「物言わぬ犬と人との繋がりに感涙必至」少年と犬 ぎんぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
物言わぬ犬と人との繋がりに感涙必至
直木賞受賞作の映画化
震災で離れ離れになった少年を追って途中で様々な人に出会いながら岩手から熊本まで旅したシェパードの物語。映画向けに少し脚色されているけど原作の中の数パートを実写化でよく出来てると思う。物言わぬ犬と人との繋がりに感涙必至。ハンカチのご用意を忘れずに。
なんだけど、主人公のキャラ設定がなんだかなぁ。なんでこんな陽キャラにしちゃったんだろう。これがなければもっと良かったんだけどね。とはいえほぼすっぴんの西野七瀬はすごい良かったです。和正が語りべの幽霊となって出てくるのも(原作にはないけど)良かったと思います。
馳星周といえば不夜城をはじめとする犯罪小説の大御所ですが、実は愛犬家で犬にまつわる小説も4作あってどれもすごく良いんです。「雨降る森の犬」映画化してくんないかな。
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