ACIDE アシッドのレビュー・感想・評価
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唐突に終わるんだろうな~と、思いつつ、最後まで飽きずに鑑賞。 直情...
唐突に終わるんだろうな~と、思いつつ、最後まで飽きずに鑑賞。
直情的で自分勝手、守るものには命がけだけど、それ以外には情さえ抱かない。
父性そのものみたいな男が主人公。
弱アルカリ性を保てなければ、いつだって家庭は大災害。
男って哀しいねって物語。
パニックムービーとしてもヒューマンドラマとしても弱い
ディザスター系パニックホラームービーとして作りたかったならもっと人が溶けて犠牲になる様をテンション高めで描写した方がいいと思うし
ヒューマンドラマにしたいならプロローグ含めて人間関係をもっとしっかり描くべき
そもそも主人公一家が全員自己中心的でわがままだし
わざわざ自分達で悪い方向に行くから
応援したくならない
映像のクオリティ的には悪くは無いけど
コントラスト強めの暗いシーンが多くて
そこはちょっと気になった
逃げ場がないようであるようでないようで…
人物関係が非常に掴みづらい展開で始まり、丸っきり共感出来ない人たちばかりが出てきて、いまいちメリハリがない逃亡劇が繰り広げられ…
結局最後まで盛り上がりがないまま終わっちゃった感じです。
フランス映画らしいといえばらしい、かも。
酸性雨
酸性雨が降りはじめた世界、パニックになる人々…
酸性雨って聞くと『ブレードランナー』を思い出すけど、あの映画より濃度の高い、強濃度の酸性雨です。
最初30分ぐらいは思ってたのと違うヒューマン系で心配してたら、30分過ぎたぐらいから思わくどおり切羽つまってきます。
思ってたより良くなかったかも…
まあまあ…
65~70点ぐらい。
怖いし、意外と考えさせられる作品
予告編を観て気になって観たが、内容は怖いと言うよりも重いテーマ。
酸性雨は今の世界中で問題の地球温暖化など環境問題を考える上で以外と考えさせられたスリラー作品。
家族の絆も今回の作品は物凄く大事だと思い知らされた。観て良かった。
ただ、最初のシーンはドキュメント風だったがあれは何だったのだろうか?作品導入のためだったのだろうか?
【"陰酸"じゃなかった、"陰惨・陰鬱"なるパニック映画。酸性雨に襲われた仏蘭西から逃げる避難民たちを追って来る黒い雲から降って来る強酸性雨。全ての水が強酸性になった時の恐ろしさを描いた作品である。】
ー 冒頭、労働争議のシーンがスマートフォンで映される。ミシャル(ギヨーム・カネ)は、一度は逮捕され仮釈放の身で自宅に娘セルマと元妻エリーズ(レティシア・ドッシュ)と居る。三人の関係性はあまり良くないようだ・・。-
◆感想
・ストーリー展開は粗いが、黒い雲から降って来る酸性雨が不気味である。フィリッポ監督は、”大気汚染や、環境汚染が直近の課題である事を伝えたかった。”と言っているので、あまり細かい事は気にはしてはいけないのかもしれない。
・ミシャル君は娘セルマと元妻エリーズと、酸性雨から陰鬱なる空の下、逃げ始める。そして、ミシャル君は職場の同僚で、労働争議のきっかけとなった事故で負傷したと思われる恋人カリンの事を気に掛けながらも、元妻の兄ブリスを訪れようとする・・。
って、感じなんだけれども、どーにも展開が粗いのである。何で、冒頭に労働争議のシーンを入れたのかな・・。
・避難途中に元妻エリーズが群衆で一杯の橋から川に落ち、流される中ドンドン髪の毛や肌が溶けて死んでいくシーンは、ヒジョーに怖い。
・で、ミシャル君は、娘セルマと行き先を恋人カリンが入院している病院へ変えるのである。そして、途中で見つけた母と息子が暮らす屋敷。水道水も強酸のため、飲めない。息子は腎臓病で透析を受ける装置で命を保っているが、その屋敷も酸性雨の為に崩れ落ち、ミシャル君はナント親子を見捨て母の車を拝借し、恋人エリンに会いに行こうとするが・・。
<再び、フィリッポ監督のインタビューに戻るが、
”私達の弱さに気付いて欲しい。⇒うん、気付いた。
全てを乗り越える原動力は愛。⇒嘘だー。愛だったら、助けてくれた親子を見捨てたりしないじゃん!とまあ、突っ込みたくなる
【我儘、ミシャル君、酸性雨が降る中、我が道を行く】映画でございました。
ミシャル君、両足の膝下を強酸性雨で失っても、成長した娘セルマと生き残れて良かったね。
今作は、フィリッポ監督の長編第二作らしいが、もうちょっと、頑張ろうね。(エラソーですいません。)>
騒ぐだけ。逃げるだけ。
超強酸性の雨から逃げ惑う家族の話。
良くわからない暴動から始まって、首謀した男の娘がやらかしてと続き、南米を漂白剤みたいな雨がと展開していくけれど、この序盤のムダなバックストーリーのお陰でこの父娘に感情移入できないんだが。
そしていよいよ酸性雨となりパニックに陥る訳だけど、建造物を倒壊させる程の強酸性の雨なのに、濡れてるところ触ってもやけどしないの?
