野生の島のロズのレビュー・感想・評価
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映像はすごいのだけれど、ストーリーは?
この映像はできるだけ大きな、視界を覆うようなスクリーンで見ると理想的。うまく言語化できないのだけれどドリームワークス定番の動物キャラのタッチも、こんな質感で表現されるのは初めてだと思う。何なんだろう、この技術。
ただ、ストーリーは納得できない。
細かく書いていくとおかしなところがたくさんあるのだけれど、端的に書くと、なぜロズは最後に自主的に回収されることを選択するのかが理解できないこと。
これだと、最初の回収ミッションてロズが抵抗しなければ、あの大惨事は回避できたことになってしまう。
あの回収ロボットも、悪者っぽく描かれているんだけど、ロズの「経験」を回収することが果たして悪いことなのかどうか何も手掛かりが示されていない。ロボットのキャラが悪そうなだけ!
何よりもロズは最後に自ら回収されることを選択し、その後森の様子も変化がないことから、製造元企業にはそもそもロズの記憶を悪用する気などなかったことが分かる。
ロズは最初から回収されていればあの惨事は起こらなかったとしか自分には思えず、唖然としているうちに、まるでいい話だったかのように映画が終わってしまった。
それとも自分は何か重要な点を見落としてるんだろうか。何でこのストーリーでいいのか、誰か見方を教えて!
ちゃんとしたロボットドリームズ
2025年劇場鑑賞44本目。
エンドロール後映像有り。字幕で鑑賞できたのはありがたいですね、大好きなビル・ナイの声聞けたし。
ロボットと動物の触れ合いって斬新だな、観たことないや、あれ?観たことあるな、ロボットドリームズだ!と一瞬思いましたがあっちは人間の外側が動物というだけで、動物が加工肉食べているシュールな世界だったのに対し、こっちはガチ動物が相手(言葉は優れた翻訳機能で分かるようになりますが)なので、熊はちゃんと動物食べるし、鳥は冬になると渡ります。
ロボットが育てた鳥がロボットみたいなしゃべり方をするのは面白いな、と思ったのですが、最初だけだったのでもったいないかな。泣けるという話を聞いたのですが自分は泣くところが分かりませんでした。でも面白かったですよ。
ムビチケ頂いたので鑑賞。 ロボットと野生の島で暮らす動物達の話。ロ...
涙腺大爆破
ドリームワークスの新たな名作
細かいところで引っかかる点があるにしろ、それらを凌駕するほどにめちゃくちゃ感動する作品だった
特にキラリが旅立つシーンでは、クリス・バワーズによる相性抜群のスコアが相まってしばらく鳥肌が収まらなかった
本当に最高のシーンだった
ロズが精巧な3DCGで描かれるのに対して、野生動物の毛並みや森の草木などの自然のものは水彩画的なタッチで表現されていて、ロズの異物感がわかりやすく表現されていた
それと同時に、野生動物たちとの心の距離も同時に表現していて、物語が進行していくにつれ、動物たちからだんだん仲間と認識されていき、苔が生え水彩タッチと融合していく演出もすごく良かった
少し引っかかった点としては、意思疎通できる者同士の狩る・狩られるの関係があまりに残酷なことと、それを一時的であれ理性で収めるシーンが一筋縄でいきすぎていたことだが、子どもでも楽しめるように作られた作品に対してこういった疑問を投げかけるのは少し野暮な気もする
ろず
鑑賞動機:久しぶりにドリームワークスこアニメ観たい7割、評判3割
IMAX字幕鑑賞。IMAXはともかく字幕回が少なくて困惑する。
ドリームワークスのロゴのアニメがすごく進化していて驚く。いつからこんなことになっていたのだろう。
言われてみれば宮崎駿感あるかも。こういう不完全な、あるいは発展途上にある知性体ものがすごく好き。フォルムよりはメカメカしいギミックに惹かれる。おててがかわいい。サンダーボルト先生カッコいい。ロボットの義足…いやサイボーグ化は一周回って面白い。
メインのメモリの他に隠しメモリが内蔵されていて、何らかの条件を満たしてそこに書き込まれた情報は、外部からの指令では削除できない。だから記憶を消されても覚えていた。みたいな妄想設定をでっち上げて納得する。
