劇場公開日 2025年2月7日

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「根っこの部分で拒否感」野生の島のロズ うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5 根っこの部分で拒否感

2025年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

まず、この映画のいいところを列挙します。

絵がきれいで、キャラクターがとても生き生きと動き回る。アニメならではのダイナミックなアクションは実写でも不可能なくらい迫力満点。愛らしいヒナの成長や森の動物たちの関係をていねいに描いている。小さな子供が見たらきっと宝物のように大事に思ってくれるんじゃないだろうか。見ても絶対損はないと思います。

ですが、
(以下は悪いことしか書いてないので読みたくない人は飛ばしてください)

根っこの部分で拒否感がある。これはどうにもならない。

理由として
・いろんな映画に似ている『ズートピア』『ウォーリー』『ベイマックス』『トムとジェリー』『ロン 僕のポンコツ・ボット』など
・普遍的な骨子を新しいアプローチでトライした野心作の割には平凡
・子供に見せるには冗長。お話しが詰め込みすぎの感がある
・荒唐無稽。もっとシンプルにした方がよかったと思う
・プログラム、アルゴリズムが愛を交感するという「奇跡」と、野生たちがしたたかに文明を手玉に取る絵空事のような「展開」の相性の悪さ。
このような点で不満を感じた。この映画を愛する人には大変申し訳ないが、私はあまり受け付けないものだった。

うそつきかもめ
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