野生の島のロズのレビュー・感想・評価
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プログラムを超えてゆけ‼️
「ウォーリー」や「アイアン・ジャイアント」と同じく、また一本、ロボット・アニメーションの名作の誕生ですね‼️無人島に流れ着いたアシスタント・ロボットのロズが、生まれたばかりのひな鳥にママと思われたことから、島の動物たちを巻き込んでの子育てが始まる・・・‼️まずはロズのビジュアル‼️ウォーリーと「天空の城 ラピュタ」のラピュタ兵を合体させたようなビジュアル‼️後半のちょっと草に覆われたビジュアルはまんまラピュタ兵‼️確信犯ですね‼️そしてひな鳥の "キラリ" が仲間たちと翔び立つシーンの飛翔感、躍動感は、アンナ・パキンが出演していた「グース」を思わせる‼️ロズを回収するため、同類のロボットたちが飛行船でやって来るシーンは、「E.T.」などのスピルバーグ作品へのオマージュですね‼️ロズが島の環境、動物たちの習性を一生懸命学習するシーン、キラリを育てるうちにロズのプログラムに感情が芽生えるシーンはわれわれ「ターミネーター2」世代にはグサリと刺さります‼️キラリに空の飛び方を一生懸命教えるシーンなんかホント微笑ましい‼️そして普段は弱肉強食の世界に生きる動物たちが、寒さという自然の脅威のためにロズの家で共に暮らすシークエンス、ロズを回収しようとするロボット軍団vsロズ率いる島の動物たちのアクションシーンは、われわれ人間社会の隠喩として表現されているようで、奥が深ーいドラマだと痛感させられました‼️ディズニーやピクサーに負けず劣らず、ドリーム・ワークスのアニメーションのレベルもヒジョーに高い‼️その後、ロズは島に戻ってキラリら動物たちと暮らせるんでしょうか⁉️
綾瀬はるかにジワる…
このロズの優しさが微妙
野生の島のロズ
ロズは何故こんなにも優しくできるのか?
これを無償の奉仕と言うのであろうか、と考えて見た。
これを母性の愛と啓蒙しているのかと勘ぐりたくもなる。
でも、このロボットが提供しているサービスにはとんでもない技術と費用が要されていて、無償の奉仕や母性愛などと言ってられない費用を計算してしまう。
損傷しないボディー
無尽蔵エネルギー
環境観測能力に対応ボディー
遠隔操作可能小型ロボット搭載
環境即応自己処理生成AGI搭載ロボット
つまり不老不死の人間を超えたロボットなのだ。
その他色々…
これは、可愛いではなく、金喰い怪物ですね。
こう見て来ると優秀なスパイ兵器でもあると思える。
こんなロボットを作った組織はとんでも無く怪しい?
そして、このロボットが奉仕すべく購入する者は動物ではない何者だろ?
人間?侵略してきた高度文明の宇宙人?
もし、人類としたらかなりの超富裕層だろうなぁ
こうして、小島の野生動物と最先端文明を比較してみると残酷な作品に見えてしまう。
さらに、奴隷時代に置き換えるとロボットが奴隷にも見えて来る。
やはりこの辺は西洋文化アニメの限界かも知れない。
こう見ると児童文学書から随分とかけ離れた文明批判のアニメとなってしまった。
オッサンがファンタジー観たらダメですね。
(o^^o)
野生の島のロズ
劇場公開日:2025年2月7日 102分
アメリカの作家ピーター・ブラウンによる児童文学「野生のロボット」シリーズを原作に、
野生の島で起動した最新型ロボットが愛情の芽生えをきっかけに運命の冒険へと導かれていく姿を描いた、
ドリームワークス・アニメーションによる長編アニメ映画。
大自然に覆われた無人島に流れ着き、偶然にも起動ボタンを押されて目を覚ました最新型アシストロボットのロズ。
都市生活に合わせてプログラミングされた彼女は野生の島では全く機能せず、動物たちの行動や言葉を学習しながら未知の世界に順応していく。
そんなある日、雁の卵を見つけて孵化させたロズは、ひな鳥から「ママ」と呼ばれたことで、思いもよらなかった変化の兆しが現れる。
ひな鳥に「キラリ」と名付けたロズは、動物たちにサポートしてもらいながら子育てに奮闘するが……。
監督は「リロ&スティッチ」「ヒックとドラゴン」のクリス・サンダース。
