劇映画 孤独のグルメのレビュー・感想・評価
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孤独じゃないグルメ
この内容でどんな映画でやるんだ、映画でやる必要があるのか。と、散々(主に主演兼監督に)言われていた本作。ドラマの良さを消せば孤独のグルメではなくなるし、ドラマの良さを出し過ぎると映画である必要はない。本作は、きっちりとドラマの良さを出しつつ映画に出来ていると思う。
おっさんが独りで飯を食って、モノローグでぶつくさ言うだけ。「グランメゾン・パリ」の対極にある映画だろう。
あえて既存のジャンルで言えば「人情話」になると思うが、前半と中盤と後半で漫勉なく「スープ」という共通でまとめ上げている。
探し求めいていたスープ(を使ったラーメン)を食べている時、主人公以外知り合いじゃない4人で並んでいるのをやたらじっくりと動くカメラワークで見させられていて、「変な4人組だな・・・」と思っていたが、考えて見ると頼まれて探しているスープも4種類の食材を使ったものだった。一見意味不明なものにも「食」という共通点がある。ごった煮でもいいじゃないか。良い味が出ている。
何も気取らず「あのー、すみません」の台詞から料理を注文したり人と結びついていく感じ。なんの派手さもないが、この作品はこうでないといけない。
一部、ゴローさんの行動(例、韓国に不法入国しているのに飯を優先する)に批判的な人がいるような気もするが、彼は天然なところがあるのはドラマからの設定なので、むしろそこが無かったら彼じゃない。
井之頭五郎のイメージが…
これは酷い。
最初から、ん?と思う部分は多々あったが、進むにつれ五郎が身勝手でお世話になった人にきちんとお礼すら言えない嫌な人物になっていくのが見ていてツラかった。
現実のセールスマンだとこれが普通なのかもしれないが、ドラマのような誠実な人柄に夢を見させてほしい。
谷口ジロー好きなもんで
映画のもととなったドラマ版は原作マンガよりちょっと滑稽味が強い。特にスペシャルになるとゴローさん活躍するんだが、本作もきちんとその長尺版の拡大版という趣向。本筋1のスープ探しはフランスへの目くばせレベル、本筋2の方は偶然が偶然を呼んでるところがちょっとねー。遠藤憲一の出てくるあたりでちゃんと音楽も似ているけど違うものが流れたり、見ている側が楽しくなる趣向がありました。
気軽に見れる映画化作品
テレビドラマを映画化すると、異様にスケールが大きくなったり、初見向けに説明ばかりになったり、マニア向けに小ネタだらけになったりしますが、この作品はどれにも該当しません。
難しいことを考えずに、なんとなく見るのに最適です。
五島列島の郷土料理である汁物を探していたのにラーメンの話になっていた点や、2日待てば良いのに強引にスーツ姿でSUPで島を渡ろうとするのはよくわからなかったです。
おすすめです
面白かった〜
映画館でみんなの笑い声が聞こえてくる
漂流された島に偶然日本人がいて、輸送船のオーナーも日本語が話せるのは都合が良過ぎるが、まあいつもただただ美味しいものを紹介してくれる五郎さんなので、大目にみます笑
娯楽映画はこれでいいと思う
いくつかやり過ぎだろうという場面が出てくるけど、娯楽映画なのだからこれでいいと思う。例えば、五郎が五島列島から韓国まで流されていくというのは、ちょっとやり過ぎだったかな?とは思うけど。小型船舶で流れ着くならまだしも、ライフジャケット一つで、五島から韓国領内まで漂流するって言うのは、ちょっとね。
でも、冒頭で書いたとおり、娯楽映画なのだからそこまで細かく突っ込む必要はないだろう。
映画なので当然TV版とは変わって当然だけど、井之頭五郎の巻き込まれ体質はTV版と同じだし、これはこれでありだと思った。そもそも、原作とTV版でも色々と乖離があるわけだし。
最後、オダギリジョーと内田有紀が復縁するかどうかをはっきり書かなかったのもよかった。復縁するラストにしても良かったとは思うけど、それだと予定調和過ぎる気もする。
全世代で楽しく見られる、まさしく正月映画だったと思います(もちろん、褒めてます)。
井之頭五郎は松重豊に限る!
