破墓 パミョのレビュー・感想・評価
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うわぁ、つまんねぇ映画!
墓を暴いて霊障を解決する風水師達が、太刀打ちできないほどのオバケと戦うのだが、墓の周りをウロウロする事、約90分。ずっと同じ所をぐるぐるぐるぐるぐるぐる使い。
やっと、ラスボスが登場するも大して面白くないバトルが続き普通に終了。何故、韓国の大地に日本の鎧武者がいるのかは特に説明なし。
こんなんが、韓国で120万人も動員?嘘つけ、こんな退屈極まりないゴーストバスターもので。監督が脚本も兼ねているが、脚本の体をなしていない。お前は脚本を書くな!
いつもだったら、見たいんだったら、見てもいいかも?と言うが、この映画については見なくていいです。
どうしても見たいなら、無料の配信で、繰り返しの無駄なシーンを90分くらい早送りして、ラスボス対戦から見てください。つまらない事には代わりはないけどな。
目が汚れたから、U-NEXTでコクソンを見ようっと!あれは名作だ!
なんだかなあ
148本目。 館内の掲示物に、韓国で大ヒットやらなんちゃら。 まさか、この展開だからなのかと思ってしまう。 まあそれは向こうの御勝手にくらいしか思わないけど。 地学とか面白そうと興味を引かれたけど、途中でこのパターンはと思うと、まあそんなキャラが出てくるんだけど、変にCG使って方向性変わるのは勘弁だけど、そうはならなかったのは良かった。 けどまあ、なんだかなあって感じの作品。
シャーマン、風水師、葬儀屋に日本の陰陽師がちょいと絡んできたけども...
シャーマン、風水師、葬儀屋に日本の陰陽師がちょいと絡んできたけども! ・日本語の違和感 ・日本の将軍様の怨霊なのに何故わざわざ韓国に封印したのか理解出来なかった 役者たちの演技は文句無しに良く、前半と後半で作品の色味が変わったのは面白かった‼︎
後半のアレのせいで日本では絶対に賛否よね⭕️❌
韓国の映画で日本が〇〇って時点で嫌いな人の割合が圧倒的でしょうね🤫(あと後半の件の詳しい説明が無いからそこを なんで? どうして? ってなる人も居るしダメダメってなりがちですね🥺) 逆に敵が〇〇だから韓国で超大ヒットしたのは納得です🥹(めちゃくちゃラストは盛り上がったんだろうな🇰🇷🆚〇本🇯🇵) あとこっち系の作品て雰囲気重視で思いっきり全然お化けが出ないし👻(後半はモロに🧟♂️アレですがね🫣)つまらないって意見が多くなる傾向あるのでダメって人の割合が高いと思うし日本映画の 来る みたいな感じがダメな人は完全にアウトだと思いますよ❌(自分はめちゃくちゃ楽しめたなあ☺️) 自分はあらゆる映画のジャンルで銀河系で1番好きなタイプのストーリー(スピリチュアル系で祈祷師が出てくる祓い系作品で更には韓国映画だし最高過ぎるんよ🤩) キムゴウンが役作りの為に祈祷師のところに2年くらい通って色々話とかをして学んだという事で祈祷シーンのみで(2分くらい)ご飯🍚だけでおかず無しで半年生活出来るくらい良かったですよ🐽🙏🔪💃🩸🪦間違い無く今年のベスト祈祷だし(コクソンの祈祷シーンもだけどムーダンの祈祷って太鼓🪘叩いて踊ってトランス状態になりながら肉🍖にナイフ🔪で切り付けるのが全く一緒で好き過ぎてYouTubeでコクソン祈祷とパミョ祈祷と繰り返し毎日見てます🙏🕺🔮👀) これマジでキャラとしてムーダンのファリムが完成され過ぎてるから絶対にスピンオフ作品を作らないとダメよダメダメ🙏 