野生の島のロズのレビュー・感想・評価
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心が元気になりました
ストーリーがとてもよかったです
自分を重ね合わせることができる内容でした
感動して泣きました
こういう映画は大好きです
元気とか勇気がもらえました
登場キャクターの造形には既視感があって
斬新な印象はないですが
その分、内容がとてもよいです
昔のディズニー映画のような感動がありました
監督さんはディズニーで活躍されていた方なのですね
どうりでよい頃のディズニーっぽいわけですね
字幕版の上映がなくて
吹替版で観ました
配信されたら字幕版でも観たです
なかなか映画館に行けないのですが
今年、初めて劇場で鑑賞した作品になりました
とても満足しました
心
野生動物とロボットの真逆の世界。
キラリの巣立ちと成長がロズに心を
芽生えさせるとは。
あの途中で、キラリを息子という
セリフは印象的で感慨深い。
ビーバーや狐のキャラも素敵。
画像も綺麗で心が癒される愛の作品でした。
面白くはない
DQ7のからくり兵エピソードを、ラピュタのロボットが演じてる感じのような。野生動物のはずなのに、俗っぽくて人間みたいな考え方をする動物たち・・人間の文明とは相いれない野生動物がそれを受け入れる過程の描写があっさり過ぎた。燃え上がる火を見ても怖がらない野生動物??
あと細かい点で気になったのは、キツネや熊など最低でも雄雌で2匹いないと絶滅するのに各1匹しかいない動物が多い事。ストーリー的には本当に細かい事だろうがもうすぐ絶滅する感じがして、あの島の未来が見えない。
あと鳥類の事は守る対象にするのに、貝やハチや蟹を捕食してもそこはいいのか!という、監督の個人的な価値観を感じた。哺乳類と鳥類にだけ優しいロボットだからw
弱肉強食で生きてかないといけない野生動物に、文明の便利さの味を教え、争いをやめなさいというのは、かえってあの島を滅亡に近づける危険思想のようにも感じ・・
最初から子供向け作品と思えば気にならないとしても、メッセージ的には大人を泣かせたい感じに取れるので、そういう設定の適当さ、リアリティのなさがなんかモヤっとしました。
大好きな感じのお伽話
絆が芽生える感じにヨワイので、心に嬉しい映画でした
母性(父性)の芽生え、友情の芽生え、仲間を守りたい、自分を犠牲にしてでもという無償の愛の芽生え、嬉し過ぎてドキドキしますが、それがしかもロボットに心として宿るというお伽話の美しさというか、強いです
「私は野生のロボットです」とロズが言い放った時、ブラボー過ぎて泣きました
動物たちのキャラクターの実在感、ほんとに愉快で笑い声が出ました 命に対しての動物たちのシビアな感覚、自然や食物連鎖は受け入れるしかない現実、シビアさあっての可笑しさ、一生懸命で潔い動物たちの中に、ロボットのロズの愛が絆を結んでいくのが、尊くて満たされました。
とにかく映像が素晴らしくて、感情に没頭できたと思います!
そして綾瀬はるかさんが大好きなので満足感⤴︎⤴︎
生態学を知らな過ぎる映画
本作は、DreamWorks制作のお子様向けのファンタジーなので、堅苦しい批判は相応しくないのは自覚している。ただ序盤から設定の不備と、本作の動物描写が招きうる生態学的な誤解は誰かが指摘しておくべきである。
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1. 高性能なのに人と動物を区別できない?
