劇場公開日 2025年2月7日

「世の母親の奮闘を思い号泣。綾瀬はるかの声もよい」野生の島のロズ ONIさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0世の母親の奮闘を思い号泣。綾瀬はるかの声もよい

2025年2月9日
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鑑賞方法:映画館

泣いた。そして映画館でるのがこんなに清々しいこと久しぶり。ほぼ時間にあいそうなのがこれしかなく、しかも始まって綾瀬はるかっぽい声と鈴木福っぽい声がしてヤベ日本語版かと思いながら、逆にどっぷり浸かってこの野生の島のロボットの子育て奮闘記に涙するハメに。

こういう原作があるのね。エンドロールで英語版はルピタニョンゴだと知る。それもいいかもだけど、綾瀬はるかはぴったり。もともと性別を超える感じのところがありながら母性に目覚める感がぴったり。それゆえにボロボロになりながら滅私の心で我が子を飛ばそうとしたり、遠くから我が子が仲間とうまくやれるだろうかとのぞいたりを観ていると、もう自分が散々迷惑かけた母親を思い出したりしておいおい泣きそうな感じになるエモーション。

無事島を飛び立ってからの寂寥感ったら半端なく、この後どんな物語が待ってるかと思えば、ほぼ民族超えてとりあえず今は仲良くしようや、みたいなメッセージでこれも泣けた。ここから我が息子が戻って来てから散々チラつかせてきた自己回収ボタンを押してからの騒動もあるが、この辺りがもう少し単純に親子まとめでもよかったような気もするが、とにかく観終わって清々しい思いでいっぱい。こういうのを子供に見せながら親は涙したりするのだろうな。いい時間だったな。

ONI