「死後の世界の考え方について」破墓 パミョ ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
死後の世界の考え方について
韓国映画って、ホンっと面白い。
魅入っちゃいました。惹きつけられるっていうか、何かエネルギッシュなモノを感じます。
さて、本作品ですが、韓国の霊媒士?と風水師、葬儀屋が、風習にまつわる怪異に挑むって感じかな。
チェ・ミンシクの風水師が良いですね。見るからに悪人顔なんですが、すっかり老け込んじゃって、本作ではしっかりヒーローしてました。
ロスに住む韓国人の富豪の赤ちゃんが泣き止まない。身体に異常も見られないことから、霊的なものを疑って、韓国の霊媒士に依頼が来た。
先祖の墓に元凶があると考え、風水師と葬儀屋に協力を仰ぐ。
嫌な予感がして、一度は断った風水師だったが、霊媒士に説得され、墓の掘り起こしを決行した。
ところが・・・
【ネタバレ】
掘り出された柩(遺体が収まっている)は、そのまま火葬して、成仏させる予定だったが、雨が降り出した(これも祟りの一環?)ことから、そのまま保管することとなった。柩の宝を横取りしようとした役人が開けてしまったことから、悪霊と化した先祖様が血族を襲う。
危険を察知した霊媒士達が、火葬を強行におこない、間一髪のところで、赤ちゃんを救うことができた。
一応、一段落の解決になったんだけど・・・
韓国映画って、二段構えの展開が多い気がする。本作品もここから新たな展開を迎える。
墓の掘り起こしに関わっていた一人が、人面蛇?を殺めたことから祟られてしまった。
何かの気配を感じた風水師が、墓穴を再度調べると、縦に埋められたもう一つの柩をみつける。
邪悪な気配を感じながらも、翌朝、火葬するために、封印を施して眠りについた。しかし、封印の盲点を突いて、柩の中のモノが復活してしまう。
いや〜、参った。何でここに?って感じで、日本の武将が、葬られて悪霊と化していた。(本編では、悪霊よりもたちが悪く、たしか精霊と呼んでいたような)
ここからは韓国映画だけど、日本語セリフの応酬でした。
霊媒士も風水師も大怪我を負って、生死を彷徨いながらも、無事、倒すことができて、めでたしめでたし。
結局、みんな生き残ったから、あわよくばシリーズ化でも、狙ってるのかな?