前半は井之頭さんがただのやばい人。笑
ドラマの感じを想像して見に行ったけど想像以上にしっかりした物語があって感動した。
劇中での孤独のグルメの撮影で井之頭五郎役には笑ってしまったがやっぱり五郎さんは松重豊に限ると思った。
劇中の方、箸はバッテンになってて個人的には✖︎笑
韓国のグルメも美味しそうだった。
最後にはちゃんとお腹が空いた。
映画でしか描けない物語
今、見てきました。
とあるきっかけでスープ探しをすることになった吾郎さん。
スープ探しの道中での出来事はドラマ化するとなると大変なのでそれを映画で表現したのは良かったと思います。
エンケンさんが孤独のグルメをやるとは思いませんでした。笑
映画館でみてよかったです。
笑いどころも満載でした。
グランメゾンと見比べると
先週のグランメゾン・パリを観てからの今週三連休最終日、地元パリ在住の杏さんを使うとか低予算でラーメンのネタやし、韓国絡みはグランメゾンの無理矢理ぶっ込み感より五島列島から流されてと理由はある。
内田有紀とオダギリジョーのどんぶりにまつわる話も良いんじないか。
遠藤憲一の孤高のグルメ六郎さんと五郎さんが並んで食うパロディも好き。磯村君とオダギリジョーを並べて見るとライダー同士の共演とか、ソルジャー役も何か笑えた。伏線あるんですか?他にも。金かけて格好つけなくてもオジさんは楽しめる映画だと思います。
いい意味で孤独のグルメでした!
広告ほどハチャメチャじゃなく、しっかり孤独のグルメでした!
つい声を出して笑ってしまうシーン、ほっこりじんわりするシーンなど、本当に2時間弱しかないとかというくらいの満足感でした。
特に韓国の入国管理局の人とのシーンが好きで、あの後一緒に食べちゃったのかなぁ、それとも、1人で、改めて食べに来たのかなぁ、とニヤニヤしながら観てました。
孤独のグルメの空気感が好きじゃないと楽しめないかなぁというので、-0.5
サップボード?の件が思い入れのある唯一無二のものだったらとモヤったので、-0.5
とはいえ、おすすめしたい映画です(*^^*)
善福寺六郎の隣には井之頭五郎という場面には笑えた
まるで雲を掴むような展開の人助け大冒険!
年末特番のようにひたすら食べるだけの映画⁇
という思いがあったがドラマとして楽しめた^ ^
お祭り企画ととらえればおすすめです。
一言だけどうしても言いたい
ドラマ版が大好きなのでどうしても一言だけ言いたい。
「孤独」のグルメだよね。
後半ひたすら誰かがいて、かなり気を使っているように見えた。
気を使わず物を食べる孤高の行為。
見てるこちらも肩ひじ張らずに見れる。
映画だから当然難しいとは思うが、基本は忘れないでほしい。
空腹と俺
年末年始のお供な孤独のグルメの劇場版。
劇場版でどんな事をするんだろうと思ったけど、ちょい規模が大きくなっただけで基本的にはいつも通りに近い感じで映画としては少し物足りないものの、まったりした感じはそのままだったので一安心。
序盤から海外に絵を届けるといった輸入を生業にしている五郎さんは海外でもモノローグでご飯探しをしてくれるのでほっこりしましたし、窓から美味しそうにロールキャベツを食べていたご主人を見てフラッとお店に入るってのもいつものやつでニンマリしていました。
オニオンスープはチーズがトロットロで美味しそうですし、飛行機で食べられなかったビーフシチュー的なやつも良い色合いで食欲がそそられました。
そこから絵画を届けた先のご主人から幼少期の頃に飲んだスープを再現してほしいという、輸入業の人に頼むもんではないものを頼むのでズッコケそうになりましたが、お人好しがすぎる五郎さんが押され押されで承諾してしまうのもらしさ全開でした。
五島列島に向かって食材探しをする中で立ち寄った定食屋でのちゃんぽんがこれまた美味しそうで、スープベースを聞くだけでもヨダレが出てきました。
ただここからが若干映画にするためにスケールを大きくしてしまったなというところで島に行くためのフェリーが無かったからちっちゃいゴムボートを借りて海に飛び出すといういくらなんでも焦りすぎててバカになっちゃってる五郎さんにちょっと引いていましたが、そこに綺麗に台風が直撃して見事遭難という、原作やドラマからは全く感じられない荒れ模様はこの作品に求めるものとはちょっと違うなーと苦笑いしながら観ていました。
遭難先での行動もなんだかバカに思えてしまい、調理道具がたまたまあったのも謎ですし、どうやって火をつけたのかも分からないですし、怪しいキノコなんて食べないほうが絶対いいのにムシャムシャ食べて案の定泡吹いて倒れたりとこの人本当に輸入業だよな?ってくらい突飛な行動を取るのでこの映画やばいかも…とこの段階では強く思っていました。
