ロングレッグスのレビュー・感想・評価
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期待してた割に…
ニコラス・ケイジと認識するまで時間がかかった
フィクションなので野暮なことは言いたくは無いが、黒魔術?によって簡単に人を操れる感じや、安易なジャンプスケアが好みではなかったかも。
主人公の幼少期のトラウマや半分超能力者というのもその影響なのだろうが、物語を都合よく進めるための設定にしか感じられなかった。
主人公はイット・フォローズのあの子?当時はもっとふっくらして血色が良かったイメージがあったけど、あんな感じになったんだと驚き。(役作りなんだろうけど)
ロングレッグズがニコラス・ケイジだとわからるまで少し時間を要したが、それほど作り込んだ人物設定だったし、ああいった怪演をさせると流石に一級だと感心させられた。
あれで死ねるってビックリだが、相変わらずの美声に酔いしれたしw
一番怖かったのは母親。
洗脳させられたビー玉みたいな目って白人特有の武器だと思う。
肩透かし
あしながおじさん
予告編で期待すると大抵失望させられるパターンが多い。本作は失望とまではいかないが、やはり期待外れの感は否めない。
悪魔とか幽霊なんて架空のものはもはや大人にとっては子供だまし。この世で一番恐ろしいのは人間なんだからその人間の恐ろしさを描いた方がもっと怖くなっただろうに。
悪魔崇拝の話とかになると物語が途端に絵空事のように感じられてリアリティがなくなり、恐怖感も薄れてしまう。
ニコラス・ケイジ主演で同じような作品が過去にもあった。「ノウィング」という作品。あれも中盤まではすごいミステリーサスペンスだと思って見てたけど、結局はノアの箱舟を描いた宗教色あふれる展開になってしまってがっかりさせられた。なんだ結局は宗教映画かと。思えば歴史的大傑作の「ベンハー」もそうだ。でも「ベンハー」はその描かれるスペクタクルがすごすぎてその宗教色に関わらず全世界に受け入れられたけど。
本作もそれらの作品に近い。中盤まではすごい思わせぶりな展開で観客をぐいぐい引っ張る吸引力は見事だ。ただ終わってみればやはりただの悪魔崇拝、魔術による殺人、悪魔降臨のためのアルゴリズムの完成みたいな、とてもリアリティのない絵空事で終わる。
ロングレッグズなる人物がなぜあのようなことをしたのか、リーの母親がなぜ彼にあそこまで加担するほどに追い詰められたのか、母親が置かれた社会からの孤立の状況を、ロングレッグズがあのような犯行に至る状況を描いて人間社会の歪みが彼らを生み出したことを描いていればより深みのある作品になっただろうに。登場人物のキャラクターの掘り下げが足りないのが本作の致命的な欠点。
本作のビジュアルイメージは確かに素晴らしい、だがビジュアルにばかりこだわると中身が大抵追い付かない作品が多い。
リーは幼い頃ロングレッグズに出会った。彼女は彼に見初められ、彼は母親の協力を条件に彼女の命を奪わなかった。彼女の代わりに他の少女たちの命を奪い続けた彼は彼女にとって自分の命を救ってくれたあしながおじさんのような存在だった。
前作の「ドリームシナリオ」に続き今回もアカデミー賞クラスのニコラス・ケイジの幅広い演技力が堪能できて満足。次はテリファーにあの白塗りで出てくれないかな。
主演のマイカ・モンロー、最初はだれかわからなかった。随分しぼられて精悍な感じになっててすごく良かった。
ちなみに悪魔崇拝というが、トランプ支持者のキリスト教原理主義者の中には世界がアルマゲドンで滅亡して自分たち神に選ばれた者だけが復活出来ると本気で信じてるものもいるという。その前提として世界を亡ぼすべきだと考えてるらしい。だからトランプを支持したのだと。ある意味悪魔崇拝よりも恐ろしい。
3月"14"日公開
ニコラスケイジが殺人鬼役、
予告は1番最初のだけ観ている状態だったので、ニコラスケイジがどんな姿なのか分からないまま観にいきました
ニコラスケイジがどんな姿でどんな演技をしてくれるのかと楽しみにしていました
ホラーのシーンが超怖い
最初の雪のシーンからビックリした
オープニングも所々に変な画像が映し出されてこれヤバいなってその段階で思った
ちょっとなめてました…すみません
その後もホラー演出は止まりません。
この映画、音の使い方が超上手
不快な感じの音もあるし、驚かせる音もあって超怖かった
あとこの映画が3月"14"日公開なのが怖さを倍増させてました。
公開初日に観にいけてよかった
ニコラスケイジの演技も最高でした。
どのシーンでも演技が超怖くてヒヤヒヤドキドキが止まりませんでした
最初のシーン、机に顔を…のシーンとかも怖かったけど
ラストのハッピーバースデー歌ってる時は、怖すぎてもうずっと震え上がっていました
ストーリー的にはこれは僕が悪いのですが、ラストの展開と似たような映画を観たことがあったので、ちょっと期待外れだったかな…
似たような感じといってもお母さんが実は…っていう展開もあったから全く同じというわけではないのですが、鑑賞後何か物足りない感じになりました
何が足りないかなと考えた時にやっぱりニコラスケイジがもっと観たかった!
