少年と犬のレビュー・感想・評価
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ここにいるよ
2025年映画館鑑賞31作品目
3月30日(日)イオンシネマ石巻
6ミタ0円
原作は『不夜城』の馳星周
監督は『明日の食卓』『護られなかった者たちへ』『とんび』『ラーゲリより愛を込めて』『春に散る』の瀬々敬久
脚本は『糸』『太陽は動かない』『護られなかった者たちへ』『ラーゲリより愛を込めて』『ディア・ファミリー』の林民夫
大好きな少年を求めて犬が岩手から熊本まで旅をするロードムービー
それだけならありがちな話である
岩手宮城ずいぶん飛んで滋賀
滋賀から兵庫島根福岡熊本
宮城から滋賀が気になるところ
アナザーストーリーとしてこれとは別に動画配信されるのだろうか
少年が飼い主ではないというのも変わっている
前世の繋がりではないかというスピリチュアル
既視感も窃盗団の運転手とデリヘル嬢という馳星周テイストで子供向けなわけがない
原作は感動したのに脚本が駄目だというレビュアーも何人かいるが自分は馳星周作品をもう読む気はない
僕は充分感動した
涙が溢れた
一応愛犬家だからだろう
居眠り運転のトラックに轢かれて幽霊になりながらも犬と旅をする和正
美羽には見えるわけで会話もするしビンタもする
ツッコミどころが多いらしいがそういう目的で映画を観る趣味は自分にはない
『早乙女カナコの場合は』に続いてまたチョイ役で登場した吉岡睦夫
どんだけ日本映画業界に愛されているんだ
笑う場面じゃないけど笑っちゃったよ
バスの子供は長髪の少年に見えたが少女だった
星の図鑑を届けたくれたお礼に成人女性に焼肉を奢る小学生の女の子
ムショから出てきたばかりと聞きビビる女の子
それにしても岩手でも熊本でも震災を経験するなんてどんだけアンラッキーなんだ
そんな人いる?
あと一ノ瀬ワタルってTBSのクイズ特番で場違いと思えるほど圧倒的な存在感だったけどどうせならついでに粗品と江頭を格闘技で懲らしめて欲しかったシャレになる程度に
配役
宮城の窃盗団で運転手として働いている中垣和正に高橋文哉
和正の幼少期に大西湊
飼い主と逸れたシェパード犬の多聞にさくら
恋人を殺害し山林に埋めたデリヘル嬢の須貝美羽に西野七瀬
和正の姉でコンビニで働いている中垣麻由美に伊原六花
和正の母で認知症の中垣洋子に手塚理美
和正の父で癌で他界する中垣正夫で益岡徹
和正に運転手の仕事を手配する先輩の沼口正に伊藤健太郎
外国人窃盗団のメンバーで日本語が堪能なため通訳も兼ねているアーヤに嵐莉菜
美羽の恋人だがギャンブル狂で女にだらしない森口晴哉に栁俊太郎
晴哉の知り合いで粗暴な性格の木村龍一に一ノ瀬ワタル
デリヘルの店長の柳田に渋川清彦
美羽の母の須貝泉に美保純
美羽の妹の須貝美久にさかたりさ
滋賀の獣医の鈴木に眞島秀和
山奥で一人暮らしをしている猟師の片野弥一に柄本明
熊本の獣医の前田に江口のりこ
多聞が探している少年で東日本大震災のショックで笑顔が消え喋れなくなった内村光に木村優来
光の幼少期に新田尚央
釜石から妻の実家の熊本に引っ越してきた光の父の内村徹に斎藤工
光の母の内村久子に宮内ひとみ
光の祖母に原日出子
東大を出て宇宙飛行士を目指す夢を語るバスで塾に通う小学生の女の子に鈴木唯
デリヘルの客に吉岡陸雄
デリヘルの客に足立智充
美羽の弁護士に片岡礼子
釜石に住む多聞の飼い主の出口春子に水木薫
コンビニの店員に前田悠雅
窃盗団のメンバーに丸山佑亮
窃盗団のメンバーに泉拓磨
窃盗団のメンバーに須森隆文
窃盗団のメンバーに宮本和武
窃盗団のメンバーに飯田芳
窃盗団のメンバーに藤田啓介
外国人窃盗団のメンバーにヤセル
外国人窃盗団のメンバーにハイダー
ただただ犬の出来が素晴らしい
ズバリ最悪でした私の記憶では草彅剛様の日本沈没以来の最悪の作品でし...