ただ遭難した島で出会った志穂さんとの交流から壮大だけど孤独のグルメらしさが徐々に出てきてホッと胸を撫で下ろしました。
島でしか作れない食材で作った料理を堪能したり、島の女性たちの交流だったりと優しさに溢れる展開が出てきたり、監視官がめっちゃフレンドリーに喋ってくれたりと良さが沁みていきました。
韓国の入国審査官と一緒に入った定食屋での小鉢がとても美味しそうですし、聞いたことのない料理もとっても美味しそうに食べるので審査官と一緒に前のめりになってしまいました。
そこから本格的にスープ作りをしていく中で志穂さんの旦那さんのラーメン屋にたまたま出会い、そこから物語の点と点がしっかり線になって繋がっていく展開はなかなかに胸熱でした。
ラーメン屋の復活だったり、これまでの登場人物がたくさん登場したり、孤高のグルメなるエンケンさんが出てくるサプライズもあったりと面白さ詰めまくりで最高でしたし、このラーメンとスープが本当に美味しそうで食べたくなりました。
スープのオチには再びズッコケそうになりましたが、このオチはこの作品らしいなというところで納得はいきましたし、お腹減ったでしょ?と問いかけてくる五郎さんに思わず腹減った〜と呼びかけたくなりました。
ドラマのテンポでやるのが向いている作品だと改めて思いましたが、ちょうどいい尺でちょうどいい物語を楽しめたので腹八分目で満足です。
鑑賞日 1/10
鑑賞時間 11:30〜13:35
座席 G-27
まあまあ
ドラマのほうはたまに見る程度でしたが映画にするってどんなだろうと思い見てきました。
長崎で遭難して韓国まで流れ着くとは無理があるなという感じですが細かいこと考えなければ楽しめる映画だと思います。
終盤エンケンさんが登場しただけで場内からクスクス笑いが起きるのは配役の妙ですね。
人と人とのつながりの大切さが分かる傑作
今大流行りの”孤独のグルメ”仕事終わりにゆっくり観るのが日課の私は公開日に観に行きたかったのですが残念ながら仕事のため休日の夜に観に行きました。
仕事でパリに向かう飛行機のシーンから始まります。
爆睡してしまい残念ながら機内食を食べ損ねパリでも孤独のグルメを始める五郎さん
お客さんに絵画を届けて解放されると思いきや忘れられないスープを探して欲しいと言われここから映画本題のスープ探しの旅が始まります。
早速たどり着いた五島列島から韓国に遭難してしまうのですが、ここで内田有紀が登場
韓国でも今まで知らなかった韓国料理を味わえ少しずつヒントを掴めていたようです。
開店休業状態のラーメン店の話も良かったですね。
ラーメン店なのに炒飯しか作らないとぶっきらぼうに言う店主を結局またラーメンを作るようになってくれるエピソードも良かったです。
最後はおじいさんや皆んなにスープを届けることができEDへ
遭難したり携帯電話が壊れたりキノコに当たり倒れてしまうと言う災難もありましたが伏線の繋ぎ方も登場人物の繋ぎ方もうまく大変いい作品だと感じました。
出演者も意外と大物俳優・女優が出てますね
内田有紀・杏・塩見三省・オダギリジョーと
私自身更に孤独のグルメが好きになりました
心とお腹を満たす作品
何故そうなるかと思いつつ、コメディタッチ風
だが、しっかり人情劇。
そしてゴローさんがお腹を空かして食すシーン
の連続。
人と人との一期一会が丁寧に描かれていた。
ユ・ジェミョンさんの前で食べる場面。
心の声のセリフ
『美味そうに食べるなぁ』はさすがに笑った。
企画書を提出して2年半。
出演者には直に手紙書いたり。
映画タンポポに対するオマージュ。
タンポポカットも抜群。久住さんが描いた
んだ。可愛いらしい。
冒頭でパリに届けた絵は谷口ジローさん
の作品。素敵だ。
随所に松重豊さんの気持ちが伝わってくる。
松重豊さんの経験、人脈、人柄、実力の
集大成。友情によって出来た甲本ヒロトさん
の曲『空腹と俺』も満足。
無性に腹が減ったが
心とお腹を満たす良作でした。
うまい!全編良い味出てますネ、ご馳走様でした (*´ω`*)
正月過ぎの3連休は良い天気で何より。
大雪の地域も在るそうで大変ですね。
腹が減っては戦は出来ぬ! 雪カキも何もかも・・・
”腹減った~” この思いの言葉と 美味しいものを 美味しく頂く
ただそれだけ。 それだけの事を丁寧に映画にするこの作品は凄い。
今日は「劇映画 孤独のグルメ」を鑑賞しましたよ。
とっても仄々してて お腹いっぱい食べて大満足です!
