野生の島のロズのレビュー・感想・評価
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これぞ子供から大人まで楽しめるという映画のお手本
文句なしの傑作
休日の月曜日なので、ちびっ子を交えた家族連れでほぼ満席だったが、子どもから大人まで、どの世代にもちゃんと刺さる作品だと思う。
親子の愛情や友情などのテーマを、こういう設定で、こうやって描くのかと驚かされるが、メッセージは真っ直ぐに心に届く。吹き替えを担当した、役者たちの声の演技の素晴らしさも、それを支えている。
自分がいいなと思ったのは、死や弱肉強食の世界を曖昧にせず、かつ、過剰にも表現しないところ。
特に、ピンクシッポの母が子どもの人数を言い換えたセリフと、その後の子どものセリフからもそんな部分がうかがえてハッとした。
そして、今、このタイミングにおいては、チャッカリの演説シーンは、「本当にそうだよ」と思う人も多いのではないだろうか。
アニメーションの圧倒的な美しさ。動物たちの毛並みの質感の違いまでもが伝わってきて、劇場で観ることができて本当によかったと思った。
<ここからはちょっと考えたことの備忘録>
細かくは描かれていないが、渡りのシーンをみると、環境問題が深刻な結果をもたらした後の地球という設定なのかなと思う。だとすれば、ユニバーサル・ダイナミクスという会社って単なる鋭利企業なのかとか、国家間の関係は世界的にどうなっているのかとか、汚染ってどういうことなんだろうとか、作品の背景設定について、色々と想像が膨らんだ。
他に危害を加えないようにプログラミングされているロズに対して、攻撃的なプログラムが組み込まれているロボットの存在とか、ロズの経験と記憶をどのようなことに活かそうとしているのかとかも。
あと、餌として認識されている生物と、あの映画の中で、共に生きる仲間の動物として認識されている生物の境界線はどこなのかも中々難しいけれど、そうしたことはあくまでも、ヤボな私の個人的な問いで、私自身が答えを出すべきこと。
この映画の出来の素晴らしさは揺るがない。
天空の城のロボット兵
ドリームワークス食わず嫌いの人はぜひ
正直最近のディズニーピクサーより好きかも
ドリームワークスって言うとシュレックなイメージがあってちょっと…wという食わず嫌いな人もぜひ
て言うかピクサーもドリームワークスも人の交流は多そう?
ピクサーとはまた違った方向性のCGアニメーションを見せてくれて、こちらも単にリアルでは無い素晴らしい映像に感動
リアルとトゥーンと絵画的なのの間というか良さというか、その微妙なラインを良く創り上げたなぁ。。
先日モアナ2観てスゲェ…と思ったのに、こんな違う表現でまたスゲェ…と思わされた
お話は、ディズニーのあれとあれとあれを足して割ったような…っていう目で観ても良かったですが、、細かくあれはあの映画の…ってやるとしんどくなりそうだったのでwそれを排除して見るのが良いと思います
敢えてのオマージュ的なデザインとかシーンも色々あって、制作者はそういうのを楽しんで作ってるのかなと思いました
動物たちの弱肉強食をちゃんと描いてて良いなと思ったのですが、最後まで貫いて欲しかった気もする…のが少し残念に思ったかなぁ
肉食獣はやはり喰わなきゃ死んでしまうわけで…
そういうディズニーぽいところはちょっとイヤでしたw
王道子供向けアニメなのに技術力エグすぎ。
なんでもっと早く、IMAXで観なかったんだ!と少し後悔した。でも、吹き替えしかやってなくて、いつもなら字幕見るんだけど、吹替大正解でした。翻訳が素敵すぎる!
