劇場公開日 2025年3月20日

「一匹の犬が多くの人を幸せにさせる感じの作品。 本年度ベスト級。」少年と犬 イゲさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5一匹の犬が多くの人を幸せにさせる感じの作品。 本年度ベスト級。

2025年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

号泣映画を期待するものの、涙腺はあまり緩まず。
でも作品を通じて心に染み渡る暖かい作風が素敵だった。

西野七瀬さん目当て。
ほぼノーメークな感じの自然の姿が美しく印象に残る。
でも彼女の職業が想定外だった(笑)

高橋文哉さん演じる和正。
西野七瀬さん演じる美羽。
シャパード犬の多聞(タモン)。
この2人と一匹の犬を中心に展開するストーリー。
和正と美羽には黒歴史があるものの、多聞といる内に新たな人生を歩んで行く感じだった。

終盤からファンタジー要素を取り込んだ展開が続くんだけど、やり過ぎ感は否めなかった(笑)
本作のタイトルはこの終盤の為に付けられた感じ。

舞台は宮城県から滋賀県。そして熊本県へと徐々に南下して行く展開。
熊本県の出来事は想像もして無かったけど、本作の重要なピースとなっていてナルホドの設定だった。

想定外だったのは、結構人が命を落としてしまう展開。
特に美羽の過去の出来事は衝撃的だった。
でも、その時に多聞と出会えた事に運命を感じる。

多聞役のシャパードが素晴らしい演技でメイキング映像が見たくなる。

脇を固めた伊藤健太郎さんや江口のりこサン。一ノ瀬ワタルさんも良かった!
特に江口のりこサン演じる獣医がアッサリし過ぎだろ(笑)

色んな人に愛されていた多聞に泣かされたけど、流れた涙は少なめ(汗)

色んな意味で人間の暖かさが感じられた作品だった。

まさか西野七瀬さんがヘビーローテーションを歌うとは思ってもいなかったです( ´∀`)

イゲ