「主役犬、西野七瀬、好演! 震災のリアルな空気感が良かっただけに、ファンタジー要素が不要!」少年と犬 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
主役犬、西野七瀬、好演! 震災のリアルな空気感が良かっただけに、ファンタジー要素が不要!
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少年と会うために、岩手から熊本まで旅した犬の物語。
2つの震災が大きな軸になっている。
闇の仕事をしている青年、過酷な生活から罪を犯した女。
震災の現実と、つらい人生を送る厳しい現実。
彼らが、犬と出会い旅しようとすることで、生き方を変えようとする。
その生き様を感汁作品だけに、後半、ファンタジーになってしまうのが本当に残念。
そこまでのつらいリアルが、急に絵空事になってしまう。
また、本作も予告編でポイントとなるシーンが見せられ、ほとんどそのままの話だった。
まあ、幽霊話は隠されていたが。
主役の犬が好演。
そして、ヒロイン西野七瀬が、刑務所出所前後で表情、顔が全く変わる。
犯行前の追い詰められた顔とは対照的に、出所後は実に穏やかにふっくらとした表情に変わっていて、その語り口も含めて良かった。
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