悪霊祓いする人(沖縄だと民間の祓い師はユタで沖縄の王府の仕事などをガチでやってるのはノロ🔮韓国だとムーダンで日本では基本的にシャーマンと言われています)が祈祷🤲するシーンのある悪霊祓い系作品が異常に好きな自分にはこのパターンの作品があり得ないくらいピタリとハマって最初から最後までずーっとワクワクワクワクワクワクしながらの鑑賞で楽し過ぎて吐きそうです🤮 あと面白いのが祈祷師がメインじゃなくて風水師がメインでそのサポートをするのが祈祷師という立ち位置で意外でした🙏🔮 この話はよくするんですがホラーの怖さってヤベェやつが👿👹👶🏻🤖👾👽無駄にバンバン出まくる事が怖いの定義じゃなくて なにかヤバい事がありそうありそう詐欺をずーっとする事で緊張感を持続させる事が出来てる方が怖いという理論が自分の中に備わってるのでパミョはかなり楽しめましたよ👻 この作品死霊館エンフィールド事件と同じ展開で 最初に出てくる👻が黒幕じゃないって展開なんですよね〜 最初のほうの見えそうで見えないジャパニーズホラーのような(かなり日本のホラー映画の良質作品を研究してるのが分かる演出)絶妙なカメラワークの前半と重葬が発覚してからの後半で少しテイストが変わるのも自分は面白く感じましたよ(あいつが出て来た時ガンニバルのデカいジジイを思い出しましたよ😱)つうか最強にビックリした場面の話をしますが(墓場にヘビ🐍居てスコップで〇すシーンに完璧なくらいピッタリシンクロして自分の携帯📱にメール来たからマナーモードでバイブが発生して勝手に4dxが執行されたおかげで腕が激しく痙攣して持ってるポップコーン撒き散らしながらケツが15センチくらい浮くくらい飛び上がりました🥹🥹🥹) ここが更に好き嫌いの分かれ目だと思いますが後半の日本のアレコレの受け取り方でかなり評価も変わってくると思います😇 あと👻👹対策で耳無し法一的な事やって攻略しようとするのが面白かったっすね! 更に日本の陰陽師🙏やキツネ🦊や👹も頑張っていて 日本🇯🇵🆚韓国🇰🇷の対立構造(風水師&ムーダン🆚陰陽師の念&鬼&侍)というか全日の最強タッグ戦みたいな展開やったなあ🥹 自分は 来る みたいに最後にあいつが一切出て来なくても充分楽しめましたからあいつが実体化して出て来てモンスターホラー化したので後半にテイストがガラってと変わったから逆にビックリでした😵 キツネ🦊は実はあの場所の警護をしてたんですね👮 それと役者さんたち日本語が案外違和感をあまり感じ無いくらいの発音で練習かなりやったんだろうね🇯🇵🎵 👋終演👋
期待度○鑑賞後の満足度△ 反日ホラー?(っても怖くないけど) かなり訳の分からん話だが最後まで馬鹿馬鹿しく感じないのは日本人の持つ罪悪感をそこはかとなく揺さぶるから?
①恐怖(でもないけど)を二段階にしたのは(前例がないわけではない)なかなか工夫しているわい、とは思った。
で、第一段の恐怖の遠因が戦前の韓国併合にあった、というのは日本人として“あらあら、そう来たか”という印象だったけど、第二段の恐怖の原因が文禄・慶長の役を踏まえていることは分かるが、関ヶ原で討ち死にした武将が何故か朝鮮半島に埋められた、という話の展開には目が三角になった。
②関ヶ原の敗戦で斬首されたのは石田三成だけど彼は朝鮮征伐には参加していないし、他に朝鮮征伐に参加して関ヶ原で斬首された武将っていたかな?
いたとしても将軍ではなかったし、ここは『将軍』がUSAをはじめ世界で大ヒットし評判が高かったことに対するアンチテーゼかと思ってしまった。
反日テーマを扱うのは良いけれど、「もう少し日本の歴史を勉強して」と思う。
③トラは朝鮮でキツネは日本という暗喩で(日本はトラの衣を着たキツネと言いたいのでしょうか)、別にそれはそれで良いのだけれど(私は嫌韓派ではないので)、トラの脊髄に当たる土地が「悪地」だと云うのは空に向かって唾を吐いていることになるのではないのでしょうか?
