「親子のエモーション」野生の島のロズ　ぱんちょさんの映画レビュー（感想・評価）

まるで絵本か絵画のような驚くほど美しいアニメーションで、もうはっきりと「(たとえ血のつながりがなくても)親子の絆とは」を描いており、一人の父親としては涙を誘われる… しかもウチなんかもうすぐ巣立つ頃合いなんで…
映像的には画期的で素晴らしいし非の打ち所がないと思うけど、ストーリー的には難点がない訳ではない。
いくらメタファーだとしても捕食関係にある動物たちの共存を説くってどうなの、とかやっぱりハリウッド映画って最後に闘って盛り上げないとダメなの、とか…
とはいえ非常に高いレベルで親子のエモーションを描いてくれたのは確かだし、ロボットだからこそそのエモーションが引き立ったのだと思う。