さっきも書きましたけどニコラスケイジが最高だから、あのヤバい感じをもっと観てみたかったなと思いました
清水崇監督曰く「見終わった後、もやもやしますネ、」
アフタートークで、清水さんの感想は 中学生の妄想かっ!っていう中ニ病的映画だそうです。
ストーリーは 広げるだけ広げて 伏線回収もなく、
結局終始つかなくなって 犯人は◯く◯にしてしまって て
結局 胸くそ悪い映画だったよ。
インディーズのホラー映画、過去10年で最も観客数があったの前評判、
誰が何と言ったとしても 、私が面白くないと感じたのは おもしろくナイ!
「アノーラ」のアカデミーもありえない!
まさかの悪魔崇拝者
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《試写会にて鑑賞》
ジャンプスケアがあるサイコホラーを堪能。
ニコラス・ケイジの怪演が見事!
店番の女の子に“キモ男”呼ばわりされていた
シーンは面白くて笑いました。
音響とカメラワークも素晴らしいです。
『羊たちの沈黙』『セブン』『CURE』
『ゾディアック』などのオマージュあり。
頭を撃ち抜くシーンがかなり好みでした。
血飛沫の赤黒さや腐敗した遺体に
虫が沸いていたりとグロい描写もあって
楽しめました。
そしてなんといっても
リーの半超能力者設定がカギとなります。
また、悪魔の象徴であるヤギが10匹いますので
探してみるのも面白いです♪
中盤あたりから
予想していなかった展開に…!
エンドロールの流れ方も意味深で
最後まで不穏感ある作品でした。
本日はありがとうございました。
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お前は、許されて成長した。
極東の尻尾を失くしたエイプの国では、このような内容の曲は決して聞くことは出来ない(いやらしくサビの部分だけならね!?)。
1979年にBlondieがカバーしてたけどデボラ・ハリーがエフェクトを使わずに珍しく音を外してはいなかった。本作『ロングレッグス』は、リリックの一部をオープン時のテロップに載せている。
Well, you're slim
And you're weak
You've got the teeth of a hydra upon you
You're dirty sweet
And you're my girl
T. Rex (1971)
この後、歌詞には、このような言葉が続いている。
Get it on
Bang a gong
Get it on
何故?映画製作者は冒頭のテロップに♪Get it on の一部のリリックを使ったのかというと...
映画の悪役 "ロングレッグス" とグラムロックの美学とのつながりを確立するために歌詞は、登場人物の暗く、ほとんど悪魔的な底流をほのめかしており、映画全体の不穏な雰囲気と一致している。 本質的には、歌詞は殺人者の邪悪な性質を予感させるものであり、潜在的に危険なエッジを持つロックンロールのペルソナと視覚的に結び付けられている。それと
"Bang a gong" が歌詞の一部だと知らなかったのか?35年半、アメリカに住んでいた人が、「ゴングを鳴らせ」って訳していたけど、他の方の訳も「始めようぜ、派手にやらかそう」や「始めようぜ、激しいやつをさ」って、なんか全てが本当のことをはぐらかせて的外れなような... それはいいとして
Senior Agent: You beat that numbers generator eight
times. How'd you do that?
Agent Harker: I also missed it eight times.
Senior Agent: Half-psychic is better than not psychic
at all, I'd say.
捜査を含めて何時でも何処でも感情を表に出さない無表情なハーカー捜査官... "Zodiac Killer(Longlegs)" による暗号文の解読中にその彼女が唯一と言っていい程、笑顔で電話をする。その相手とは?