序盤、ロズは顧客探しに奔走するが、ロズが人間の生活をアシストする為に開発されているなら、相手がヒトかそれ以外の生物かくらい認識するのは最低限の機能。都市部では野生の島ほど野生動物に遭遇しにくとしても、リスやハヤブサが生息する事を自慢するNYで、リスに話しかけてるようじゃ仕事は進まない。なのでロズが、ドラえもんのような出来損ないなハズレ個体というなら別だが、優秀な最先端機器という触れ込みには矛盾を感じる。
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2. 野生動物の言葉を短期間に学べ過ぎ
そもそも野生動物に言語があるのか? 無論、鳥やクジラのように音声コミュニケーションする種は実在する。音声じゃないが、ミツバチの8の字ダンスの事例もある。ただ、ヒト程複雑な概念を認識していたり議論できたりするのかは疑問である。仮に、AI技術が進めば映画同様短時間で野生動物の「言葉」を学習できるようになるかもしれないが、では何故標準装備されていない。ヒトの生活を助ける最先端ロボットなら、愛玩動物の犬猫、家畜の牛・山羊・鶏や、人里にも居るリス・熊などの「言語」は予め学習して標準装備しておくべきな気がする。ただ現実世界で、動物と話せるAIなど存在しない。犬や馬がヒトの意志を忖度して行動する例はあるが(ハンスの馬)、研究が進んでいるチンパンジーの「言語」する完全に理解されている訳では無い。
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3. 異種の野生動物どうしが話すなんてもっとあり得ない
ヒト程賢い生物ですら、ヒト以外の生物と流暢に会話できないのに、犬と猫が、アカギツネイ(チャッカリ, Fink)とカナダガン(キラリ, Brightbill)が、何の道具の助けも借りずに話せるなんて思わない方がいい。
特に、食う食われるの関係で、異種間コミニュケーションが共進化するのは難しい。被食者は逃げる為に捕食者の意図を必死で読み取ろうとしたとしても、捕食者は餌に意図を読み取られない方が餌を捕まえやすいので、餌に自分の意図を伝えるシグナルは進化し難い。
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4. 食物連鎖は「悪」の連鎖ではない
本作は、寒すぎる厳冬が訪れた際に、島の動物が暖をとれる場所に集まり、食う食われるの関係を保留する事を「平和」と呼ぶが、捕食被食関係を「悪」と捉えるのは無理がある。動物を殺して食べる事自体を悪という人は、今から菜食主義になるべきなのか? ただ、菜食主義者も植物を傷つけたり殺したりして食べている。植物は葉を齧られると、他の葉や周辺の植物等にその情報を伝え、植食者に備えている事はよく知られている。なので、生物学に詳しくなればなるほど、誰も傷つけずに食べる事なんてできないと自覚できるだろう。
光合成などを通じて、自身で有機物を生産する生物や、多種の排泄物を利用する分解者、他種のエネルギーを横取りする寄生者以外は、他種を食べて生きていくしかない。それを悪い事の様に捉える考え方の方が歪んでいるし、一種の精神疾患ですらあるかもしれない。少なくとも進化生態学的には、非適応的(maladaptive)な事は間違いない。
ロボット✖️自然の組合せで「設定」を超える
遅ればせながら、予告編が楽しそうな物語だったなぁと思い出して鑑賞。
そこまで期待してなかったこともあり、結果ボロ泣きでした。
自然の弱肉強食の世界と、ロボットがいるハイテクノロジーな世界が組み合わさっていますが、難しくなく、楽しく温かく見られます。
たくさんの動物が出てきて画面がわちゃわちゃして可愛かったし、クスッと笑うシーンも数多くありました。
それぞれの世界は違うけれど、どちらにも当たり前の「設定」があり、それらをどちらも超えるシーンは感動的でした。
あそこのシーンをもう一度見たいなと思います。
最後の終わり方もよかったです。
子供と一緒に見てもよかったなぁと思います。
吹替の綾瀬はるかさんの声で見る予定が、間違って字幕版で購入。
でも字幕が下だったので見やすくてよかったです。
(字幕が右に縦に出るものは私の中では見づらい)
気持ちよく見られます
すごーーーくおもしろい!という評価を見聞きして、期待して映画館へ。
結果、すごくおもしろい!と思いました。
いや充分おもしろかったんですが、事前に高評価を仕入れた弊害と言いましょうか、あらかじめの期待値が高すぎたんですね。もっと何かあると思ってしまいました。
無機質なはずのロボットが心を宿していくというのは目新しい設定ではないけれど、それが野生の島でひな鳥の子育てを通じてというのは新鮮でした。
秋が来てキラリが島を飛び立ち、越冬してロズの元に戻ってきた時が私の中で最高潮。
ハンカチを取り出して泣きつつ、え、上演時間短くね?もうそんなに時間が経った?