あと、野暮なツッコミであるのは承知しているが、一時的、緊急避難的に本能から外れるのはいいとしても、通常時に戻った時には…エサはどうするのさ! そこ簡単でいいから何かあって欲しかった。
ほぼ完ぺきな寓話
物語、映像、画面構成、ロケ地(笑)、アニメの演技、吹替の声優、音楽。すべてが高レベルで出来上がっていてとても満足感が高い作品でした。とにかく絵がきれいだし動物たちの動きもカメラワークも素晴らしい。熟成したCG技術とシンプルながら客を飽きさせないストーリーの融合。吹替も綾瀬はるかはもちろん、鈴木福がとてもうまい。さらになぜか起用のいとうまい子教授も良かった。後半の大規模戦闘とそれに起因する山火事、工場での戦闘がロズの行動から巻き起こされている点が気になったのと、戦闘後の時間経過が年単位かとおもったら月単位だったところかな。ただそれらは些細なことで、アクロス・ザ・スパイダーバース同様、どこをとっても絵になる映像と音楽を堪能できました。
良くも悪くもひたすら子ども向け
いい点は画面が綺麗で子ども連れでも安心して見れる内容であること。
しかし、本作は今まで数多の映画が描いて来た種族が違っても友情は成り立つや家族になれるというのが物語のテーマのようだが、見せ方にワクワク感がなくずっと薄っペらいままの展開。メインキャラ達は様々な場面に遭遇しているようでいて危機が迫っているようなスリリングさがなく絶対みんな助かるだろうの雰囲気しかなかった。
1つにはロズがすぐ動物語を習得して動物とコミュニケーションが取れるようになり一体だけ残されたロボットの孤独感や疎外感はなく(一応モンスターとは呼ばれていたが能力が桁違いなのでそこは仕方ない)誰とも特段の行き違いは起こらない。ガン(鳥)の自立の為の葛藤も日常生活の範囲内なのでハラハラせずすぐ仲直り。
そのままでは起伏がないので最後はお定まりの人間を悪者にした勧善懲悪展開のアクションシーンを付け足している。人間側のロボットは悪そうな雰囲気で出て来るが、行方不明だったロボットの回収やそこで影響を受けたらしい鳥の捕獲は普通に行われる事で特段非難される事でもない。
全てが擦られ過ぎた題材を捻りもなく並べただけで感動を呼ぶ売れ線を過不足なく入れたと思っているようにしか見えなかった。
この手の物語を初めて見る小学生くらいなら物語の入門用としてはいいかもしれない。
映像美はさすが
原作を読んでいた時には泣かなかったのに、映像がつくと、飛ぶ練習で泣き、お別れで泣き、協力しあう動物たちに泣き、再会で泣き…始終号泣する羽目に…ちいちゃいきらりかわいかった…
ロズを回収しにくるシーンが原作よりも過酷になっていましたが、映像化にあたってよりエンタメ化しおもしろくなっていたと思います。続編もやってくれないかなぁ~!
みんなにも原作読んでほしいなぁ~~~!続編があるんだよぉ~~~!
ドリームワークスのアニメはいつも日本では字幕の上映がされないような印象なのですが、本国版のキャスティングがすばらしかったので字幕で観たかったなぁという気持ち…
あと、原作を手に取ったのが「野生のロボットってなんだろう!」というワクワク感からだったので、原作、原題から味気なく変わった邦題のことは好きじゃないですね…ロズを入れたいなら野生のロボット ロズとかでよかったやん…
ロズだからこその愛情が尊い
予告を見たときの印象があまりにもジブリのそうとしか思えず突っ込んでしまったが中身は疑似家族の愛のお話。
カモ科の雁は渡り鳥であるために冬には温かい場所へ移動しなければ生きていけない。そしてロズは“仕事”がなければ存在意義を無せない、雛鳥との出会いが救いになった。
ロズに心がないため見ているこちらが代わりに喜怒哀楽を担うストーリー展開でシビアな部分もありつつテンポがよく飽きない作りでした。
声優の綾瀬さん柄本さんを初めキャストの皆さん演技に違和感がなくキャラクターの個性を引き出していたのも良かったです。
そして何より映像美や音楽が躍動的で他の洋画アニメとは違った素晴らしさがありました。空の映え方も印象的でスクリーン映えしていたと思います。
堂々たる王道ロボット映画ぶり
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