「ブラックパンサー」シリーズのルピタ・ニョンゴが主人公のロボット・ロズの声優を務め、
ペドロ・パスカル、キャサリン・オハラ、ビル・ナイ、キット・コナー、ステファニー・スーが声の出演。
日本語吹き替え版はロズ役を綾瀬はるかが担当し、
柄本佑、鈴木福、いとうまい子らも吹き替え声優として参加した。
第97回アカデミー賞では長編アニメーション賞のほか、作曲賞、音響賞の3部門にノミネートされた。
野生の島のロズ
劇場公開日:2025年2月7日 102分
私は野生のロボット
島の外の世界に関する説明不足に物足りなさが残る
予告編を見て、ロボットが、野生の島で動物たちとの絆を深め、最後は島の自然を守るために開発業者と戦うといった話を、勝手に思い描いていた。
ところが、舞台となる島が、弱肉強食の過酷な環境で、「理想の楽園」といったイメージと程遠いことには面食らってしまった。
ロズが、「仕事」をしようと悪戦苦闘する様子には、ドタバタコメディのような面白さがあるのだが、島の動物たちの性格の悪さが、そのまま居心地の悪さに直結していて、これで、本当に「島のために」という展開になるのだろうかという不安がよぎる。
やがて、ロズが、雁のヒナの親代わりになり、彼を食べさせ、泳ぎ方や飛び方を教えていく展開になると、この映画が、母親の愛情という「心」がロボットに宿る話なのだということが分かってくる。
特に、ロズの息子が、本当の家族を巡る確執を乗り越えて「渡り」に旅立つシーンは、巣立った子供を持つ親であれば、号泣必至の名場面と言えるだろう。
ロズが、冬の厳しい寒さから、島の動物たちを救い出したことによって、彼らに融和と協調の機運が生まれるという展開も、肉食動物と草食動物の共存というリアリティーの無さや、種ごとの個体数の少なさといった違和感はあるものの、多様性や受容性の大切さを訴えるメッセージとして、素直に心に響いてくる。
何よりも、彼らの性格の悪さや、関係性の険悪さが、このための伏線になっていたということが分かって、ホッとさせられた。
その一方で、雁たちが、「渡り」の途中で、ロズの製造会社に迷い込むシーンや、その製造会社が、ロズを回収しようと島に乗り込んでくるシーンには、説明不足による物足りなさや、歯がゆさも感じてしまう。
金門橋のような橋が海没している様子からは、世界が何らかの大災害に見舞われたらしいことが分かるのだが、そんな世界で、人類がどのような状況に置かれているのかは明らかにならない。製造会社のシーンでは、人間のようなキャラクターが確認できるので、少なくとも、滅亡はしていないようだ。
ロズの島での記憶が、貴重なデータであることは確かだが、製造会社が、戦闘用ロボットを投入してまで、それを回収しようとする理由もよく分からない。仮に、「人類復興の鍵を握るデータ」みたいな説明があったならば、島に対する過剰な攻撃にも、まだ、納得することができたと思う。
ロズが、記憶を無くしても「心」で息子を覚えていたというエンディングが感動的だっただけに、そこに至るまでの過程で、島の外の世界に関する説明が不足していたのは、残念に思われて仕方なかった。
綾瀬はるかの声が合ってた
野生の無人島に流れ着き、偶然、小動物に起動ボタンを押されて目を覚ましたロボットのロッザム7134(ロズ)は、都市生活用にプログラミングされていたため、野生の島では全く役に立たず、動物たちの行動や言葉を少しずつ学習しながら、徐々に順応していった。そんなある日、雁の卵を見つけて孵化させたロズは、ひな鳥からママと呼ばれたことで、母性を持つ様になり、ひな鳥に「キラリ」と名付け、動物たちに助けられなごら子育てに奮闘し・・・そんな話。
ほとんど期待してなくて、時間潰しに鑑賞したのだが、ロズやキラリの成長に共感出来たし、予想以上に良くて感動した。
ロボットドリームズみたいに海水に使っても錆びて動かなくなったりしないロズで防水もしっかりしてるんだな、と感心した。
そして島の風景や動物の描写が美しく素晴らしかった。
日本語吹き替え版での鑑賞だったが、ロズ役の綾瀬はるかが良かったのと、柄本佑、鈴木福、いとうまい子など、俳優が多く参加していたが、違和感なくみんな上手かった。
傑作!親心に感涙!