と思ったらここから話を変えて後半へ。
まあね、感情が芽生えたロボットを制作会社が放っておくはずもなく、そっちの決着もつけなきゃならないのは、わかる。
けど個人的には、ロボットが宿した母性だったり、親の愛を受けた子の強さや信じる気持ちだったり、そっちに終始した方が、ハンカチの枚数は増えたと思う。
でも、最後まで見て、無難にきれいにまとまったとは思います。(エラそうだな)
過去のデータを消去されたロズが、訪ねてきたキラリと微笑みあうラストで、すっきり気持ちよく映画館を出ることができました。
頭の中のデータは制作会社が消せても胸の中の思い出は何ものにも消すことはできない。
幼い頃に読んだ、清水玲子さんのマンガを読み返したくなりました。
今の時代言うまでもないですが、映像の美しさはすばらしいです。
チャッカリのモフモフ感が手に取るように。ここまできたのね。
昭和時代のベタ塗りアニメを思い出して苦笑しましたよ。
関係ないけれど、我が家では文鳥を飼っています。
はじめて目を開けた時に見たものを親だと思う、というほど厳密じゃなくてもそれに近くて、ひな鳥の頃から人間に育てられたので自分を人間だと思ってるふしがあります笑
動物ってひたむきでいいですよね。いつも掛け値なしでまっすぐ。
今回は舞台が野生の島だったから物語が成り立ったんでしょうね。
これが、ロズが紛れ込んだのが現代の人間社会だったら・・・心温まる物語とは程遠くなりそう。
ほのぼのとした展開の動物とロボットとの共存物語のように思えたのですが、種を超えて理解を重ねていくロポットと動物たちの心の成長を描いた物語でした。ヒューマンドラマとしても秀作。
ポスターを見て、優しさを感じる絵 との印象を持ちました。
制作会社の ” ドリームワーク・アニメーション ” の名は
聞いたことはあったのですが、観た作品が無いことに
改めて気付きました。・-・
そんなこんなで、この作品を鑑賞してみることに。
ロボットと鳥の、ほのぼの路線の作品 …かと思って
鑑賞したのですが、違ってました。・_・;; アラ
どこかの無人島(?)。海岸。波打ち際に白いハコ。
輸送用の梱包?どこかからら流れ着いたのだろうか。
その中に入っていたのは、ロボット。
寄ってきた島の動物が、クンクン匂いを嗅いだりしている
うちにスイッチポタンを押してしまった。、
起動。 …しちゃいましたよ
” ご用命 ありがとうございます ”
目の前の動物に対し、マニュアル通りのごあいさつ。あらら
当然、返事 があるハズもない。
” 私のご主人様は、どなたですか? ”
” お役に立ちます。 ご命令をどうぞ ”
手当たり次第、回りの動物に語りかけて回るこのロポット、
型番は ” ROZZUM 7134 ” (※後に愛称” ロズ ”と自認)
このアシストロボットの彼女(音声は女性)、自分に命令を
くれる相手を探し島の中を歩き回る。
だが、回りにいるのは動物だけだ。人間が居ない…。
相手にロズの言葉は伝わらず、
ロズも動物のことが分からない。
ご主人を探して動物を追いかけ、または追いかけられしている
うちに、誤って崖から転落。きゃー
その際、崖の下にあった鳥の巣を壊してしまう。がーん。
そこに居たであろう親鳥は死亡。卵も割れていて全滅…
かと思われたのだが、卵は一個だけ割れずに残っていた。ほっ
その卵を食べようとするキツネ(チャッカリ)との攻防のはて、
卵をなんとか奪還することに成功。
ほっと一安心したのも束の間、卵の殻にヒビが入り、ヒナ誕生。
しかもその生まれたばかりの幼鳥、最初に見たロポット=ロズ
を母親と思い込んでしまう。 ありゃりゃ
さあ どうすれば良いのか…。悩むロズ。
チャッカリに相談を持ちかけると、
「餌の取り方、泳ぎ方、秋までに空の飛び方を教える」
それが絶対に必要だ と、チャッカリが答える。
” 母鳥を死なせてしまった償いをしなければ… ”
義務とか償いとかいう、ロズが感じたヒナ鳥への想い。
本来のプログラムには無いはずの、「そういった何か」がロズに
生まれ、その何かは次第に大きくなっていく。
分からないことは、味方になってくれる動物たちに尋ねる。
嫌われ者だが賢いキツネ「チャッカリ」
子沢山な肝っ玉母さんは「ピンクシッポ」 (種類は何?)
