「最新鋭の映像といつものストーリー」野生の島のロズ SOさんの映画レビュー(感想・評価)
最新鋭の映像といつものストーリー
CG技術はもはや来るところまで来たという感じで、やろうと思えばいくらでも現実と遜色ない質感を再現できる。けど、やらない。やりすぎても面白味がない事が段々分かってきたから。
そんな流れで今作は非常に細かく描写されつつ絵本のような質感のトゥーンレンダリングがなされており非常に見応えがあった。
ストーリーの方は特に驚きはないもののいつの時代も愛される王道展開「ロボット、愛を知る」。中高年は見飽きていても、このテーマに触れたい・知りたい若い世代が古い名作をわざわざ観る必要も無いわけで。そういう点から、最新技術を用いた王道ストーリーが定期的に世に出てくるのは良い事だと思う。
芸能人声優が結構大根気味な中、主役ロズの綾瀬はるかは声あて歴が長くさすがの演技だった。同じロボットでも前半の無機質・無遠慮さと後半の人間味をよく演じ分けていてさすがと言うか何と言うかやっぱ綾瀬はるかっていい声だよね。
コメントする