名前ひとつ取っても、子供向けに分かりやすく可愛らしく名付けられた日本名、とても良い。俳優さんたちの声もすごく合ってる。
超!王道のストーリーなんだけど、美しい背景や、計算された構図に、可愛らしいキャラクターの仕草が、全て子供たちを物語に引き込むようにとても丁寧に作られてて、これはちびっ子連れて観に行く映画過ぎる。なんで春休みに公開しなかったんだよ。
真摯に子供に響くように作られた作品は大人も感動する様になってるよね。泣いた泣いた。どのキャラクターもみんな愛おしい。
あと、アニメーションの技術力がエグい。どこまで進化するんだ。子供向け映画と油断してたけど、とんでもない映像美だよこれ。
【パンフレット A4変形36P 990円】
最初のページ開くと雁の渡りシーンが見開きでドーンとあって涙腺刺激される。背景は手描きらしいのだけど、その背景に馴染むCGで作られた手描きのようなキャラクターがほんとにすごいなと。劇中カットが沢山載せられてて、どのシーンも額に入れて飾れる映像美を改めて思い出せる。作品紹介、キャラクター紹介、あらすじ、米日キャストコメント、解説3本、プロダクションノート4ページ、監督インタビュー。宣伝2ページ。
欲を言えばもっとプロダクションノートとかメイキングとか欲しかったなー。Blu-rayにメイキングあれば買っちゃうかも。アニメーションの技術力の進化が感じられるほんとに凄い映像だったな。
AIロボットの愛と動物たちの団結心に泣けます!
捻ったところが無く、ストレートに感動できる名作でした。仕事のために来島したAIロボット(ロズ)が、事故で(ロズの下敷きになって)親兄弟を亡くした雁(キラリ)と親子愛を育んで成長していく物語は、とても新鮮味があって楽しかったです。前半はお笑いシーンが多いので、あまり好みではなかったのですが(映画館の周りの子供達はずっと笑っていました笑)、後半になると深い人生の生き方が幾重にも示唆されてきて、襟を正して観ていた自分がいました。刺さった言葉は「人生はうまくいくもの」と言い放ったロズの言葉。AIロボットがこれほど深い言葉を放ったことにびっくりしました(ケセラセラの世界?)。それにしても吹替の綾瀬はるかさんの声、本当の母親のように思えて感嘆です。ロズは単なるAIロボットから、素敵な母親としての責務を果たして行くのですが、それが涙を誘ってくれて大号泣。雁のキラリも心優しき子供として母親を守る姿は、めちゃくちゃ気持ちを揺さぶってくれます。映画館内でもあちこちで泣き声?が聞こえてきてました(ほぼ満席ですから泣き声半端ないです)。また、誰かが言っていましたが、ノアの方舟状態の動物たちの団結も見事でした。そして、AIが将来心を持つということは想像がつきませんが?良き心根であれば持っても良いかもしれないと思わせてくれる作品でした。いずれにしても、原作が児童文学のジャンルといえども侮ることなかれ!私個人の感覚としては、今年ベスト3ぐらいには入りそうな力作だと思いました。感謝!!
映画を観る日を間違えた
及第点
ロズが「〜だわ」等のわざとらしい女言葉を使い始めて自分のことをママ呼びしてたところで、あーあってなった。育児=母親。せっかくロボットが子育てしてるのに。近場では吹き替えしかなく、仕方なく吹き替えで観たけど本当は字幕で見たかった。ああ、英語もママなのかな…。私向きではなかった。
嫌われ者
野生の島で心のデトックスはいかがですか?
「私は野生のロボットです」
▼感想
映画館で鑑賞!
評判通りの心が洗われるような美しい作品だった!
ストーリーはロボットのロズがひな鳥のキラリを育てる中で心が芽生え始める。「ロボットと少年が出会い、友情を育み心が芽生える。」…こういうストーリーはありがちだが、今作では人間でなく動物というのが斬新だ。また、ロズに芽生える感情も友情よりも母性や家族愛に近い。キラリを想うロズの愛は本物でキラリの子供から成長までフラッシュバックするシーンでは思わず涙した。
全編通して映像が綺麗で、冒頭の蝶のシーンからこの島に引き込まれた。中盤の飛ぶ練習をするシーンは映像と挿入歌、生き生きとするキャラクター達がハーモニーのように絡み合い印象的なシーンになった。このシーンの美しさに心が洗われるような気持ちになった。
自分は最近仕事で疲れ気味だったから、尚更この島での時間に癒されたのかもしれない。忙しい毎日を送る皆様、野生の島で心のデトックスはいかがですか?