そして幼鳥も「キラリ」と名付けられた。
キラリが秋には雁の群に戻り、一緒に「渡り」が出来るようにと
ロボット「ロズ」と動物たちとの生活が始まった。
◇
という、ほのぼのな感じで始まるお話でした。
当然ながら、最初は動物の言葉も心も分からないロズ。
チャッカリやピンクシッポに、子育てのことについて尋ねては
試行錯誤するうちに、自分自身が「動物らしいロポット」へと
変化していく姿がコミカルでもあり、微笑ましくもあり と
無事に「渡り」に送り出せるのかが前半のお話でした。
なのですが。 (…あれ?)
本来のロズは、家庭向けの「アシストロポット」です。
それを制作した会社があり、その会社がロズを回収しようとする
動きが、当然あるのでした。 @△@ デスヨネー
後半は、ほのぼの路線とは一味違った展開になります。
その結末は果たしてどうなるのか…。
気になる方は、ぜひ劇場へ。
人間はほぼ登場しませんが、ヒューマンドラマと言っても良い内容
の作品です。
私は、観て良かった。
満足です。 ・_・☆
◇あれこれ
■ロズを見たイメージ
第一印象が ” ラピュタに登場するロボットみたい ” でした。
キツネリスを肩の上に乗せ、花を摘むロポット。
パズーとシータの乗ってきた「カゴ」が降りた草むら。
その下にある鳥の巣の卵を壊してしまわないように と、
そっとカゴをよける姿が頭に浮かびます。
このラピュタのロポットも、本来は生き物を助けるためのロポ
ットなのかと思えたものです。
(そんなエピソードは出てきませんでしたが…)
■ロズの手
このロズの手、とても便利そうです。
手首から先が本体から離れて、独立行動できます。
すごい …けど、この機能。家庭生活をアシストする上では
どんな利用方法があるのだろう と、やや思案。
買い物に出かけ、重い荷物を抱えた状態でも、手首だけ分離して
ドアをや鍵を開けたりできる …とか? うーん。
それに、腕自体も びよーーーーん と、伸びるようです。
いいな。欲しい。
納品までの間に、使い方を考えておかねば。
(売ってないので買えませんでした☆)
■戦闘用ロポ
農業プラント(?)に進入したキラリ達を捕獲するため
動き出したロポット。攻撃力は高そうな印象。
いや「捕獲」では無く「駆除」なのかも。きゃー
「あれからは俺と同じ匂いがする」
「あれは狩る者だ」
クマがロポットをそう言い表しましたが、この戦闘用ロポット
そもそも何のためのロポット兵なのでしょう?
雁の駆除のため では無い気がします…。それに
意外に防御力は低かったような気もします。 …はて
■回収にきた飛行船
最新テクノロジーの結晶 かと思いきや,これも
ものすごく脆くなかったですか? だって ねぇ
雁の体当たりで窓にヒビは入るわ
群れのバードアタックで落とされるわ… ・_・;;
ぺらっぺらの素材で出来ているとしか思えませんでした。
※回収に来たロポットには悪役感ありました
マリオのゲッソー とか イカデビルとか 不気味な感じ。
(…結局やられ役かも ですが)
■疑問その1
最後に登場したロズは、修理されメモリーやデータをクリア
された後のロズなのでしょうか?
最期にキラリを覚えていたのは、メモリー以外の何処かにも記憶は
残っていて、キラリ本人を見たことで、消えていたキラリの事を思
い出した、とかなのでしょうか
それとも、データ吸い上げに抵抗した結果、キラリのデータだけは
ロズの中に消えずに残った、とかなのか はて
※データを取って焼却 …とかでなくて良かった・-・ほっ
■疑問その2
ロズ(達?)は、なぜあの島に流れ着いたのか。
飛行機が墜落…とか、輸送船が難破した…とか。 …はて
そもそもが、納品のための輸送だったのか。
それとも、何かを検証するためにあの島に流されたのか…。
はたまた、動物たちの管理もロポットが担うような社会にする
ためのトライアルだったとか。うーん。
ラストのその後が気になります。
個人的には、ロズをあの島に戻してあげたいのですが
あの島に戻る手立ては無いものか と思案中です。
うーむ。
◇最後に
暮らしの中に登場したロポット で頭に浮かんだ人(?)たち
・21エモンの芋堀りロボット (ゴンスケ)
・忘れちゃいけないネコ型ロポット(ドラえもん)
・スカートめくりもやっちゃいます(アナライザー)
・腕が伸びるロポット (メイドインアビスのレグ)