R指定無しでいいの?
前半は窃盗、暴力、殺人、デリヘル…描写あり。
ただの犬と少年と犬の心温まる映画だと思って子供連れて見に行く人もいると思うので注意。
雪があるのに薄着だったり、ちょっと気になるシーン多めでした。
後半は泣けました。
原作とは少し違って、オカルト的なストーリー展開
馳星周さん怒ってませんか?
後半の追い上げがすごい
2025年劇場鑑賞100本目。
エンドロール後映像無し。
被災地泥棒が主人公と知って下手なヤクザより最低な人間だと好感度マイナス100に。犯罪現場に犬連れて行くのもホント嫌で、途中から出てきたヒロインもなんか絶対ヤベぇことしてるし、犬映画としては斬新なんだけど、泣けそうにないなこれ、と思いながら観ていました。少年っていうには高橋文哉年いきすぎだろ!
転機は全く農家が似合わない斎藤工が出てきてからです。ここらからやばい、ちょっとこの後の展開想像しただけで涙でてきました。少年も出て来て安心。
もしかしたらこれ実話なのか?と思っていたのを完全に否定されながら後半は泣きっぱなしでした。西野七瀬はあなたの番ですの頃に比べて上手くなりましたね。
あと悪い夏と同時に毎熊克哉またクズやってると思ったら毎回毎熊克哉と間違えるでおなじみ柳俊太郎でした。
原作読んでません
犬と人間は魂で繋がっている
*犬(ワンコ)と人間の深い愛情と信頼関係は一生忘れないもの。そしてワンコと出会った人たちは、魂で繋がる、ワンコは無償の愛をくれる。そして人たちは何が何でも前を向いて、まっとうに生きようともがくんだ。 多聞は出会った人たちに深い愛を注ぎながら、ずっとあの時出会った少年の事に思いを馳せている。 *では多聞はどうして東北から熊本まで行けたのか?それは魂で繋がった守護霊がいたから!! 私はなんだこりゃ??とは思わない、こんなストーリーが無いとは言い切れないからだ。多聞はこう言う魂を持ったワンコだったのだ!! *そして衝撃のラストに涙を流さずにはいられなかった!!
*余談ですがかつて私たちは保護犬と生活した事があって、慣れるまで凄く大変だったけど、愛情と信頼関係が築かれれば、そのワンコは精一杯愛をくれた!夫婦げんかをすれば間に入り込んで仲裁してくれるし、認知症ぎみでヘビースモーカーの義父が小火を起こしそうになった時はいち早く教えてくれた! *犬友のゴールデンRのワンコは友人の夫が大怪我をして記憶を一時的に記憶を失った時もずっとリハビリにつきあってくれたり、そのワンコは人間に見えない何かが見えるらしく、マンション選びの時もそのワンコの落ち着いていられる所を選んだとか。その他にも犬友の 魂話 はけっこうある!信じるか信じないかはあなたしだいです!!!!