Tell them how you got this
How it came into your hand
I'll cut off her hanging milk tits
and bleed your mommy dead
日本の警察の汚点にも通じる宗教に関する取り組み方は、アメリカでははっきりとしている。それは、ブラウニング捜査官のこの言葉より
So far, there's no physical evidence that Kobble has ever
killed anyone. I mean, he worships the Devil, that' for sure,
but in the United States of America,
he's allowed to do that.
新人FBI捜査官ハーカーの存在が、犯罪ドキュメンタリーの美学と心霊術に支配された迷信... そして悪魔主義フィルム『セブン』のような犯罪捜査における苦悩を混ぜ合わせ、"Video nasty" と呼ばれる1980年代に現れた低予算のホラーやエクスプロイテーション映画などの多くの映画に見られる存在がニコラス・ケイジ演じるロングレッグズが連続殺人犯ゲイリー・ヘイドニックからインスピレーションしたものを具現化したバッファロー・ビルを投射したような人物像がす〇こまし大統領(失礼、下品で)の肖像画から同じ時代に活躍した『羊たちの沈黙』のクラリス・スターリング捜査官ようにハーカー捜査官は対峙する羽目になってしまう。
ハーカー捜査官を " Half-psychic " にしたことが重要なカギとなる。それは
演出された意味不明な検死写真のスライドショーに補てんとして警察への通報の録音を聞かせることで、さらなる不安感をあおり、血しぶきが舞い、血みどろのシーンや高次元なギミックによる腐敗や切断シーンは、どす黒い紫がっかた赤で、その色が表す悪魔的なイメージがモンタージュ効果の一種 "クレショフ効果" でさらに強調されている。視聴者を虜にするのは不気味な "big bad wolf" というグリム童話だけでなく、いろいろな民話に登場する悪の象徴であり "nasty stuff" による非常に有害で不快、そして悪意そのものの存在が度々カットインする為に!?
悪魔が人々を神から引き離そうとする目的は人々が信じるように教えられていることと、"恐怖に無力である"ことの間のギャップで繁栄している。だからそれがロングレッグズ演じるニコラス・ケイジが早い段階で犯人とわかっているのに、なぜかFBIの捜査自体が役に立たないように見えて常に映画視聴中について回る。
狂気の限界に挑んだニコラス・ケイジ...これ以上、本作で狂気を演じてしまうとコメディになったしまう恐れがあった... けど映画を観終わってからはウェブスターの小説『Daddy Longlegs(あしながおじさん)』を悪魔的に悪意を持って描いていたのかもしれない。しかしながら、オカルトティックにシフトしていくプロットのおかげで、どのように殺人が行われたのかの謎解きの部分が無くなり、個人的には白けてしまったのが本音のところ... ケイジさんのお言葉がさらに追い打ちを
In an interview with IndieWire, Cage said “I know that
the phone's going to be ringing off the hook to play
serial killers after 'Longlegs. ' And that's not really what
I like to do. I don't like violence. I don't want to play people
who are hurting people.” 2024/08/28の記事より
※余談として
南の島にいた時、韓国人の経営する土産物屋に家賃ただ、電気代も水道代もただ... ただほど好きなあたしには絶好の住み家となったところがあった。何とその店舗看板に...
"Dong Bang Plaza" の文字が。この "Dong Bang" は韓国語でイースト・サイドという意味らしいけども
笑うに笑えないし、注意するのもすでに登記済みだし、あたし居候でしたので
幸いなことに何も知らないアジア人観光客が相手でした。
悪意のある話を失礼しました。(※オーナー夫婦は、脱税逃れのためにだけで腰掛け程度にその国にくらしていた。だからなのか?あたしが出て行ってから2~3年後に従業員のマレーシアン夫婦に格安で譲渡している。当事者のマレーシアンの旦那の方はおバカさんでいい加減な男だったけど奥さんの方はしっかりしていて開店から店が終わるまで食事休憩を除いて椅子に座ることもなくヒールを履いて立ち仕事をしていた。まぁ、マレーシアンの印象を180度大きく変えた女性で店全体を任されていた。始めから謎だった彼女の働きぶり... 彼女は端から韓国人オーナーが腰掛け程度と読んでいたフシがあった。"Dong Bang Plaza" は現在は名前を変えているかは消息が取れないので)
そんなこんなで
Hail Satan !
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