「『羊たちの沈黙』を観ていたと思ったら」ロングレッグス 作務衣もんさんの映画レビュー(感想・評価)
『羊たちの沈黙』を観ていたと思ったら
『羊たちの沈黙』を観ていたと思ったらいつの間にかアリ・アスター作品の世界に続くトンネルをくぐっていた
そんな気持ちになったのは私だけじゃないと思うのだけど、どうかね?
ある事件をきっかけにFBIは新人捜査官リーが超能力めいた第六感を持っていることに気がつく
そこからロングレッグス事件という長期未解決事件の担当になるリー
このロングレッグス事件
母娘を殺害した後に父親も自殺するという一見
無理心中にしか思えない事件なのだが、そこには同じサイン入りの暗号文が残されているのだった
現在のリーとロングレッグス、そして少女に近づく過去のロングレッグスの光景が非常に魅力的なビジュアルで描かれていく
特に映画のファーストカットを担う過去の映像が良いんだなぁ。この映像の質感で一気に引き込まれた人も多いことだろう
サイコサスペンスを匂わせて進むが、ジャンル分けをするなら明らかにホラー寄り
とある理由から続編の姿が私には想像できないのだが、一作だけでもこのロングレッグスという
キャラクターは新しいホラー映画のアイコンになること間違いなしだと思う
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