天文館探偵物語のレビュー・感想・評価
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天文館に投げっぱなしジャーマンした映画
ストーリーと設定がとっ散らかった映画です。特に大原優乃が演じる橋口凪が序盤に見事なスリの技を披露するがこのプロ並みの腕前が終盤のキーになります。しかし、この凪さん。鹿児島で兄と生き別れ、衆議院議員の息子と結婚し男児を産むが相手のDVが原因で離婚、親権は元夫側に行ったがそのまま息子を連れて転々と逃げるという波乱万丈な人生を送ってきたはずだが映画ではその人物の強さとか弱さが見えません。鹿児島に来た経緯も説明不足で、これだけ膨らませられる背景があるのに活かされてなく、なぜ見事なスリの手技を身についているのかは謎のままです。ストーリーもまあこんなものかと決着つけたが、多分予算の問題でこれくらいの出来になったのかなと納得してしまう映画でした。俳優部の演技は良いです。
ご当地映画として肩の力を抜いて楽しめるドラマ
timeleszのファン以外は酷評してるレビューみてたから、期待値低めで観に行ったけど、よかったですよ。
主役の探偵男子がイケボ。セリフが聞き取りやすい。劇伴もちょうどいい感じのオリジナルスコアを用意してる。ハーモニカの曲とかよかったです。街でギター弾いてる女の子もさりげなくいい感じ。
この手のご当地映画でよくある、現地の方々の登場シーンのお芝居が自然で驚いた。映画の演出が好き嫌いみたいな意見をよくみるけど、演劇では、役者に対して思い通りなシーンになるように芝居をつけることを演出という。そういう意味で、監督の演出力がすごいと思った。あと、鹿児島の人が顔が濃い人が多いのも良かったかもしれない。プロ役者に負けてない。
全体的に、映画の素材に対する目利きがしっかりしてる現場ってことが伝わり、好感度が高かったです。
後半はごちゃつく印象もあったけど、2時間ドラマぽくてええやないですか?まあ、女子とのラブがないのはtimeleszのファン対策なんだろうと思いましたけど。
鹿児島のPR作品なんだろうけど
宇佐美蓮は、南九州一の繁華街、鹿児島県の天文館で、バーテンダーの仕事をしながら、探偵として街の人たちの困りごとを解決していた。そんなある日、蓮は相棒の山下健斗と共に、財布をスリした橋口凪を追いかけ捕まえた。シングルマザーの凪は、夫から逃げてきたと蓮たちに明かした。蓮たちは、子供を預かってくれる所や仕事を紹介し凪を助けてあげた。その後、天文館エリアの再開発に関して・・・そんな話。
とにかく鹿児島の天文館エリアのPR作品なのだろう。桜島は良かったが天文館エリアはそんなに魅力的とは見えなかった。
主人公の蓮だけど、バーテンと探偵兼務なんだが、どっちも中途半端に感じた。
凪役の大原優乃も普通だったし。
再開発の陰謀・・・ストーリーもイマイチだった。
内容が…
名のあるキャストのみなさまの演技は多分良かったと思うのですが、演技が良ければ良いほど、「いったい何を見せられているのだろうか」という疑問が湧き続ける、ある種貴重な体験でした。
よくこの上映規模にこぎつけたなぁと感心してしまいました。
色々エピソードを盛りすぎの印象があり、ひとつひとつが大雑把になり、ゴチャッとした作品になってしまったように感じました。地方都市の一商店街にフォーカスした人情モノをドンと真ん中に据えた物語が観たかったです。
どのキャラクターも芯が掴みづらく、この人は一体どういう性格の人なんだろう…?と終始疑問のまま。場面場面でそれっぽいいい感じのセリフを言わせたいのは伝わってきましたが、流れも何もなく唐突な印象が拭えず…。すべての登場人物のやることなすことなにひとつ共感できませんでした。
鹿児島ロケは嬉しいけれども
鹿児島が舞台という事で有無を言わさず鑑賞しましたが、
映画というより、TVのスペシャルドラマ位の出来かな・・・という内容でした。
これまで、鹿児島の繁華街・天文館を舞台にしたドラマや映画はほとんど無く、天文館という名前をタイトルに冠した映画ができたというだけでも、個人的には星3つの価値はあると思いますが、あくまで地元びいきの偏った意見に過ぎませんね。
懐かしい風景が次々に現れ、嬉しかったですが、ドラマとしては浅い印象で、主人公が探偵という職業で生計を立てている描写もなく、探偵感が皆無でした。主人公は探偵というより自由人、フリーターという設定でも問題なかったと思います。
故郷が舞台の映画が嬉しい。作ってくれてありがとう!
でも、もうひと捻り欲しかった・・・
そんな映画でした。
大原優乃は可愛い
全体的に説明不足が否めない
映画としての褒めどころ皆無
全てが商店街の街おこし自主制作レベルで苦笑いしか出なかった。作品のガッカリ感演出に大貢献したバーのマスター役はエキストラの割に出番とセリフが多いなぁと思ったが 作品HPによると俳優のようで驚いた。その他の出演者の一生懸命さは理解できたので 今後良い作品に出会う事を願うばかり。出演者のファン・鹿児島関係者は温かい目で観てあげればいいと思う
手技はどこで?
鹿児島県の天文館で探偵をする男が、6歳の息子をつれて最近越してきたシングルマザーと出会い、気にかけ、助ける様になる話。
商店街でこれでもかという程わざとらしくぶつかられた相棒&町の人。。。スリでした〜からの主人公が捕まえ始まって行く。
ここで警察にはどうか一つはわかるけれど、無職で仕事探しもしていなかったの? なぜにその職歴? YOUは何しに鹿児島へ?