少年と犬の国のアリス
原作も読んでいたし、それに犬。これまで犬、狼、そういえば馬の映画もあったが、泣けなかったことはない。
でも今回の作品はいままでのどの映画とも次元が違った。感動を高めるような泣かせる作劇の定石(クリシェ)がことごとくはずされる。劇中音楽(車の中でCDを聞く、セレモニーの会場でマイクに向かって即興で歌うなど)を除きほとんど音楽はない。人物が悲しい結末におちいったとしても過剰な説明もさける。犬への擬人的な感情移入を誘う描写もない。極めつけは、ロードムービーへの展開かと思われる手前で主人公の一人が消える(アントニオーニの映画のように。もちろん違う形で再生するのだが)。期待する感情の流れがストイックに抑えられるのだ。まるでそういうことを描く映画ではないのだというように。
たしかに冒頭にはっきり示されていた。同級生に疎ましがられ、他のみんなみたいに塾帰りにお迎えもない見知らぬ小学生がバスの中で、宇宙図鑑をひとり読んでいる。通路を挟み隣にいる美羽は何を感じたのかその女の子に話しかける。いくつかの会話の後、女の子の問いかけに答えるように美和は語り始める。多聞という犬の物語を。どこからきてどこへいくのかという問いへの答えを。私たちが見るのは、偶然に出会った女の子に美羽が語る物語なのだ。語り口は不自然なときも共感をさかなでするときもある。しかしこれは過酷な過去と犯した罪から立ち直り再び生きなおすために回想し語りなおさなければならない物語だ。その物語はあまりにもせつないが、なんと輝いている事だろう。
ラスト、物語を聞き終えた女の子は石段を登って帰っていく。まだ幼かった多聞が少年と遊んだ公園を美羽は眺める。このシーンは見事だと思う。なぜならそこに(たぶん私たちも画面の中にさがした)シェパードの姿がなかったから。涙が溢れるのを押さえられないでいるとテーマ曲が静謐に流れクレジットタイトルが始まった。
消費されて終わる映画だとはとても思えない。数十年後にも残る映画に違いない、少なくとも私は忘れない、と確信し映画館を出た。女の子と美羽がさいごに語り合っていたあの焼肉のお店、そういえば、こういうことが自分にとっての幸せだと美羽はあの頃はずかしそうな瞳で言っていたのを思い出した。
人生に救いはあるのか。
西野七瀬の抜け感
冒頭、バスで小学生に突然話しかける設定は不自然だったが、西野七瀬が演じた語り手の美羽がふわっとしていて何か良かった。辛い境遇を乗り越えた不思議な透明感をまとっていて。
回想シーンでの美羽の「ガソリンがなくなるまで西へ」ってセリフ、刹那的だけど、何かいいなあ。西田敏行の映画「星守る犬」では手持ちが尽きるまで(命が尽きるまで)北に走っていたね。何も疑わない犬と。
人はたいてい普通に犬が好きだろうけれど、この映画の登場人物たちにとっての犬は、人生に必要不可欠な存在。こんな濃い関係性は私にはないので、うらやましい。
犬が見たいので、予告編から楽しみにしていた。「人生で一度だけいいことがしたい」と印象的な発言をする彼が犬の多聞を南まで連れて行くのか?ロードムービーか?期待は膨らむ。
ドラマや映画の柄本明の出演率は非常に高い。いいんだけど、既視感がね〜
物言わぬ犬と人との繋がりに感涙必至
直木賞受賞作の映画化
震災で離れ離れになった少年を追って途中で様々な人に出会いながら岩手から熊本まで旅したシェパードの物語。映画向けに少し脚色されているけど原作の中の数パートを実写化でよく出来てると思う。物言わぬ犬と人との繋がりに感涙必至。ハンカチのご用意を忘れずに。
なんだけど、主人公のキャラ設定がなんだかなぁ。なんでこんな陽キャラにしちゃったんだろう。これがなければもっと良かったんだけどね。とはいえほぼすっぴんの西野七瀬はすごい良かったです。和正が語りべの幽霊となって出てくるのも(原作にはないけど)良かったと思います。
馳星周といえば不夜城をはじめとする犯罪小説の大御所ですが、実は愛犬家で犬にまつわる小説も4作あってどれもすごく良いんです。「雨降る森の犬」映画化してくんないかな。
犬の多聞の演技が素晴らしい…!
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