他にもまだまだ 沢山居そうです・_・☆
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
こういう運命に弱い
ロズが事故を起こさなかったらキラリは野生界で生きていけないくらい体が小さくて、ロズと出会ったからこそ今生きているって、この手の偶然の重なりというか運命というか、そういったストーリーに弱いのでとても良かった。
キラリ感あるよねと言いたいのは分かるが
映画サービスデーで評判いいので観てみた。
悪くなかった。だいたいCMと変わらないぐらいの印象で、こんなん感じだろうと思ったら、こんなん感じだったというイメージ。
悪くはないけれど、もうちょっと面白くなったかなという気がする。ただ、児童館あたりで子供向けのものを何か流しておきたいと思ったら、比較的薦めやすいタイトルではあるなと思う。
そういう感じです。
ロズは前からあるロボットのような感じもありつつ、古くからのヒトガタロボットのイメージ的なものを、比較的現代的にデザインしてる感じではある。
体の動きがよく、首がよく回る、手がよく動いて、胴体も動いて足も回るという、色んなアクションをさせやすいという面で優れたデザインなんだろうかと思う。
ヒトガタなんで、人間が親しみやすい。例えば、序盤でロボットでカニの動きを真似て、カニのように壁を登る場面があるんだけれども、そういうところから動物の動きをそのままコピーできるという特徴があるのは、面白いところかなと。
物語の構成としては、ガン、鳥のガン。ガンの子供が卵からかえって、初めて見たものを後に意識する、要するにロボットを母として認識して、ロボットが鳥を育てるというストーリーの構成があって。結構すごい速さでどんどん成長していく話。
いいんだけど、まずこれ、キラリという日本語名、鳥に付けてるんだけども、これはこの名称じゃなくてもとの名前のままで、ブライトビルのままでも良かったとのでは思った。
ピンクシッポもピンクテイルで通じるだろ。
ちゃっかりしたキツネだからチャッカリなんて名前になっていたがあれもフィンクでいいだろ。
ガンの子供はブライトビルそのままの方がいいと感じた。ストーリー展開的にもブライトビルな感じもしたし、そういう感じの、結構鳥のリーダーになる男の鳥のストーリーって面があるから。
でも色々分かりやすくすると、なんか綺麗で可愛いキラリという名称になったんかなという意図は、分からないでもないけど。もうちょっと何かね。
ただ、原題ワイルドロボットから野生の島のロズにしたのは、良かったんじゃないか。ワイルドロボットという感じは間違いではないんだけれども、ちょっと日本でいうワイルドと言うには優しいイメージがあるロズ。
これは一応女性ロボットで、母親だという事があるので、だから、日本語タイトル自体は悪くはないとは思う。
動物の種類は熊が1頭だけいるとか、意外と虎とかライオンがいないんだな的なのは、色々なバランスを考えてこういう感じになったとは思うんだけれどもちょっと不自然なかんじはした。
動物達からは、このロボットが怪物だと言われて恐れられ嫌われるというところが最初の方で丁寧に描かれている。
それでもこのロボット自体はめげずに動物達を助けよう、冬になってすごく寒くなったら自分の体の家でみんなを包んでやろうというところがあり。キャラクターの良さをみせている。その経緯自体は割と丁寧ではある。
けども、全体的に何か足りない感じががあった。
例えば動物の種類はもう少し多くてもいい。あの小屋におさまるサイズ感という印象は与えない方がいいから。
例えばロボットの種類ももっと多くていい。攻撃ロボット対ガンの群れは結構見応えあったので。
あとラストは結局自ら工場に行くんかという感があったので。なら工場にとらえられて記憶なくして新品になりかけたが動物達が助けに来て記憶取り戻して皆で暴れて島に帰る展開で良かったと思う。多分最終決戦地をあの島にしたかったんだろうけど。
色々書いたがこのまとまり具合だからこそ見やすくなってる気もする。
ノーマーク大傑作
いいとこ取りだが絶妙に悪くない
家族で見るには十分な作品
特に事前に情報を仕入れずに見に行った。冒頭のロズと島の動物たちとの不毛なやり取りはスラップスティックなSFコメディと言った感じで、それはそれで面白かった。動物の言語を理解、というか、動物が擬人化されてからは、まあ、よくあるお話になった感じ。
