「どうしてそうなるのか。」ロングレッグス ちさここはるさんの映画レビュー(感想・評価)
どうしてそうなるのか。
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朝の情報番組で、アメリカで話題沸騰!かの羊たちの沈黙を超える怖さ!あのニコラス・ケイジ主演でサイコキラー!
誰だってそそられるじゃないですか。あのニコラスさんですよ?
この作品の前に主演した映画よりも高評価だったけど、レビューの蓋を開けたら…
意味深な事件と犯人の記憶は確かに羊たちの沈黙っぽい気はするが、中身は似て非なるもの。いや、宗教は同じか?
全編通して、残り30分までが長い。主人公が特殊能力者並みに発揮して解いていく。
薄々と出ていたけども、主人公の母親が宗教家です。ロングレッグス(ニコラスさん)に襲われた時に、娘だけは助けてと望んでから共犯者になります。次第に闇に飲まれる母親は心酔していきます。これは娘のためだからやってもいいことなのだと。
んなわけあるかい。
ロングレッグスは取調室で自殺を図ります。死んだかはわからないです。
何よりもわからないのは彼の動機。レクターとは違うのです。幼女だった主人公に惚れたとかなら分かりやすいかもしれませんが、一家惨殺に至る経緯。
一時間40分ちょいある作品ですが、羊たちの沈黙より軽く、中身の脚本も軽いです。
カルトを出されようが、闇魔術を出されようが、宗教を出されようが。
圧倒的にニコラスだったことしかわからないのです。脚本を食ってしまっている…
サタン、ばんざい!
…んなわけあるかいっ!
ニコラスさんが好きな人ならきっと、これ、ニコラスさんじゃなくてもよかったんじゃあ…となることでしょう。わたしは主演を知らなかったら鑑賞してません。もはや、この時点で、多分制作側の勝ちなのかもしれません。
カルト×宗教×ニコラス・ケイジ
そそられちゃいますよね。
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