「謎のロングレッグス」ロングレッグス なつ F列さんの映画レビュー(感想・評価)
謎のロングレッグス
う〜ん
なんというか、いや、そうやならんやろって気持ちが大きい作品。
あと、画面が暗い。
画面が暗くてよく観えないってストレスになるんだよね。
事前情報を入れてなかったので、キモいおっさんが出た時「it」とか思い出しちゃってそれ系とか思いながら視聴。
当然、この少女は死んでるだろうなぁとか思ってたりするよね。第一村人はだいたい死ぬってのがホラーの鉄則だったりするし。それにしてもキモい。
後々にこの少女は主人公だと知るのだけど、謎の力を持ってたりとなんだか怪しい。
直感?どころか超能力だよ、あれは。
なんとなく、謎パーツもちらほら。
母親との電話に「なんですぐ出ないの?」なんて執着したワードを使ってみたり、上司の娘の「子供でいて欲しいみたなの」とか。仔牛の足を縛るとか子供らしくないことをいうなぁ。でも意味深である。
十字架の下、家族を殺してる映像もなるほどな〜って思う。
しかし、肝心の「ロングレッグス」がよく分からない。
悪魔信仰してるみたいなことがわかるが、その間何故その事件が「ロングレッグス」の仕業として成り立っていたのか。そもそも、あしながおじさん。なんでそんな名前ついてるの?
唯一生存してた少女も人形の脳(ボール)を壊したら死亡。うぅ〜ん。
ロングレッグスを捕まえたはいいが共犯者が発覚。
まさかの母親。
なんで母親だと思ったのか、リーの記憶の彼方に残った記憶が戻ったのか。
ついに真相を知る。
魂のこもった人形を作るロングレッグスがリーに出会う→リーを守るため母親はシスターになりきり他の家庭へその家の少女に人形を送る→父親による一家惨殺。
その図式が本当に分からない。
ロングレッグスはいつから何のために人形を作ってたのか、なぜたまたま母親が運び役に選ばれたのか。
惨殺するのは何故父親なのか。
何故誕生日プレゼントだったのか、頭に入ってたのは心?
地下にいる男とはロングレッグスのことだろうけど、まだいたのかな?サタン的な。
結局、2人ともサタン万歳でお亡くなりになるので、母親は元々だったのかロングレッグスのせいなのか悪魔崇拝者だったという事実もよく分からずモヤっとする。
最後、上司の娘の誕生日に向かうが時すでに遅くぼんやりと人形によりそう娘、キッチンで起こる惨劇、動じず再び人気の側に座る娘。
母親を撃つリー。
「ロングレッグス」という謎の怪物のような殺人鬼を連想するワードでかなり期待したのだが、あまり恐怖の象徴として扱われる事なく、むしろリーの謎の力の方が不思議でわからん!って気になっていろいろ頭に入ってこなかった。途中から、その能力使ったっけ?
曲はとても良かった。
悪魔崇拝者のロングレッグスが特級呪物の呪い人形を作って娘の命を守るために代わりに他の少女へと母親が送り込み悪魔崇拝者になる。そして娘に執着し続ける。
そんな話でOK?
そんな彼らが亡きいま、街に平和が残ったのかしら。
本当にあっさり死にすぎ問題のせいで、嫌なモヤモヤが残る作品。