劇場公開日 2025年3月20日

「リアルな苦しみが顕著に…」少年と犬 ヂャッキーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0リアルな苦しみが顕著に…

2025年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

試写会当選で鑑賞。
採点にあたり、個人的に「ラーゲリより愛をこめて」が史上最高評価だったこともあって、同じ監督の作品という話を聞いて期待値MAXで挑みました。高すぎた期待の分だけ辛口評価になっていることをご理解下さい。

はい、個人的には泣くほど感動的とか、すごく心温まるというほどでは無かったです。
前半、起承の部分といった所は、世の中でありそうな話がちりばめられており、それでいて重苦しい気分に。これがスッキリする形にまとまればさぞ感動するだろうという期待がありました。ただ、後半、転結の部分といった所でちょっと設定がフィクション感強めに感じてしまい、こんなお話もあるかぁ程度の気分で観るモードへ。
多分ですが、これはターゲット層が私のように「普通に映画を趣味に出来る程度に裕福」な人では無い気がします。登場人物のように、何か問題や苦しみを抱えている人ほど強く感情移入して魅入ることが出来そうな映画だなぁと感じました。

ヂャッキー