「まじめ優しいロズに感動」野生の島のロズ ihatakaeightさんの映画レビュー(感想・評価)
まじめ優しいロズに感動
動物だけの島に流れ着いた最新型ロボットと動物たちの交流を描いたドリームワークス・アニメーションによるアニメ映画。
驚かされるのは、全編に亘る美しいアニメーションだ。波濤や鳥達の群れ、季節により描かれる島の大自然の描写に圧倒。開始後すぐに、観客も島の住人になれるのだ。また、キャラクターデザインも好感。とくにお手伝いロボットとして開発されたロズのデザインと各機能の詳細はよく練り込まれていると感心。
ストーリーは、正直言うと予告編から大体の想定は出来るが、ひな鳥「きらり」の巣立ちにロボットとして試行錯誤する不器用なロズをこちらも優しく見守ってしまった。背景設定は割と大人目線で考えさせられる点が二つあった。一つは多品種少量動物たちで構成された島、もう一つは詳細は割愛するが、渡り鳥達から見た島以外の世界だ。
さて、私は吹替え版を観たのだが、綾瀬はるかロズはばっちりハマっていて、まじめ優しいお手伝いロボットの声として聴き心地が良かった。最高水準の美しいアニメと随所で盛り上げてくれる音楽、安心して観られる良質な作品でした。今度はIMAXの字幕版を観てみよう。
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