前日譚が見てみたい
韓国の土着の信仰っておどろおどろしくて興味深い。 韓国で大ヒットということなので、シリーズ化されたら今作以前の物語から見てみたい。 お墓の前でのお祓いの儀式のシーンなんかコクソンみたいで面白かったけど、だんだんと、特に精霊?鬼?の正体がわかってからは楽しめない。 今回の件は楽しめなかったけど、この4人でいろんな事件を解決(お祓い)していくシリーズ作ってほしい。 チェ・ミンスクもユ・ヘジンもいい味出してるなぁ。
このパターンはあんまりなかった気がする
最初は民俗学的アプローチで事件を解決するミステリーかと思ったら 割と明確に化け物が出て来て 荒俣宏辺りが書きそうな話だなと思った 大体こういう時の対処方って同じ宗教体系でどうにかすると思うんだけど 陰陽五行のルーツは同じでも若干体系が違うヤツと戦うのが面白かった ただ民俗学や風水や陰陽五行あたりの 細かい説明は殆どないし儀式系の説明もほぼ無いから その辺に興味が無いと 取っ付きにくいと感じる人は多そう それに肝心な所が濁し気味な感じなのもどうかと思った でも個人的にはかなり好きな作品 追記 なんか他のレビュー見てたら 反日がどうこうって言ってる感想が結構あってびっくり そしてそういう人達は低評価付けがちで なんかもったいないなぁと思った それはあまりにも過敏に反応し過ぎじゃね? まぁ別に「そういう人達」と議論する気も無いし 映画なんて観た人が感じた事が正解だからそれでいいんだけどさ ちょっとモヤモヤする
力作なんだろうが、怖くなかった…
大好きな韓国ホラー、しかも民族伝承要素も濃ゆそうなので、結構楽しみにしていたのだけど、正直全然怖さを感じないままに見終わってしまったなあ。
理由その一
大富豪の後継ぎに祟っているらしき先祖霊と、同じ場所に重葬にされていた謎の巨大棺との関連性がわかりにくい。そのせいか、ストーリーが、多層性を持っているというより単にわかりにくい印象。観ながらあれこれ考え出すと怖さって生まれにくいよ。
理由その二
こっちのが大きいけど、墓から出てきた「何か」が日本の精霊だか祟り神、しかも見た目的には鎧武者って…ちょっと日本人的には怖がるの厳しくないか。
私はスラムキング(バイオレンスジャック参照下さい)や、「八つ墓村」の鍾乳洞に祀られていた屍蝋を思い出して微妙な気持ちに。
そして、全体に日本語の台詞が多く、まあそれは良いとして、言葉遣いや言い回しに所々違和感あり、気になりだすと気になってしまった。武者の精霊も滑舌良すぎだよ…
雰囲気はあるし、儀式シーンは迫力あるけど、上記諸々でのめり込めず仕舞い。締めも半端にハッピーエンドだし。
韓国ではヒットしたようだけど、韓国の人からすると日本の鎧武者って怖いのかな?
総括して、期待値には遠く及ばずで残念でした。
75点ぐらい。やっぱり(笑)
墓から何かが出てきた… 予告編を観て、この映画を検索したら、あるワードがタイトルの後ろに付いてきて、なんとなく内容が分かってしまったんだけど、少し違った。 サスペンス・スリラーって事ですが、ざっくりホラーです。 不穏でハラハラでき、好みの世界観、よく出来てます。 シャーマンによる儀式のシーンがあり『コクソン』を思いだしました。 出てきた何かは、やっぱりソッチ絡みで(笑) 後半は結構しらけました(笑) 他の映画でも同じようなのあったけど、切っても切り離せないのかな…(笑)
期待したほどでは…
キャストから期待したほどではなかった… コンセプトは良いが、謎解きが無理筋で説明過多。その結果長くなっちゃってる… ひたすら慌てるチェ・ミンシクはなかなか見られないし、他の主要キャストも良かったのだが…
お墓版悪魔の花園
タイトルからして好きな分野だし、韓国大ヒットとなれば見るでしょ。
で絵も演出も役者もレベル高く、4人とも熱すぎず丁寧にこのちょっと漫画な設定にリアリティを持たせている。墓を暴く話なんでその度に色々わかって来るからあまり書けない、、、
という訳でここからネタバレマーク押しちゃいます。
初めの飛行機シーンはなんか不自然だなと思ったら彼女が日本語出来る前振りであった。
初めの墓は先の大戦時日本軍に協力して富を築いた先代を恥ずかしく思った子供達が人里離れた所に埋め、そのせいで祟られた、、そこはよい。
そのさらに下にある武将の墓がちょっと?感がある。
秀吉の朝鮮出兵が2度1592-98あり、その後関ヶ原1600だからどうやって持って行ったんだろう?
