「自分の人生は自分のもの。それは自分の手で開くもの。」花嫁はどこへ? たつのこさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の人生は自分のもの。それは自分の手で開くもの。
こんなにも見事にハッピーエンディングを迎える作品って中々ないんじゃないでしょうか。清々しく幸福感に包まれた心温まる映画でした。
取り違えられた二人の花嫁だけど、帰りたい花嫁に帰りたくない花嫁と対照的な二人。それは偶然が生んだ出来事だったけど、その時間はむしろ必然であったかのようにとても大切な時間になりました。
見ず知らずの土地で過ごすうちに見つける自分の新しい可能性と勇気を持って行動する事の大切さを爽やかに描いていましたね。
周りの人たちに助けられながらも、周りをも笑顔にさせる二人。
インドの理想の花嫁像がどう言うものか知らないですが、自分の手で未来を切り開こうとする二人の花嫁が愛しくなります。
プールとジャヤ。
二人の花嫁が本当に可愛らしかったですね。
そしてそれぞれ迷い込んだ土地での交流がまた温かい。
プールが嫁ぐはずだったディーパクとその家族たちとジャヤ。
屋台を営むマンジュと駅に住みついているチョトゥとプール。
このそれぞれの出会いが二人を明るい未来に導いてくれました。
そして最初は賄賂受け取ったりして悪徳警察官と思ってたマノハル警部補が見せてくれた痛快劇。
ジャヤに言う「しっかり学べ」が温かかったです。
かん違いに始まった二人の花嫁の結末に笑い泣き幸福感でいっぱいです。
いい映画を見ました
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