「もふもふをありがとうありがとう」野生の島のロズ 井もさんの映画レビュー(感想・評価)
もふもふをありがとうありがとう
チート並の高性能ロボットなので、動物→翻訳が学習モードで可能(すげぇ)。ロズ→動物ってどうやってんだ、ってのは多分触れたらダメなやつ。
排除されたり冒頭でめちゃくちゃ損傷するんだけど、感情を持たないので人間みたいに「もぅむりしのう…」とはならないの良かった。
自然の摂理(?)で無くなるはずだった、渡り鳥の雛を育てて、すげぇ良いヤツなキツネと親友になって、みにくいアヒルの子状態な「息子」の成長と旅立ちが綺麗でグッとくる。感情しかないよこのロボット…。平坦な道をロズ一体で作るとかマジチート…。お母さんの何たるかをネズミのカーチャンが伝授するとことか心がしんどい!カーチャン😭
しれっと人類が滅亡してそうな世界が映って動揺。気候変動の未来?
連れ戻しに来たロボットの中身がマッドサイエンティストみたいで良かったです。宙に浮かぶクラゲ?どんな動力だい。「あなたのそのデータが欲しい」?!君も野生の島で生きると良いよ!
肉食草食関係なく皆でロズと暮らそうとするのがね、シナリオはありがちなんだけど良いですね。
相容れない食物連鎖の自然界をモチーフにした作品は、人間が馴染んでいく系とか人間界に馴染み過ぎた動物が自然界に戻る系が多かった印象ですが、感情を学ぶロボットっていう作品も素敵だと感じました。
吹き替え版で見ましたが素晴らしい。字幕も見なきゃいけなくなるやつー!
動物の観察が徹底されていて、タッチは絵画っぽいのに、羽毛のもふもふ感が良かったです。ロズの右肩(ヒトで言う鎖骨ら辺)が剥げてて「ああ〜😭」ってなる。