日本で後から遺骨発掘して、大戦時に持ち込んだ、、という事かな、、、? まあ重葬ってのが禍々しいなぁ、関係ないけど大戦時ドイツ軍が地雷を二重に埋めた話おもいだしたわ。
まあこのヤバい墓が日本がらみであった事、まあ侵略は事実で史実なんでしょうがないけど大ヒットの理由の根底に有るのは悲しい事である。
面白かったからまあいいや。
「ツ」がないから?
謎の病にかかった金持ちの赤ん坊を助ける為に、呪われた先祖の墓を掘り返すシャーマンと風水師と葬儀師の話。 医学的には問題はないが、産まれたときから泣き続ける赤ん坊、からの墓に原因が…となり巻き起こっていくストーリー。 なんでこんな場所にとか、名前が刻まれていないとか、座標がなんちゃら言い始め、儀式をして掘り始め、と声や叫びはあるものの何も姿が見えない前半こそなかなか面白かったけれど、なぜか掘り返しっ放しのそこをもう一度からの流れは、ん?どういうこと!? 墓守り?鬼?悪霊?そもそもなんでそこに?なんでそうなる?意味や理屈が良く解らないで、とりあえずそういうものとして進んで行くから????? 自分の理解力が足りないだけかもしれないし、ホラーにそういうのを期待するのは間違いかもしれないけれど、後半は雰囲気ばかりで、ただただ長く感じてしまった。
何だこりゃ
ホラーでなく陰陽師系です。 とにかく退屈。つまらん。 月3本程映画館へ行きますが今年のワースト2位。 ちなみに1位はナミビアの砂漠。 韓国映画好きでよく見ますが、 今回は韓国7週連続1位に騙された。
(10/19追記あり/思いきり答え合わせ含むので注意)この結論に至るまでにはかなりの知識がいるなぁ。
今年373本目(合計1,465本目/今月(2024年10月度)24本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
今週は「SAW X」が極端にアレなので(後述。第3金曜日は有休促進デー)、この作品は相対的に評価が上がっちゃうのが困ったところです。
※ 記述の関係上、特に断りがない限り一貫して「韓国」と表記するものとします。
前半は、謎の病気や風水、地形がどうこう、古代・李氏朝鮮の歴史(風水師に絡めてが大半)と思いきや、後半は突然、日本の統治時代のことや、いわゆる文禄・慶長の役(およそ500年ほど前)のことまで出てくるので、???な展開になる方が大半かなと思うのですが、この脈略のなさがすごく、バグ映画なのかというほどなのですが、大阪市という最大のコリアタウンに住んでいて、外国人関係にアンテナを張っている行政書士の資格持ちは何とか見抜けるレベル…ではあるんですが、これ、無茶苦茶難易度が高いです…。
ストーリー紹介に関しては他の方が書かれている通りなのでここでは省略です。
前半に幾度となく登場する風水のお話と、後半の文禄慶長~統治時代の日本と韓国の、「風水を絡めた」歴史というのはかなり難易度の高いお話です。
採点は以下まで考慮しています。
なお、以下が「答え」であろう点は、大阪市立中央図書館ほか、KBS(韓国の国営放送。日本のNHKにおよそ相当)ほかのサイトほかを全て参考にしたものです。
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(減点0.8/以下の結論にたどり着くのが容易ではない)
・ もはやリアルクイズ大会で、映画館で歴史雑学クイズ大会をされてもほとんどの方はこの「答え」にたどり着かず、まぁ統治時代はともかくも文禄慶長の役??となると、オカルト映画か?というほどの難易度だったりします。
このあたり、日本版では字幕をつけるなりして欲しかったです。
なお、この映画自体は日本での放映はかなり遅く(まぁ色々あるんでしょう)、求められる知識が「風水と日本/韓国の歴史のかかわり」といった特殊な知識であることから、(韓国以外の)大半の国では「ネタ映画」扱いされたようで(1週間か2週間でラインナップからきえた国(映画館)が大半)、そうそうにアマゾンプライムにいってしまっていて(日本では権利の関係で当然見られない)、なんだかなぁといったところです。
