑賞方法:映画館

2024年劇場鑑賞284本目。
耳がでかくて目が世界一鋭いアミール・カーン製作。監督はなんと元奥さんだそうです。気まずないんか。
花嫁を取り違えると聞いていたのでてっきり顔も知らない花嫁が単身婿のところにやってくる途中で入れ替わる話かと思いきや、ちゃんと顔見知りの上で間違います。このくだりはインドでなければ無理で、取り違える経緯はイスラム圏内でもギリギリできそうですが、その後の見つからさぶりは広大なインドでなければ成立しないと思います。その後の話もインドが長年抱えている問題に端を発しており、なるほどと膝を打つ結末でした。

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ガゾーサ

4.0見失って見つけたもの

2024年11月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

行きつけの劇場で1か月遅れの公開となった本作。レビュー評価も上々で、時間もあったので鑑賞してきました。インド映画にしては、ダンスも荒唐無稽なアクションもなく、歌は控えめで尺も普通でしたが、インドらしさを満喫でき、内容も素敵な良作でした。

ストーリーは、嫁ぎ先に向かうために列車に乗った花嫁プールは、一緒に乗った花婿ディーパクが偶然隣席に座ったもう一人の花嫁ジャヤと取り違えて二人で降りてしまっため、見知らぬ駅に一人取り残されるはめになり、間違われてしまったジャヤもディーパクの家で世話になることになり、二人の花嫁は予期せぬ生活を強いられる中で自分の生き方を見つめ直すというもの。

インドの結婚にまつわる慣習を全く知りませんでしたが、私財をなげうってでも娘に持参財を持たせ、それによって妻の価値が値踏みされ、しかもそれが夫側の財産となることに、前時代的なものを感じます。設定が20年以上前のようなので、今ではどうかわかりませんが、日本もかつてはこんな感じだったように思います。名古屋の嫁入りは愛知では有名で「娘三人あれば身代(しんだい)潰れる」と言われていました。私の地元でも、子どもの頃は紅白幕で覆われた嫁入り道具満載のトラックを何度も見かけましたし、近所に嫁入りがあればお菓子が配られました。

本作は、そんな古い結婚観に疑問を投げかけ、女性の自立と解放を鮮やかに描く痛快作品です。古い慣習やしきたりに従順に従い、そこに疑問を抱かないプール。逆に、自分の生き方を捻じ曲げられることに納得がいかないが、抗う術のないジャヤ。この二人が、それぞれの価値観に一石投じる人々との出会いを通して、自分の生き方を見つめ直す姿が眩しいです。

そんな二人の姿に触れ、自分の固定観念を改める周囲の人物の描き方もなかなかのものです。中でも、嫌味な悪徳警官のマノハル警部補の鮮やかな逆襲に溜飲が下がります。ラストで、少し逞しくなったプールと、晴れて自分らしく生きる道を選んだジャヤが交わした、「あなたのおかげで見つけてもらえた」「あなたのおかげで自分を見つけた」という言葉が、とても印象的です。

主演は、ニターンシー・ゴーエルとプラティバー・ランターで、どちらも役柄ピッタリの演技に魅了されます。脇を固めるのは、スパルシュ・シュリーワースタウ、ラビ・キシャン、チャヤ・カダムら。

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おじゃる

4.0インドと女性

2024年11月3日
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鑑賞方法:映画館

プール役の方が可愛くて、一方でジャヤ役の方は凛とした美しさがあって、この2人のおかげで華やかな印象。

署長さんや、屋台のおばちゃんや、脇役もいい味だしてる。

ファンタジー映画として、微笑ましいインド映画として、視聴させていただきました。

そう、これはファンタジーです。

映画の中でも、できるだけマイルドに、花嫁が焼死とか、警察ほど怖いものはないとか、描かれてますが。

小生、数十年に亘りインドという国と縁を持ち、住んでたこともある身としては、あくまでも私見ですが、まあ、女性が決して一人で出歩いてはいけない国ですよ。

良い方も勿論沢山いますけどね!