そしてなんだその展開?そしてそしてそれすらも警察は勘弁??その癖事後にはさらっと警察に捕まった的なこと言っているけれど、被害も訴えず聴取受けるのも嫌なんじゃなかったの?
話しの流れで説明前から事情がみえるのは構わないけれど、脚本がまあ雑なこと。
そして繋がりが全くない訳ではないものの、今度は再開発がーって、計画の詳細は良くわからないけれど大した理由もなく変化を嫌がるだけでそんな感じに?
それなりの終息にはなったけれど、ストーリーがちょっと子供だましで安っぽ過ぎて残念だったかな。
懐かしい風景
探偵らしい所少なめ
2025年劇場鑑賞341本目。
エンドロール後映像無し。
天文館という館で凄惨な連続殺人が起きて・・・という話ではまったくなく、九州にある天文館という町の話で、星は全く出てこないです。
元秘書のシングルマザーが年寄りと自分からスリをしたのを捕まえたのをきっかけに事件に巻き込まれるのですが、万引きならともかくスリなんて出来心で出来るもんじゃないし、何より年寄りを狙ったのが許せなかったです。どうしてスリができたのかの説明は特になく、逆にスリの特技を活かした展開があったので、そのために脚本上そういう設定にしたのかもしれませんが・・・。
探偵もこういう街を愛する探偵によくある、街の人に愛されている感じがあんまりなくて、よくある人脈を使って解決するみたいなこともなく、ただの便利屋が大した考えもなしに再開発に文句言ってるだけにしか見えませんでした。
こういう再開発が絡む話って、大体展開は一緒なのですが、この映画は違ったので(ネタバレ避けに詳しくは書きませんが)そこは良かったと思いました。主人公の意味ますます薄まるけど(笑)
なんとも言えない残念感…
■ 作品情報
南九州最大の繁華街である鹿児島・天文館を舞台に、街の存続をかけた人情と陰謀が交錯する物語。監督・脚本は諸江亮。主要キャストは、寺西拓人、大原優乃、肥後遼太郎、室龍太、高田翔、原嘉孝、新名真郎、西田聖志郎、西岡德馬など。鹿児島県を舞台にオールロケを敢行。
■ ストーリー
昼はバーテンダーとして働き、夜は密かに探偵として街の人々の困りごとを解決している宇佐美蓮と、相棒である山下健斗。二人は、夫から逃げてきてスリ事件を起こしたシングルマザーの橋口凪を助ける。これをきっかけに、天文館エリアの再開発を巡る陰謀と、それに伴う街の存続危機問題に巻き込まれていく。街の人々の暮らしと未来を守るため、蓮たちはこの問題に立ち向かう。
■ 感想
「天文館探偵物語」という魅力的なタイトルに惹かれ、ミステリー作品を期待して鑑賞しました。天文館を舞台に探偵が殺人事件を解決していくのだろうと想像していたのですが、予想とは全く異なり、鹿児島に実在する繁華街「天文館」の再開発を巡る人情物語でした。地方再生と絡めて温かい人間ドラマを描くという方向性自体は、決して悪くないと思います。これを機に天文館が広く知られ、訪れる人が増えるのであれば、それはすばらしいことです。
しかし!残念ながら映画からは天文館の魅力がミリ単位でしか伝わってきません。人情を前面に出しているはずなのに、描かれるのは無料の託児所を利用しながら水商売で働く女性のみ。しかも、その日常や商店街の活気は描かれず、名物なども紹介されず、実際に天文館へ足を運んでみたいという気持ちにはなれません。そのため、再開発を阻止しようと奮闘する主人公にも共感しづらいと感じます。
物語の根幹となる再開発についても、なぜ推進するのか、なぜ反対するのかという理由が不明瞭で、「再開発=悪」という短絡的な構図に終始していたのは非常に残念です。推進派の大臣があまりにも簡単に意見を翻す展開に至っては、まるで茶番のようで拍子抜けします。ひょっとしてこの裏には何か大きな悪巧みが隠されているのかと期待したのですが、そのまま何も起こらず終幕を迎え、何のひねりも深みもないラストに思わず力が抜けてしまいます。
劇場には女性を中心に多くのお客さんが入っており、どうやら主演の方目当てのようですが、自分は全く知らない方です。そういうフラットな視点で本作を鑑賞すると、かなり物足りない作品という印象しか残りません。もう少しだけでも捻りのあるストーリー展開があればと強く感じます。言いたくないですが、これでは出演者の方々にも、そして舞台となった天文館にも失礼ではないかと感じる作品で、非常に残念です。
天文館を好きになる映画
鹿児島の先行上映で鑑賞しました。
天文館オールロケ撮影ということで、観光も兼ねて他県から訪ねました。
天文館商店街のそのままの姿がスクリーンに息づいていて、街の活気や人々の温もりが伝わってきました。鑑賞後に天文館の街を歩くとたびたびロケ地に巡り合い楽しい観光になりました。
俳優さんは主演に寺西拓人さん、友情出演で原嘉孝さんが出演され、timeleszデビュー前の寺西さんと原さんの掛け合いが観られる貴重な作品になりました。
寺西さんの相棒役である肥後さんは鹿児島県出身で、鹿児島弁による演技が温かみを感じて癒されました。
シングルマザー役の大原さんは声が可愛くて綺麗で守りたいと思ってしまいます。謎が多くて何かに怯えている様子で、どんな事情があるんだろうと物語中ずっと興味をそそります。
そして主人公と対峙するのは西岡徳馬さん!彼が画面に映ると空気が引き締まります。台詞ひとつひとつに重みが感じられて凄みがあります。
天文館も俳優さんも好きになれるとても温かい作品でした。また全国公開の際に鑑賞したいと思います。
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