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(参考/減点なし/日本と韓国、風水の関係)
もともと、風水は中国発祥の文化で、この文化を持つのは、日韓中の3国(および、台湾程度)に限られるといえます。
そのうえで、特に日韓中の中でも韓国(と北朝鮮)は風水の文化が現在でも強く、風水に基づいた考え方や家の建て方等が現在でも色濃く残る国です。一方で日本では「風水という文化もある」程度で、占いの道具として使われること「もある」程度と、同じ文化の存在によってもその認識が大きく違います。これは風水が日本・韓国(北朝鮮)にわたってきたときから少しずつずれたものです。
ここで風水の考えが強く存在する韓国(北朝鮮)では、風水の流れを鉄杭など(映画内でもちらっと出ます)で陸地に打つことで「風水の流れ」を変えることができ、ひいては「民族の精気」を奪おうという考え方が存在しました。この考え方は李氏朝鮮などでも(国内での)策略に用いられたものです。
さて、「第一の侵略」とされる文禄慶長の役においては、もともとこの戦いは海戦が大半であり(「ノリャン」など参照のこと)、朝鮮半島の陸地戦はほとんどなく、一方で中国(当時は明)も参戦しており、日本が実際に鉄杭を持ち込んだには歴史上争いがあります(実際に数本しか残っていない)。ただ、何であれ中立的立場で見れば、日本の侵略行為があったことは程度の差はあれそれは事実です。映画内で「慶長~」や「関ヶ原の戦い~」といった時代の話が出るのはこの時代のこのお話です。
一方、「第二の侵略」というより、こちらのほうが重要ですが、日本が韓国を併合すると、韓国国内には多くの鉄杭が植えられました。併合により日本への感情が悪くなった以上に上記のような風水の考え方があった韓国(北朝鮮)国内は強く反発し、日本が行ったこれらの行為を「(日本による)風水謀略(陰謀)論」等と呼ばれます。
ところが、「第二の侵略」は当然規模も多く実際の資料や資料館等も存在しますが、当時の日本がなぜこれらの鉄杭をうったのかというのは争いがあるところ、現在(2023~2024年)では「三角測量のため」と説明されることが多いです。韓国を併合した日本では、韓国も含めて地図を作る必要があったものの、当時は当然GPSなどないので、(今もある)三角測量術を使う必要があり、そこで鉄杭が多く打たれ、上記のように「風水の脈を断たれた」という嫌悪感を持つ当事者は少なくありませんでした。
現在では、日本/韓国において科学、歴史を中立的に見る立場では「三角測量のためにうたれたもの」とされるものの、根強い異論説がいくつかあります。実際に「当時の韓国民がそういう思想を持っていることを知っていて、三角測量は口実であり、民族分断を目的としていた」というものもあります。これはもっとも根強い反対説ですが、当時の日本では風水術はすでに「オカルト文化扱い」であり、日本の隣国(統治していたので「隣国」かは微妙ですが、あえて使用)である韓国(北朝鮮)でそのような思想感を持っていたことを誰も知りえなかったという反論があります。また、もしそうであるなら、統治の際に当時の韓国(北朝鮮)の風水に関する書籍をことごとく没収するなどしていたはずですが、そのような史実もなかったりします。また、実際に(映画内でも出てくるように)山に多く植えられていたのも「三角測量説」を強く支持するものです(実際に「嫌がらせ」に出ようとすれば、世宗大王像(当時。現在も)の前など、明らかに「嫌がらせ」ができる場所に置けたため)。
現在、2023~2024年では「正しい理解」が進み、上記の「日本の嫌がらせ説」は衰退していきましたが、確固たる証拠(文書等)がないため現在でもそう考える方も一定数おり、「もしそうなら」というifで作られた小説・映画等もあります。この作品はまさにそれにあたります(1995年頃に日韓の対立があったころ、当時の大統領が韓国国内の主要な場所を全部掘らせたが、150個(文献によっては210個)しか出てこず、結局「風水を妨害する目的だと(韓国の面積を考えると)数が少なすぎる、風水の理論と一致しない」という議論も出たほどです。現在、2023~2024年では日本との共同路線を歩む観点から、韓国憲法が定める「表現の自由」の範囲でご自由にどうぞ、程度で、国はこの件に基本的に関与しなくなりました)
