「親に想いを伝えたくなる」野生の島のロズ モトコさんの映画レビュー(感想・評価)
親に想いを伝えたくなる
ロボットと親と鳥の子どもという奇妙な組み合わせの親子関係であるが、ストーリーが進むにつれてその違和感は全くなくなり、親子の絆を強く感じさせられた。
親が子供に抱く、不安や後悔、子どもが親に抱くそれを上手く表現されており。自身の親についてついつい考えてしまう作品であった。
また近未来の設定は人による環境破壊が原因と感じるような海面上昇や、ロボットに頼らざるを得ない人間、自らの行いによって不自由な暮らしをしている部分も印象的で作り手のもうひとつのメッセージを感じた。
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