「向日葵の約束」花嫁はどこへ? uzさんの映画レビュー(感想・評価)
向日葵の約束
インドの文化や価値観が分からないこともあり、飲み込みづらい部分はあったが、なかなか楽しめた。
取り違えに関しては、(あんなにみんな同じベール被るのかは不明ながら)自然な流れ。
靴は見えなかったが、夫側の顔やスーツも似通ってたし。
話はディーパク、ジャヤ、プール、警部補(署長じゃないのね)の視点で描かれる。
分かり易いクズであるジャヤ側の夫は一旦フェードアウトし、悪者ポジションと察する。
流れ自体はよいのですが、中盤がちょっと退屈。
挿入歌で心情を語りつつダイジェストを見せる演出は特にインド映画では定番ですが、サスガに多い。
一方は村の中、もう一方は駅の中がほとんどなので画的な変化にも乏しい。
コメディ部分もクスッとする場面は多いがやや弱かった。
ディーパクのちょっとした一言からプールが警察を嫌がったりなど、細部の構成は上手い。
ジャヤの秘密から夫婦の再会の流れは爽快。
警部補が急にいい人になりすぎだけど、賄賂はがっぽり懐に入れてるからギリ許容範囲かな。笑
煩くない程度に社会的なテーマが入ってるのも良い。
ジャヤの将来の旦那候補の匂わせも丁度いい。(通訳からの「お前も行け」は笑った)
視点が分散したぶん、関係性の掘り下げが浅めなのは残念。
特にディーパクとジャヤはもっと絡んでほしかったし、議員関連と足が無いフリをしてた男は不要では。
ただ、勧善懲悪かつその他のキャラが全方位ハッピーエンドな結末は後味よく素敵です。
コメありがとうございます。
私は結構色々満足な良い映画で休日を過ごせました。
インドええやん、2時間で見られるコンパクトさも優しいしw
個人的には取調室でママんが歌ってた劇版が好きです。