こうした、今ではオカルト文化扱いの「風水」を巡った歴史が日本と韓国、北朝鮮にはあり、この映画もその思想感に基づいて作られています(このことは韓国国内の上映のトークショーでも「それら歴史も参考にはしたが、表立って日本叩きの展開にはしなかった」とのこと。実際にそうであり、だからこそこの映画は極端にわかりにくい展開になっている)。
ただ、これらの知識は日本国内ではおよそ常識ではないので、まるで理解ができず、ネタ映画かあるいは「いわゆる」反日映画かという状況になっていて、それがちょっとどうなのか…(情報不足にすぎる)といったところです(このようなことは当然ある程度の前提知識を持っていてさらに調べればわかるにすぎず、一般常識でも何でもなく、ネタ映画扱いされても文句は言えない)。
★ ここから 10/19追記部分 ★
(減点なし/参考/映画内で参照される北緯東経の情報は何を意味するのか)
・ この作品は上記に書いたように、海外(韓国除く)ではほとんど理解されず、そうそうに配信サービスになってしまったため、メモを自由に取れる状況では、映画内で幾度となく出てくる「北緯38.3417度、東経128.328度」とはそもそも何か?という質問は結構このようなサイト(海外にも映画評価サイトはあります)では多いです。
ここは、朝鮮半島(韓国・北朝鮮)最大の山脈、太白山脈(テベク~)の、韓国から訪れることができる最も北側の「山」です。上記に書いた通り、この映画の一つのテーマに風水論(と、日本の風水謀略論)があり、国内(韓国国内)で最も北側にある鉄杭は(朝鮮戦争との関係もあり)特別な存在です。
※ このように、韓国と北朝鮮は北緯38度「ちょうど」で分断されているのではありません(ここも勘違いする方が多い)。
(減点なし/参考/台湾とのかかわり)
・ 日本は台湾も占領したことはご存じの方が多いと思いますが、台湾においては韓国ほど風水が国(ここでは便宜上使用する語)をあげて信じられておらず、日本と同様に「オカルト的な文化の一つで、信じる人もいるし信じない人もいるし、家を建てるときの方角の一つの参考にする」程度の、日本と同じような発展をたどりました。そのため、同じような製作は台湾でも取られましたが、「三角測量のため」と説明して実際に事例などをしめして「こういうものです」と説明すれば大半の当事者が納得したため大きな問題は台湾では起きませんでした。
風水の勉強をしてから鑑賞すると、最後の戦いの意味がスッと入ってきますよ
2024.10.18 字幕 イオンシネマ京都桂川
2024年の韓国映画(134分、PG12)
赤ん坊の病に悩まされる一族の依頼を受けて、墓の引越しに関わる風水師たちを描いたホラー映画
監督&脚本はチャン・ジェヒョン
原題は『파묘』で「破墓」、英題は『Exhuma』で「掘り起こす」という意味
物語の舞台は、アメリカのロサンゼルス
韓国からLAに渡り事業を成功させたパク・ジヨン(キム・ジェチョル)は、生まれて間もない赤ん坊の病気に悩まされていた
高度な医療でも原因がわからず、そこでシャーマンのファリム(キム・ゴウン)とその弟子ボンギル(イ・ドンヒョン)を頼ることになった
ファリムはひと目で「先祖の墓に問題がある」と言い、風水師のサンドク(チェ・ミンシク)と葬儀師のヨングン(ユ・へジン)に先祖の墓の調査を依頼することになった
韓国の江原道の郊外に向かった一行は、そこで悪地ではない場所に建てられた墓と対面することになる
墓標には名前が刻まれておらず、その裏側には座標のようなものが彫られている
一見すると風水的には最高の場所だったが、彼らはその墓を別の場所に移すことになった
物語は、その棺を掘り起こした作業員の一人が赤い蛇を殺してしまうところから動き出す
それによって、何かの封印が解け、棺に異変が起こり始める
サンドクは一刻も早く火葬をした方が良いとジヨンに言うものの、ジヨンの祖母(パク・ジョンジャ)は火葬に反対の立場だった
ようやく祖母の理解を得られたものの、その日は大雨で、風水的には火葬ができない
