「ロボットと小鳥という変わった組み合わせの親子。その間に生まれた愛に泣けた。脚本も映像も見事。」野生の島のロズ p.f.nagaさんの映画レビュー(感想・評価)
ロボットと小鳥という変わった組み合わせの親子。その間に生まれた愛に泣けた。脚本も映像も見事。
届けられた先で役に立つようにプログラムされたロボットの「ロズ」。その真面目さが通じない世界で、子育ての任務を果たさなければならなくなる。雁の「キラリ」、きつねの「チャッカリ」と出会うところまでの設定がうまい。姿かたちも性格も大きく違うキャラクターをうまく結びつけて、ストーリーに引き込んでいく。
「ロズ」と「きらり」の親子の愛情が最大の見どころ。「反抗期」があったり、子育ての苦労がちゃんと描かれている。
特に「渡り鳥として巣立っていくキラリを見送る場面」は涙が出る。「ロズ」も「きらり」も、見つめる顔の表情が絶品で、渡り鳥の編隊が旋回してくる演出も最高。
その後の展開で、親子それぞれが発するセリフも泣ける。万感がこもっているし、セリフがとても良い。
「ロボットに心が芽生える。それは簡単には消せない」というテーマに対して、素直に「そうあってほしい」と思う。「ロズ」に芽生えた感情は、とても人間的で大事なもの。簡単には消えないというところに感動した。
「チャッカリ」ら動物の身体の動きがリアル。ネコとかの小動物はそういう動きをする、する!と思った。鳥の羽ばたきや、木々の揺れ方とかもリアル。アニメーションのレベルが高い。
途中、何度か「戦闘ロボット」が出てくるけど、好戦的なところはちょっと違和感を覚えた。動物は殺しても良いとプログラムされているのだろうか? 家庭サービスロボットのロッサムがあれだけ善良なのに。
