「よ、名裁き!」花嫁はどこへ? bionさんの映画レビュー(感想・評価)
よ、名裁き!
最後は嬉し涙ですね。心の底からエールを送りたくなる。
花嫁の取り違えなんかあんのかい?
その疑問は早々に解消される。婚礼が重なる大安吉日、花嫁の顔はベールで隠されていて、所狭しとぎゅぎゅうに乗客が詰められた列車の中。勘違いと一縷の望みが重なり取り違えが起こってしまう。
インドの闇とも言える持参金殺人。娯楽作だからさらっと問題提起するんだけど、観客の記憶に深く刻み込まれる。上手いよね。
世の中には鬼や狐狼もいるが、救いの仏もいる。コテコテの人情話ではあるんだけど、花嫁2人の気持ちに自然とライドしてしまうシナリオ。特にジャヤを応援したくなる。
警官は信用ならない。インド庶民の共通認識が伏線となっております。
よ、名裁き。
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