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肉玉ぶっかけうどん

4.0久しぶりに良いインド映画に出会えた

2024年10月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

個人的に大好きなアーミルカーンがプロデュースしたという作品
(アーミルカーンには役者で参加してくれると良かったんだけど)
話としてはそんなこと実際にあるの?何にも知らないってさすがに無理あるだろって序盤の突っ込みはあるが、話が進むにつれ、そこは気にならなくなる。
2人の花嫁のうち、1人は怪しい挙動を繰り返しており、犯人目線で話が進む。
彼女の暴露する話になるかと思いきや、途中の伏線を上手く回収しながら良い方向へ話を上手くまとめた感じ。あの警官役もいい味出してた。
アーミルカーンらしい、ハートフルな結末に納得。
久しぶりにインド映画で楽しむ作品に出会えてよかった。
お勧めです。

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葉秋

3.0そんなインドの代表に叱られちゃったことがある(多分)日本のジェンダーギャップってどうなんでしょうね

2024年10月29日
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たしか北京の女性会議でお叱りを受けたことがあるような記憶。

最近も、女性差別撤廃条約批准して以降ウン十年以上ほぼ放置されてる件がやっと動き出す……かのように思われてた日本は総選挙になって結局また棚上げ(?)だとか。

日本のジェンダーギャップのどこがどうマズイか、というとサヨク系メディアや活動家のイメージがあってなぜか叩かれがちだ。

が、それはどちらかと言うとJ事務所の、日本人ならみんなが知ってた性加害が外国メディアによって白日の下にさらされたときの国際企業の対応の方が近いものがある。

人権に疎い商売は国際通商の場で許されない。まぁライバル企業を蹴落とすための道具って側面もあるのかもしれず、踏み絵みたいなもんで、各々の伝統とか歴史とかあんまし関係ないんだろう。

例えばこの映画にあったような、インドでは夫の名前を口にしてはいけない、って外から見れば「はぁ?」だが気が付かないだけそんな風習は日本にもいっぱいありそうだ。

インドだってせめて女が自分ですることしないことを選択できるようにしておかないと国際社会の場での発言権が縮小していく(もちろん日本も)。

とは言え、インドの現在の現実がこの映画の結末みたいならまだいい。聞こえてくるニュースは著しい人権侵害やら暴力やら。

「人権」なんてどっかから借りてきた言葉がなくても健康と幸福が保証された世界であれば世話はない。

この映画はつまりはファンタジーなんでしょう。カーストどこ行った?

外からどう見られるかが相当意識されてる映画のように見受けられ、これ、インド国内での興行はどうなんだろう。

可愛らしい映画だけれど、カラフルな装いの裏がこんなもんで済むわきゃないんだろうな、とも想像できるのだ。

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たちつてとん

4.5取り違えられた2人の花嫁

2024年10月28日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

萌える

思いがけない人生の行方を描く、
スカッと爽やかで温かいインド映画、
面白かった

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褐色の猪

5.0とにかくプールがかわいくて~♡

2024年10月27日
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鑑賞方法:映画館

花嫁が入れ替わるなんて、なんとも奇想天外な事件だけど、
ベールで顔を覆う風習のあるインドなら、もしかしてあり得るかも?!
と、ハラハラドキドキ、たまにムカッとしつつ、
ラストは、ホッとして、ニッコリな作品でした。

屋台女主人や警察署長や、花婿などなど、
花嫁の周りの登場人物たちが、どのキャラクターも濃くて魅力的だし、
プールとジャヤ、女性の自立がテーマだが、それぞれが違う方向性で、
でも互いに上手く絡んでいくストーリーは、素晴らしかったです。

いやぁ~、それと、とにかくプールがかわいくて~♡
とくに声!
耳に心地良くて、ずっと聞いていたくなってしまう。
彼女を観ていると、とても優しい気分になれて、ずっと、笑顔で観ていられました~。

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hkr21

4.5カーンさん、さすがです。

2024年10月27日
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このカーンさん、救いのある結末になるので好きです。