▼お気に入りのシーン
中盤のロズとキラリが飛ぶ練習をするシーン!
このシーンだけでも、この映画を見て良かったと思えた!
笑いのツボが
温かくて優しく美しい作品、泣きっぱなし!
野生の島で起動した最新型ロボットが、「仕事」を果たそうとする中で、設定にはないモノが生まれていく。
名作映画「ウォーリー」を彷彿させるプロットですが、本作もまた素晴らしかった。野生動物の暮らす島に現れた異物であるロボット・ロズが、島の動物たちと共存し、子育てし、絆を築き、居場所を見つけていく。王道プロットの中にたくさんの優しさや温かさ、ユーモア、そして厳しさもまた盛り込まれていて、まさに全年代が笑って涙する作品です。
可愛くてユニークな島の動物たちや、色鮮やかで美しい自然。ビジュアル的にも大満足で、大好きなキャラクターがたくさん!ちょっとした行動がしっかり伏線になっていたりと、細かなところまで巧みなのはさすがドリームワークスです。
また大好きな作品ができました。
完成したCGアニメの作品とAIが進化した未来の話
先日鑑賞した「ライオンキングムファサ」とは同じCGアニメ。しかし、見せるべき方向性は違うかなと感じました。
「ライオンキング」は、実写により近づけるという方向。CGで表現するのが難しい描写も、問題なくこなし、実写の撮影では不可能な物語を、CGで作成できるというのを示したのだと思います。
一方こちらの「野生の島のロズ」は、実写ではなく、アニメらしさを残したCG、すなわちデフォルメするところはデフォルメして、かわいらしい動物や、ロボットに感情移入できるようにした作品です。
どちらが好きかは、個人の感じ方によるかと思いますが、私は、こちらの作品のCGの描き方
とにかくスムーズに動いているように見える方が、好きでした。
CGアニメは、だいぶ進化しましたが、両作品を見比べることによって、進化の方向も違うことがわかりますので、ぜひ両作品を観てください。
さて、肝心のストーリーですが、なんかもったいないというのが正直な感想です。
日本のアニメ作品であれば、こういうシーンなどは絶対に出てこないという、いわゆる、「アメリカ人大好き」的なシーンが後半にたくさんでてきます。
派手さではなく、ストーリー自体で魅せるという選択肢は、なかったのかな、と残念に思います。
とは言え、AIを搭載したアンドロイドの未来、それはきっとこの物語のような世界なのだろうなと思いました。
ストーリの先が読めても泣ける 圧倒的な色彩美
予告動画が気になったので視聴決定。
字幕版を見たかったのですが上映館が少なかったため吹き替え版で視聴しました。
ストーリーは王道、ロボットが感情を持つ系の感動ものです。
予告動画を見て想像した通りの展開が続くのですが映像の鮮やかさと音楽の良さで作品に引き込まれます。
特に予告版にもある蝶が飛び立つシーンやキラリの旅立ちシーンでは大量の3Dキャラクターが生き生きと動いていて映像美に圧倒されました。
声優は吹き替え版で見てよかったと思えるくらいメインの3人のキャスティングが完璧でした。
チャッカリ役の柄本佑さんが本業声優のように上手だったのが印象的で、綾瀬はるかさんは淡々としつつも優しい声でロズ役にピッタリでした。鈴木福さんは子役時代を知っているとキラリの成長と重なり中盤の旅立ちシーンがより感動的に感じました。(福くんも大人になったんだな)
ありきたりなストーリー展開ですが、映像・音楽・声優が最高でキャラクターに感情移入できるので先が分かっていても泣いてしまいました。
話の展開が早くアクションも楽しいので子供でも飽きずに楽しめると思います。
ただ子供向けというわけではなく、育児や自然の厳しさ、生死の概念、人類の衰退などさりげなく大人向けのテーマも含まれているので全年齢が楽しめる作品です。
王道展開を高い次元でまとめた傑作です。
映像・音響が素晴らしいので是非映画館で見てほしい作品です。
残念な点は、日本ではあまり話題になっていなく上映数が少ないこと。
予告編を見て気になっている人は早めに映画館で見た方が良いです。
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