「二時間、たっぷり、展開に目が離せません」破墓 パミョ 未佐緒00さんの映画レビュー(感想・評価)
二時間、たっぷり、展開に目が離せません
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巫堂(ムーダン=朝鮮半島のシャーマン)と風水師、葬儀師の四人が掘り起こした墓から出てきたものは先祖、親族の祖父、だけど、それだけではない、もっと奥深くに埋められていたものが目を覚まして、それを鎮めるために四人が苦戦するという話で、風水は日本と同じ、シャーマンはイタコみたいなものかなと勝手におもつたけど話が進むうちに血みどろ、ホラー要素も出てきて人ならざるもの、精霊、狐が出てきて日本の武士が出てきたときにはびっくりしました。
呪うほど恨んでしまった元のあれは一体、何者だったのか。
最初は棺を処分すれば金持ちから大金の謝礼がもらえると思っていた四人、話が進むうちに被害者も出てきて、これは自分たちの手では無理だ、見て見ぬふりをして終わらせよう、でも仲間が傷つけられて未来のことを考えると、なかったことにするということにはできないという結論になるんですが。
欲と業が深く、呪うほどに強いとろくなこと、結果にならないとしみじみ実感しました。
時代が変わって四人の仕事も色々と変わって生活はカツカツなのか、その中でも風水師のサンドクが、今回請け負った仕事で娘の結婚費用がという行にはいい父親だと思ったのですが、最後にこの思いがあったこそ、皆もだけど彼自身も死ななかったと思うとほっとします。
娘の結婚、妊娠した娘と同じくらい腹が出た彼はかわいいおじさんだと思ってしまいました。
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