「世界中の女性に送るエールに涙が止まらない」花嫁はどこへ? 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)
世界中の女性に送るエールに涙が止まらない
時代は2001年のインド、
田舎の村を繋ぐように走る列車に中には日本と同じ様に
お日柄の良い日にはあちこちに新婚カップルがいっぱい。
その他にも色んな乗客でほぼ満員。
日本の花嫁さんの綿帽子と同じように、インドの花嫁さんも
皆、頭から同じような色柄のベールを被って顔を隠したまま。
そんなだから、主人公の花婿さんが降りる予定の駅に着く頃、
ついウッカリうたた寝をしていて、ハッと気がついた時に
大慌てでベールの花嫁の手を掴んで列車を降りたのはいいのだけど
家に着いて、家族に挨拶する段になってやっとベールを外した花嫁を見て
〜〜〜君は、誰!!??
な、事あるかい!!(笑)
あり得ない素っ頓狂な出だしの映画ながら観ているうちに、
まだ幼さの残る花嫁さんが今まで全く知らなかった外の世界に出会い
新しい自分を発見してゆく姿と、
古い因習に押し潰されそうになっていた自分を、もう一度奮い立たせて
自分の生きたい道を突き進もうとするもう一人の花嫁さんの姿。
どちらも泣けるんだよ!!ぜひご覧ください。
で、月に8回ほど映画館で映画を観る
中途半端な映画好きとしては
制作に名を連ねるアーミル・カーン!
彼が関わる映画「きっと、うまくいく」や「きっと、強くなる」は
どれも笑いの中に深刻な社会問題が散りばめられて
楽しく笑いながらも世の中の不平等や不条理に
抗う力が湧き上がる作品になってます。
映画を通して全女性にエールを送る暖かく、力強い映画です。
絶対劇場で観てほしいです。
キレイな涙で、勇気を与えてくれること間違い無し!!
コメントする