そのために火葬するまでのタイムラグができてしまい、さらに奇妙なことが起きてしまうのである
映画は、ジヨンの祖父の墓の下にもう一つの墓があることがわかり、それが垂直に埋められていたことがわかる
それ自体が「杭」の役割を示していて、その場所は韓国(朝鮮半島)の風水的な重要地点に刺されたものだった
埋葬されていたのは関ヶ原の戦いで負けた将軍のもので、その墓を杭として使用し、その上に「韓国を日本に売り払った(おそらくは併合に前向きな政治をした)ジヨンの祖父」の墓を埋めることで、それが暴かれないように仕向けていた
だが、ジヨンの一族は常に長男が災難に遭うと言う歴史を繰り返していて、その解決のためにファリムたちが戦うことになったのである
話の流れから、将軍の正体は大日本帝国の要職の誰かだと思っていたが、まさか関ヶ原まで遡るとは思わなかった
さすがに靖国を絡めると色んなしがらみがあるので避けたのだと思うが、それはある意味で正解なのだと思う
将軍の正体は結局誰かわからないのだが、歴史を紐解けば何となく察することはできる
だが、そのあたりは曖昧な方が良くて、いっそのこと「源平時代」とかでも良かったし、死体が不明と言うことならば、織田信長とかでも良かったのかもしれない
ただし、日本の実在の人気の武将を韓国のシャーマンが倒すとなると色々とありそうだが、ファンタジーにあれこれ言うのもナンセンスなので、そこまで踏み込んでも良かったのかなと思った
いずれにせよ、なかなか強烈な作品で、ボンギルの刺青とかも伏線になっていたのは驚いた
主要4人の名前の由来は「韓国の活動家」から取られているので、色んな意味で政治色が濃い作品でもある
このあたりは韓国版ウィキをググると色々と出てくるので、興味のある人は拙いグーグル翻訳を頼っても良いのではないだろうか
息を呑む134分
ヤバい、面白かった。オカルト系は珍しくないんだがこれは新しいサスペンススリラーでした! 飽きない、集中途切れない、程よい緊張感でラストまで。 精霊とか鬼とかだけ胡散臭かったけど(笑) やっと決着ついたかと思ったらまだまだ。奥深いストーリーでした。予告編通りの期待度、裏切らなかった。 お勧めです‼️ 因みに劇場はほぼ満員でした。 イドヒョンが超イケメンでファンになりました。(笑)
今までの悪霊物よりは、伝統的な韻を踏んだ作りをしているかも!? ただし、あたしのはネタバレが多いので※注意が必要
映画も始まり直ぐに
「私は、韓国人です。」という言葉が...
ロス行きの機内で日本人のCAに対して主人公の一人のシャーマン、ファリムがこう答えた。それには多少の無理があるようで、何故なら韓国からロスまでの所要時間が13時間ほど掛かるとすれば、それまでに何回かは関りがあったはずなのに... 何故そこまで無理矢理なプロットを差し入れたのかは、あたしはそれを彼女の "日本人に間違われた" ことを正す正確さを重んじるキャラクターと自尊心の一面に過ぎないと思っていた。しかし、映画全体を観ると、彼女が韓国人であることを肯定する最初の言葉が、この映画の包括的なテーマを貫く行為であることがストーリーの展開上、伏線として、すぐに明らかとなっている。
President Kim: The fox cuts off the tiger's waist.
I said the fox cuts off the tiger's waist.
この物語は、古代から使われてきた四大要素であり、また宇宙の基本構成要素と考えられた地(earth)・風(air)・火(fire)・水(water)の四大元素(the four elements)と金属元素の鉄とを絡めた陰陽の世界観と風水の世界観を紡ぐ具体化され具現化した映像エンターテインメントに仕上げている。
"墓は狐を忌み嫌う"
「狐」の食餌は、生餌ばかりでなく死肉も好んで食べる習性があり、仲間の死肉食い、つまり共食いもする。人間が嫌悪する最もな理由は、狐が死肉を漁るこの習性と、嗅覚の鋭さが相まって、狐が人の死肉荒らしの「墓掘り」をする動物であること(they’re fodient animals : Xに載っていたある投稿より)。それ以上に...