野生の動物が住んでいる無人島に、人間用サポートロボットが漂着し、動物相手に人間用のサポートプログラムを実践することに。試行錯誤しAI学習?しながらもなかなか島の動物達と馴染めず、当然、仕事も指示されず・・・孤立してしまうロボットのロズ。ある日、ひょんなことで雁の子供、キラリと出会い母親がわりとして子育てすることで彼女に、そして動物達との関係性に変化が起こっていくストーリーです。
ロズが多種多様な動物達の動きや習性を擬態し学習していく様はユーモラスであるのと同時に、無機質なロボットに命を吹き込んでいく作業となっており、非常に説得力のある効果的な演出となっていたと思います。
また何より雁の子育てで、もともとプログラムされていたリミッターのかかった限定的な良心が、どんどん素敵にヴァージョンアップして親心レベルまで到達したのは、私も同じ親として共感度が半端なかったです。飛び方を教えるシーンは、我が子に自転車の乗り方教えた記憶がフラッシュバックして涙が止まらなかっです(笑)。
ロズのキラリに対しての親心、島の動物達の役に立ちたいという純粋な心。それらがベースになった地道で真摯な行動が徐々に波及していく様子が、大自然の背景も相まって非常に尊く美しく目に映り・・・見せ場のシーンでしばしば、涙で視界不良になってしまいました(笑)。
ストーリーはそんなに捻ったものじゃないですが、おそらく設定はかなり深く作り込まれたものだと思います。パンフ買い忘れたので売り切れる前に買わないと!
間違いなく傑作と思います。必見です!
お花畑のような世界観に見せかけて、リアルな主張が盛り込まれている
大筋はロボットが雁の赤ちゃんを育てて、その過程で野生の島の動物達と仲良くなって、連れ戻しに来たロボット軍団と戦うといった内容ですが、避けては通れないリアルな疑問にギリギリ答えてる所に好感が持てました。
仲間外れのキツネは性格が捻くれてるんですが、ところどころで異常な理解力を見せていて、性格の問題よりも頭が良すぎるせいで仲間外れになっているのがわかるようになっています。
ロズは自我に目覚めて、野生の島のロボットだと主張しますが、一方でロボット工場に回収されないと島に危険が及ぶのもわかっていて、「これは私にとっての渡りです。」と言って去るものの、島に戻る場面は描かれていません。
弱肉強食の世界もチラっと描かれていて、動物達は仲良くなりますが、あくまで「この家にいる時だけは喰ったり喰われたりしない!」という決まりになっていて、画面の外では厳しい野生の世界であることが暗示されています。
中盤の子育ての場面では眠くなるくらいありがちな内容だったのですが、最後まで見ると意外と斬新な物語だなと思いました。
現実世界でも、このようなロボットがヒーローになる世の中がやってくるような気がします。
ロボットがなんか違う
画は非常に美しかった。
キャラクターの動きや造形も素晴らしい。
背景は、
今の地球から何かが起こったっぽい世界。
ストーリーは
個人的には今ひとつ響かなかった。
ロボットが身近にいる設定の子供向けの番組を
子供の頃から散々見てきた身としては、
上手く言えないけど
なんか違う感が最後まで拭えなかった。
きっと設定は限りなくあり得る
リアルなことを考慮しているんだろうけど、
すみません、なんか違う感じかが。
鉄腕アトム、ドラえもん、頑張れロボコン、
ロボット刑事
宇宙戦艦ヤマトのアナライザー
Dr.スランプのアラレちゃん
ガンダムのハロ、
天空の城ラピュタのロボットなどなど。
スターウォーズのR2D2、C3POなんかもそう。
その系譜かと言われると、違う気がしてしまった。
作品は凄かったと思います。
でもなんか最後まで違和感が拭えませんでした。
王道のストーリー
不慮の事故で野生の島にやってきたお手伝いロボット。
最初は異物として動物たちに受け入れてもらえなかった。
ある時、親を亡くした雁の卵を拾う。
雁を育てるうちに心が無いはずのロボット(ロズ)に情が生まれる。
冬に向けて育てるロズ。秋になり離れる雁のキラリ。
寒波が訪れ動物たちは凍死寸前、心情が芽生えたロズは動物たちを助ける。
次は逆にロズが元いた場所に帰されてしまう。
助けられた動物たちはロズを助けることに。そこには育てたキラリの姿も...