インドでさえ、こういう考え方があるのか、と。

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かし

4.0心底、間に合ってよかった

2024年10月27日
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鑑賞方法:映画館

今週公開の作品がいずれも(個人的な印象として)微妙なラインナップ。それならと、見逃している作品から高い評判を聞くこちらの作品を、行きやすい劇場で都合のいい時間帯の条件にあった本日日曜の午前中、ヒューマントラストシネマ有楽町にて会員割引で鑑賞です。公開4週目ですがまぁまぁな客入りで、確かに評判の高さがうかがえます。
インド映画は久々な私。嫌いなわけではありませんが、無意識にどれを観るかの選考から外しがちなのは確かで、この作品についても今週、数週遅れで聴いたラジオのポッドキャストで町山さんが取り上げていたことで気づき、その数日後に今度は宇多丸さんが、ラジオのコーナーの課題作品候補の一つであった本作を「宇垣さんが良いと言っていた」と紹介しているのを聴いて、ようやく調べて今日の鑑賞に至りました。
で、観終わっての感想は「心底、間に合ってよかった」。終盤はもう泣くのを堪えるので必死なほど感情を揺さぶられました。実にシンプルな展開で大枠では「こうなるのだろう」と判るのですが、見せ方はしっかり不安さや怪しさを感じさせてくれるため全く飽きないどころか、その丁寧な描き方に感嘆します。
古くからの慣習や既成概念の内にある「差別的」で「時代遅れ」な考え方を、単に「悪」として扱いそれに反発するのではなく、どの立場にも納得の合理性で「この方が良いよね」とポジティブに浸透させていきます。その結果、始めは知らない者同士で訝しがって見ていても、いつしか笑い合い、更には打ち解け合えるる間柄となっていて、観ている側にもその幸福感が伝わってきます。勿論、その要因はジャシャ(プラティバー・ランター)とプール(ニターンシー・ゴーエル)という「とあるきっかけ」で入れ替わった二人の花嫁、いやさ「女性」たち。育ちも性格も異なる二人ですが、女性ならではの「高いコミュニケーション能力」で相手の信頼を得、居場所を得るばかりか、周りにどんどんといい影響を与えていきます。一方、どうしても「システム」の中で考え、生きてしまいがちな男性陣。女性の言い分など聞く機会すら作ろうとせず、時に無言のうちに存在すら否定することも。この点、程度の違いこそあれ決してインドと言う「お国柄」の話ではなく、我々も気を付けていかなければなりません。感動してるだけじゃいけませんな。
いやはや、本当に素敵な作品でした。間に合わなかった方は配信でも悪くはありません。でも、もし間に合うようなら是非劇場で。絶対観て損はありませんよ。

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TWDera

5.0想像以上の出来栄え☺️

2024年10月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

私のインド映画史上最高傑作ですね♪
主演のプラティバ・ランタは段々綺麗に見えて来まして、終わる頃には絶世の美女でした😂

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マルキド花菱

4.0ナイス警部補

2024年10月25日
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泣ける

幸せ

えー話やなあー
20年ほど前のインドの田舎の結婚って
いまだに良く知らない人と結婚する風習なんですね
最初の方はちょっとダラダラで
これどうやって解決するの?って感じでの展開
怪しい動きのジャヤが印刷屋さんと出会って
そこから結構急展開
後半はとても楽しく観れました
なんと言っても警察官とマンジュおばさんが
助演男優賞女優賞です
ディーパク一族もみんないい人で
幸せな家庭を築いていけそう
ぜひ観てほしい映画です

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かちかち

3.5期待通りで大満足。

2024年10月25日
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幸せ

萌える

日本で公開されるインド映画はハズレがありませんね。選択の手間が省けます。踊りの無いリアルな心温まる映画でした。

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ankh

4.5自分のハンドルは自分で握るのさ

2024年10月24日
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泣ける

楽しい

幸せ

取り違えられた花嫁たちはそれぞれ花婿との絆を深められたり、自分の夢に向けて突き進むことができたりした。エェ話や~そして、周りにも影響が与えられた。片方のお婿さん一家が善い人たちで良かった。自分の利益を求め続けた警察官は1周廻ってMVPに相当するくらいのヒーローっぷりだった!

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印刷局員

4.5時代設定の妙❕

2024年10月21日
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インドの国内情勢、特に男女間や家族の力関係や学業、就労についてどうなっているのか全く分からないのですが、本作の舞台は2001年ですから、2024年のインドよりは古い価値観が支配しているのだろうということは推察できます。
その時代であっても、おかしなことには声を上げる存在であった二人の花嫁、そしてそれに巻き込まれながらも力を貸していく周囲の人々、全てが胸を打ちました!
あの警部補ですら、胸クソキャラだと思わせつつのラストの爽快感ですからねぇ~。
なんだか登場するほとんどの人たちが善人で、この手の作品は観終えた後に心がじんわり温かくなるのが最高です。
日本だってまだまだプライバシーに頓着せず人の身上に土足で踏み込む人や古い価値観に凝り固まる人が少なからずいるのですから、身分制度などが根強い国はもっと生きづらいのだとは思いますが、それでも変わりつつあることを示してくれた素敵な作品でした。
それと、ストーリーとは関係ないのですが、作品中お母さんのことを「アンマー(アンマ?)」と呼んでいたと思うのですが、沖縄の方言でもお母さんは「あんまー」と呼ぶので、意外なつながりにビックリでした。

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ニコラス

4.0アイラブユーは世界共通

2024年10月20日
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鑑賞方法:映画館

いいなぁ〜インド映画。

贔屓目かもしれないけど、なんというか邪念がないというか。

純粋なんだよね〜描き方が。

純粋に嫁を想い続け、家族が結束し、人を信じる。

なんか、底抜けにいい人ばかりみたいに描かれてるけど、まあ、希望を込めてというとこか。

そるでも、最後はホッコリ涙したくなるハッピーエンド。

インド映画、大好き♥

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ミツバチば~や