「野生の島じゃない」野生の島のロズ うさぴさんの映画レビュー(感想・評価)
野生の島じゃない
面白さ半分、ツッコミ度半分って感じの映画だった。
映像の綺麗さは満足。
この映画はロボットが野生動物と情緒をはぐくんでいくって話なんだけど、肝心の野生動物がめっちゃ人間チックなんだよね。
動物である必要がない。
あとロズが色んな動物達に協力の大切さを教える面もあるんだけど、動物達が肉食・草食関係である以上「仲良く」は厳しいんだよね。
だったら色んな動物達じゃなくて色んな人種達で良かったんじゃないかと思う。
それからロズに情緒が生まれる点なんだけど、ロズって「家政婦に使える」ロボットなんだよね。一家に一台(大人2人、子供3人を想定)のロズって言っていたから。
家庭で使われるなら人間の気持ちとかもある程度理解できてないとダメだからそういうプログラムはある程度あると思う。
キラリのママになる事で奇跡的にロズに情緒が芽生えたって話だったけど、これさらに意思
疎通しやすい人間相手なら当然の如く情緒芽生えてるだろって感じる。
ロズが農業用・工場用で情緒の芽生えようがない、プログラムされようがない、ただひたすら草むしりと収穫だけするロボットって設定だったらもっと奇跡感があったのに。
あとチャッカリがなんであんなに嫌われ者なのかが分からなかった。
映像はとても綺麗。
キラリが飛べるようになるシーンは感動した。
でも、「お前はもういらない」と言っていたキラリが急に物分かりが良くなったのが不思議だった。
他にもいきなり便利キャラが登場したり、こういう結構唐突なシーンがある。
(突然のサンダーボルト先生とか、がんじーさんとか)
あと、個人的には「キラリ」って名前が最後までしっくりこなかったな。
こう、見た目と名前が合わない!
もっとカッコいい名前が良かったな~。