とまぁ別れや協力が幾度となく訪れ感動を詰め込んだ作品でした。
ロズとキラリの成長、絆物語
観た感想は感動して泣けました。
ロズは、ロボットだから、心が無いので、最初はキラリ(鳥の雛)を思いやる事が、出来なかったが。。。キラリの母親代わりをやって行く中で、キラリを思いやる優しい心が自然と芽生えてきて、その情景に胸が打たれました🥹
二人とも、1人ぼっち、血は繋がらなくとも、心の絆は強固なものだよ🥹🌈✨
皆さん、是非、映画館でロズとキラリの成長、絆物語、大冒険を観て下さいね🌈✨オススメ👑します。
追伸。。。日本語吹替版を観たのですが。。。
最後、NiziUの「Always♫」聞きたかった(><)かからなかった。。。
予告は超えなかったけど良かった
予告を見て勝手に想像していたストーリーとは異なっていたけどいい意味での意外性があって最後までハラハラドキドキと楽しめた
一番の驚きはさらりと弱肉強食を描き、時には仲間の死を描き
臭いものに蓋をしがちな子供向けのファンタジーにしなかったこと
もちろん十分ファンタジーなんですが、現実の厳しさや野生の道理が描かれていて
今の子供たちがこういう映画をみるような時代になったことに
時の流れを感じてしまった・・・
予告で想像してたロボットにだんだん感情が芽生え別れが訪れるみたいな筋とは別のところでところどころ涙腺が緩みそうになったのはいろいろ経験した大人だからでしょうか?
いろんな目線でいろんな立場の人がたくさん共感できると思います
ラストだけでなく、冒頭からまたあらゆるシーンでグっとこぼれる涙
予告で泣きそうになった人はハンカチを忘れないように
【”大好きなママ。”孵化したガンの雛に対し母性愛に目覚めたアシストロボが島の動物達と助け合い雛を育てる愛と友情の物語。マニュアルに頼らずに生きる事の大切さを考えさせられる作品でもある。】
■ロズは、人間をサポートするプログラムを組み込まれたアシストロボット。配送中の事故で野生動物しかいない島に漂着した彼女は、誰かからの指示を求めて彷徨う。
その時に、ガンの卵を発見し孵化した雛に”ママ”と呼ばれた事から、独りボッチの嫌われ者のキツネ、チャッカリやオポッサムのピンクシッポ達と、キラリと名付けた雛をマニュアルが無いままに、懸命に育て始める。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・ロズが、キラリを育てる過程でチャッカリやピンクシッポたちの協力を得て行く過程で、島の動物達が、何だかんだと言ってもロズと仲良くなり、助ける姿が良い。
・その中でロズ自身も、マニュアルだけではなく心という存在を知って行く様が上手く描かれている。
ロズは心によりキラリを想い、キラリはロズを慕う姿。
・キラリも、両親も無く独りぼっちな中で、クビナガが率いるガンの群れに馴染むコミュニケーション能力を養って行くのである。
ー この物語は、ロズとキラリの共依存による成長物語でもあるのである。-
・ロズを回収に来る感情を持たない回収ロボットの不気味さと、心を持ったロズとの対比の描き方も巧いと思う。
・一方、厳しい寒さに襲われる島の動物達が、ロズとキラリが住んでいたゲルの様な住居に集まるシーンも、最初は”食べられる側”と”食べる側”で大混乱になるが、チャッカリや熊のゾーンのお陰で、皆が寒さを耐えるシーンや、山火事が起きた時に皆が馬鹿にしていた大木を只管齧って倒そうとしているパドラーを認め、斃れた大木が川に横倒しになり、溢れた水流で消されるシーンなどは、仲間と協力する大切さを描いたシーンだろうなと思ったな。
<ロズが回収ロボットによりロボット製造工場に回収される時に、クビナガが率いるガンの群れ(もちろん、成長したキラリもいる)が救出に向かうシーンなどは、ナカナカでありました。
今作は、孵化したガンの雛に対し母性愛に目覚めた最新型アシストロボが島の動物達と助け合い雛を育てる、愛と友情の物語であり、マニュアルに頼らずに生きる生き方を考えさせる作品でもあるのかな、と思った作品である。>
ドリームワークス30周年の集大成。
原作は「野生のロボット」という題名の児童小説です。
この作品が上映される事が決まってから、事前に原作を読んでいました。
とても好きになり、小説のファン目線で楽しみになっていました。
日本だと下記の理由から作品に非が無い形で上映が危ぶまれていましたが、無事上映されました。
観られるのが現実になって嬉しかったし、そして、泣き、面白く、感動しました。また余韻があります。