キラリとガンの群れが、都市に入り込んだシーンとか、ロズを回収にきたロボットとか、やたらと暴力的なのは、そういう派手な戦闘シーンを入れたいからなのか、と、あまり必然性は感じなかった。ビーバーが切り倒した木で川をせき止めて火事を消すとか、なんだか予定調和的にも見えてしまうのは、創作物を見慣れてきたおっさんだからだろう。
映像はとても美しいし、3DCGの動きも滑らかで、流石ドリームワークス、という出来。
大人には新味のない映画と映るかもしれないが、子供が見ると面白いと感じる作品にはなっているだろうと思う。
ファミリーレストランの定番商品みたいな映画だが、そういった需要の方が多いだろうし、奇をてらったところも無いのは、それはそれで好感が持てるアニメ映画ではあった。
そうか、今はユニバーサル傘下かドリームワークス
右手小指を骨折して劇場での鑑賞が減っていたので今日はハシゴ。
TOHOシネマズ日本橋「かなさんどー」に続いて2本目は「野生の島のロズ」吹替版を(本当は字幕版が良かったのだが、公開から2週間が過ぎ、もうやってなかった)。
東宝東和、GAGAに続いて出たドリームワークスのプレゼントマークにシュレック等過去作のキャラが登場していた。
こんなだったかなと思って調べたら、元はスピルバーグだが、アニメ配給はパラマウント⇒フォックス⇒ユニバーサルと変遷していた。フォックス時代は殆ど日本では劇場公開されていないようだ。私は「カンフーパンダ」以降は観ていないね、多分。
鉄腕アトムにアトムが感情を欲しがるエピソードがあった。花火を見ても美しいと思わないアトムは「美しい」と思う感情を欲しがり御茶ノ水博士に感情を持つ回路を作ってもらうが、「美しい」と同時に「怖い」と言う感情も持ってしまい敵と戦えなくなってしまう。
依頼主からの仕事をこなすようプログラムされたアシスタントロボットのロズもキラリを育てて行くうちに「胸にこみ上げてくるこの温かい気持ちは何?」感情を持ったのだ。
T2にも「私は涙は出ないが、気持ちは判る」と言うシュワちゃんの台詞があったっけ。
ロズは野生の島の皆を救うためにユニバーサル・ダイナミクス社に自らの記憶と体を犠牲に差し出す(犠牲的精神も持ち合わせている)。
だから、ラストはちょっと違うかなとも思うけど。
CGアニメの画像はとても綺麗だし、綾瀬はるかのふんわりした雰囲気と尖っていない声がロズに合っていて、いい吹替だった。
クリス・サンダース監督は「となりのトトロ」が大好きで、特に雨のバス停のシーンがお気に入りだそうだ。
期待をAlwayS超えてくる、素晴らしい配給会社。AlwayAさえ流れれば…
どうせロボットと動物たちのほのぼの交流映画でしょwと侮っといたかつての自分に熊の一撃を食らわせたくなる一作
もうきれいな3DCGの映像では満足を得られなくなったような観客でも、本作の筆致、そして動物の動きはかなり印象に残るのでは。緻密な描きこみかと思ったら細部は水彩画的であるなど、いくつかの画調を併置しつつ、それでいて全体として統一感のある映像を実現しているなど、単なる美しさにとどまらない精緻な映像を体感できることがまず至福です!
しかし本作を忘れがたいものにしている要因は、映像よりもむしろ物語にあり、疑似家族的に結びついたロズとキラリの行く末を感情を高ぶらせずに見通すことは(特に子育て中の親世代の方にとって)、かなり困難でしょう。
本作では動物たちを決して「善なる存在」として十把一絡げにはしておらず、むしろ捕食/被捕食関係、過酷な自然環境といった、「死に取り囲まれた生」を生きている存在として描いており、それがロズとキラリの関係の切実さを一層際立てています(そして作劇上のタイムトライアル的要素ともなっている)。
とはいっても、疑似家族的な物語としては、おおむね定番の要素を踏まえたもので、その意味で古典的な展開であるとも言えます。
しかし一つのエピソードから別のエピソードへの移行が非常にリズミカルで、かつ必ずちょっと意表を突くような仕掛けを施しているため、退屈さを感じるような瞬間がほとんどありません。全編にわたって、本作の編集がかなり練りこまれていると感じました。
本作単体でも忘れがたい印象を残すことは間違いありませんが、この時期であれば、『ロボット・ドリームズ』とロボット描写の違いを比較してみるのも面白いかも。
全291件中、21~40件目を表示