原作漫画:久住昌之氏、谷口ジロー氏
監督・脚本・主演:松重豊さん
-------MC
井之頭五郎:松重豊さん
松尾一郎(千秋の祖父):塩見三省さん
松尾千秋(パリ在住):杏さん
志穂(韓国の孤島コミュニティ在住):内田有紀さん
さんせりてラーメン店主:オダギリジョーさん
中川(TV業界人):磯村勇斗さん
滝山(輸入雑貨商 同業者):村田雄浩さん
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その土地のお料理をバンバン作って頂く映画は、
この前観た 沢田研二さん主演の”土を喰らう十二ヵ月”がありました。
あの作品も山奥の田舎暮らしして、山菜から料理を
作りたてで湯気が出ている所を美味しく頂いてて。
それはどんな味するのって?思わず言葉が出る作品でした。
この作品も最初は、単なるナレ-ションの入った松重お食事ショウじゃんて
思ってました。
フランス パリのお店(レストラン)での食事場面ではそう感じてました。
何処となくグルメ気取ってお高くとまったサラリ-マンって感じを受けたからかも知れません。
しかし、そこから話展開で五島列島から簡易ボートで遭難し韓国の孤島に流されて助かって、そこの浜で飯炊きw。
なんでそこに簡易ガスコンロ一式が有るのよ・・・とは思いましたけど
腹が減った中での必死の貝料理。塩味抜群って言う美味さ表現が実に活きている物を感じ獲ます。
そこから一気にこの作品の 魅力を知った次第。
この作品は 人として当たり前に腹が減って、美味しく飯を美味しく頂く。
ただそれだけの事を 実に丁寧に違和感なく、そして忠実にやってのけている
素晴らしい見せ方をしている事に気が付きます。この作品の最もな魅力と感じます。
松重さんだからこそ演じる事が成し得た技かも知れませんね。
パリで三つ星レストラン目指すグランメゾン・パリ。あれは創る事、星を獲る事が主でしたが、出てきた料理がどんな味でどんな香り風味がしているのか さっぱり感じられなかったです。
しかし この作品は実際にあるその場所で食されている料理を
美味しく頂くことが主です。実に観ている側にシッカリと伝わる食する感覚が有りました。
そして ラーメン店”さんせりて”のエピソ-ド。
韓国で出会った志穂と東京のさんせりて店主との 元夫婦の話。
食材の集め方と、それらが語るスト-リ。
店主が作るだし汁。 3日間待って、そして更に3日間待つ思い。
やっと出来た出し汁の想いが、パリの松尾家と韓国の志穂へと届く。
届けられた出し汁をそっと飲んだ志穂が、何かを懐かしみ
そして想い出し涙ぐむ、この場面が とっても心を打ちました。
ただのグルメ映画ではない事を 証明していると思います。
”南極料理人” 以来でしょうかネ。
映画観た後にラーメン食いに行きましたわ。(*´ω`*)
この映画は お見事 圧勝です! そして素晴らしい。
ご馳走さまでした。
ご興味ある方は
是非 劇場へお越し下さいませ!
いつでもお腹は空くのです
孤独のグルメ、たまに視聴していて井之頭さんが美味しそうに食べているのを見ていました
営業のサラリーマンかと思いきや、輸入雑貨商とは💦
色々と情報不足の中、鑑賞!
昔の恋人の娘からの難義な依頼で、長崎や韓国等で色々な困難な状況でもやっぱりお腹は空く
丈夫な胃袋最高です🌟
井之頭さんの集めた材料の、あの店主が作った極上のラーメン食べたいな
ちゃんと
TV版は時折見ていましたが、ストーリーがどうの
松重さんがどういう仕事しているのか?とかはおぼろげに
ただ町の食堂でご飯食べているテレビ、としか見ていなかったので
映画になってどういう展開になるのか?と見に行きましたが
ちゃんとストーリーがあって面白かったです。
所々無茶なところや、お金あるの?と積み残しはありましたが
食材探しから料理への展開に引き込まれ、楽しめました。
☆4に近い3.5でしょうか。
ラジオで 映画がこけたらテレビも終わるかも?と言っていましたが
まで続けられそうです(笑)
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