観てよかったと心から思いました。そして、小説のファンとしても映像ならではのアレンジもする中でまさに「野生のロボット」のアニメ化を
最高の形で観る事ができた事が本当に幸せでした。
この作品を作ったクリス・サンダース監督が最高傑作と述べるのも心から納得です。
そして、アカデミー賞にノミネートされたこの作品。
色んな方に観てほしいです。親子にも、老若男女にも。ロボットや動物が好きという方にも。
日本でもヒットしてほしいです。なので口コミです。
こちらを制作したのは世界的アニメ会社の「ドリームワークス」なのですが、
日本だと配給会社が度々交代されていく中で2012~2018年の時期は、当時の担当である日本法人会社の方針なのか、本来上映されるはずのものが上映されず、
現在の配給に交代し、上映体制が戻り、現在に至ります。
しかし、その6年間はドリームワークスの日本展開のハンデとなっています。
そんな不安定な中でこの作品を上映してくださった現配給会社様には感謝です。
こんな最高なスタジオの作品の上映はずっと継続してほしいので、
ぜひ、観に行ってほしいです。
ガストのコラボ商品、また食べに行きます。
生きることは戦いなんだと
半端ない画力
美しさの中に
小さな命と触れ合った時ロボットに母の心が一杯に生まれる…ではなかった。
ロボットを野生の島に出しながら無闇に機械感を出さず、自然に入って行く。本当に美しかった。お伽話だけれどそれでいて野生の厳しさが見えて心痛む時もある。
めでたしめでたしを迎える物語。でも私のような馬鹿者はその後を考えてしまう。お伽話に現実を持ってくるなんて野暮というか何というか。でも「野生」とタイトルにあるので頭が行ってしまうのだ。
野生である限り喰い喰われの世界。それは話でも触れている。そして動物達には寿命がある。
それはロズにも言える。新しいものがすぐ古くなる人間の世界でロズはどれだけロズでいられるか。
野生である限り来る生涯の終わり。それを皆は自然のこととして受け入れるだろう。様々な動物達を一度に登場させるが、根本に野生があると感じさせ隅から隅までハッピーに染めず、そっと厳しさも見せるこの物語。それが安心感を覚えさせる。
いつか来るワタリの日
予告編を見る度泣かされていた野生の島のロズ。
8歳になる娘と鑑賞してきました。
ロボットが見知らぬ地で1人(1体?)佇む姿は、何故こうも泣けてくるのか。
輸送中事故に遭い、動物だけが住む自然豊かな島に辿り着いたロズは、プログラムに従い自らに任務(仕事)を与えてくれる相手を探し始めます。
散々な目に遭いながら、見つけたのは雁の卵。
卵から孵った雛はロズを母親と認識し、擦り寄ります。
その雛の可愛さといったら…。
秋になる前に雛を無事飛べるようにする事。
それがロズの任務となり、キツネのチャッカリや島の動物と協力しながら雛を育てていく過程で、彼女の中に母性が芽生えていきます。
小さな雛はやがて自分の翼で飛べるようになり、ワタリの日を迎える。
物語の佳境で、ロズが走馬灯のように子育ての日々を思い出すシーンがあり、ボロボロに泣きました。
自分もロズと同じように「どうやって母親になれば良いのか」と悩んだ事を覚えています。
プログラムではどうにも上手くいかず、その時その時で対処してると言うロズの言葉。子育てってその連続だよな、と。
大変な事は沢山あったけど、それでも誰より可愛い我が子。
いつか娘も自分から離れていくんだなと思うともう既に泣けてきてしまいますが、そばに居られる時間をより一層大切にしたいという気持ちにさせてくれる、そんな映画でした。
涙ポロポロ、何回も泣かされました
期待以上にとても感動でした。
親子愛、友情、困難に立ち向かう事、仲間と力を合わせて大切なものを守る事、感動の要素てんこ盛りでラストにかけて「どんだけ泣かせるん」ってくらい泣かされました。
ストーリーはロボットと動物の友情や親子愛の王道ストーリーで目新しいものはないけど、やっぱり王道ストーリーはハズレなく良いものでした。
相手を想う気持ちや励ましの言葉、いろんなシーンでのいろんな言葉が心に染みました。
「みんなができるんだから自分にもできる」って思う事って大きなパワーになります。
映像もとてもきれいでした。
最近はアニメ作品が吹き替えばかりで字幕がなく、私が行く範囲の映画館ではレイトショーに字幕があるだけで、字幕で観たい私にはとても残念です。
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