「狐」の事を人は、人をだます狡猾な生き物と思っている方は多い。しかし、それとは違う考えも持っている方たちもいる。魅惑的で恐ろしい存在で、変身、憑依、マインドコントロールなど、数多くの魔法であり、人知を超えた能力を持つことで知られ、その上、火も吐いたりもする。※ジミヘンの♪Foxy Lady がその証拠(嘘です。たとえ話です。)
話は変わり...
"The fox cuts off the tiger's waist." ... となるのは、
サンドク曰く
In Feng Shui, The shape of the land of Joseon is represented
as a tiger.The tiger holding onto the continent. The latitude
and longitude engraved on the back of the tombstone. Where
do you think that is? That's right, it's over there. Right at the
waist of the tiger. The fox demon Onmyoji that Hwa-rim
mentioned, It's that fox cub... There, just like that! He drove
a big, iron stake in there.
韓国の風水には、重要なイベントでは風と水の流れが必要であり重要とされ、それを外に向けられるエネルギー "陽" とするなら、反対に自分たちの利害に沿わなければ、それを閉ざし止める為に「鉄」の "クサビ" を日本の慣わしであるかように半島を分断する為に朝鮮半島を虎になぞらえ、打ち込んだのが虎の腰と朝鮮半島38度線との位置関係となっている。
"陰" と "陽" のバランスを崩す。
墓堀りの一人が、蛇の姿をした人頭蛇身を突然出てきたので殺してしまう。それが意味するところは、日本では弁財天の使いとして、つまり水の守り神の従者を殺めてしまう。このことが狐が "火" の象徴とするなら、陰陽のバランスがそれまでは取られ保たれていたのに崩れてしまう。それが、万事の事の始まりとなるかもしれない?
Young Geun: There are things we can do, but there's also
things we can't do.
Hwarim: I'm sorry, but that spirit... Is not something
you can just get rid of like that. Even without ill
intent, he'll kill you as soon as you get close. It's
a Japanese ghost. However, although it can't be
eliminated, we can make him leave his spot for a
bit. I can buy you some time.
悪霊が鬼火となり夜空を駆け巡る時にそこにいる全員が自分自身の人の心の闇や不安を映画製作者たちは、映像のモンタージュ・フィルムによるスプラリミナル効果(刺激)をうまく映像に差し込むことで悪霊そのものの恐ろしさを観ている側の視聴者に印象付ける有効なアイテムを取り入れている。このシーンがあることと精巧に仕上がっているギミックそのものがインパクトのあるゴリーな映像美となるのを支えている。それと...
本作でシャーマンを演じたキム・ゴウンさんが、このようにインタビューで話している。
"The impressive aspect is the portrayal of Hwa-rim not as
an elusive shaman but as a career-oriented individual with
pride in her profession and a meticulous approach to
self-management, much like a corporate worker."
彼女はこうも言っている。
I consistently visited the homes of shamans who were teaching
me. Rather than focusing solely on technical skills, I used this
time to listen to numerous stories about their lives. We shared
meals, enjoyed coffee, briefly practiced playing the jing, learned
spells, practiced movements, took a breath of fresh air, engaged
in lengthy conversations, and then repeated this cycle.
そして彼女は、映画の宣伝文句のように...
A leading actress Kim Go-eun, who starred as Hwarim, a shaman,
said on the interview that she was bit worried about being
obsessed or other supernatural things she might experience.
なんてね⁉
ラストのシーンで悪霊との対峙の為に...体にかかれた魔よけの経文って
つい最近、東宝が1964年に配給した映画『怪談』を観る機会があったので彼ら3人のオトボケぶりには『耳なし芳一』も思わず「お忘れですよ!」って言ったとか言わないとか...
2024年の韓国映画界最大級のヒットとなっているので、見ても損はないと思えるけどオカルト調の割には悪霊が擬人化され過ぎているところやシャーマニズムの細部に至るまでこだわりのある映像にもかかわらず、見ていて「あれっ⁉」って思うような場面も個人的にはあったので... 失礼します。
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