なんならガス吸っただけでOUTじゃね?
結局何も成長しない娘とか、それに振り回される父親とかを見させられてる感じだし、テンポも悪いし、酸の影響はチグハグだし、山場らしい山場もなく終了で盛り上がらなかった。
リアリティ重視。雨が怖くなった。。
あるようで無かった、この設定。
雨の表現、音響、視覚効果、よく出来てる。
ガチで雨が怖くなる(笑)
とはいえ、物語はフランス流なので、
肌に合わない人も多い気がする。。
吹替版で、もう一度観たい。
地球温暖化の末路
死の酸性雨が降り注ぐ世界で、他国に逃げようとする設定も、精神的な崩壊を描く設定も、親子愛を演じながら、元嫁と娘を連れて、カリンという女性の元へ逃避する設定も、全体的に終始暗い映像も、全てが私には合いませんでした。
つまらない
酸性雨と言えば『ブレードランナー』で初めて知った言葉でそのうち日本でも降ってるみたいな話題になって未来、ディストピアだなどと不謹慎に興奮していたがいつの間にか何の話題にもならなくなった。しかしこの映画は超酸性雨で雨に当たると大やけどして車や家が破壊される。エイリアンのよだれか。
川に人が落ちると全身大やけどで死ぬ。だとしたらもう魚はどうなるのだ。農作物も全滅する。アルカリ性の苦土石灰をまいて中和できないのだろうか。水道の水を飲んでも死ぬし、もう無理だ。数日生き延びたとしても未来はない。
容赦ない世界を徹底して描いていたけど、海の水はどうなのだとか大局については触れない。もうちょっと生き延びる可能性もあった方がスリリングではないだろうか。雨の降る範囲が限定的だとか、干ばつ地帯に行けば助かるとか。
お父さんもお母さんも娘もみんな他者を責めるタイプで、特に娘、よけいなことばっかしてアホか、なんもできないならせめて大人しくしてろ。みんな嫌だった。変に人格者が出ないところがリアルなのだろうか。
躾がなってない。この親にして、、、
異常気象で濃硫酸の雨が降る。逃げ惑う家族。身勝手な娘の気まぐれ行動で不幸の連鎖。てなワンイシューの作品だが、主人公の背景に、フランス映画っぽいポリコレを冒頭に持ってきてあるが、何の伏線にもオチにもなってない。
過激ともいえる労働争議の現場。 争議の先頭に立ったミシャル(ギヨー...
過激ともいえる労働争議の現場。
争議の先頭に立ったミシャル(ギヨーム・カネ)は、その様子をスマホで撮られ、凶暴な男として認知されてしまった。
10代の娘セルマ(ペイシェンス・ミュンヘンバッハ)は寄宿学校に預けられていたが、クラスメイトたちはそんなミシャルの様子をネタにして、セルマをいじめていた。
そんな中、フランスの気候は急激に悪化しており、強酸性の雨がゲリラ豪雨のように襲いかかるようになってしまった。
寄宿学校の生徒たちは急遽、親元に返されることになり、ミシャルと元妻エリース(レティシア・ドッシュ)はセルマを迎えに行くことになったが・・・
といったところからはじまる物語だが、「酸性雨」のスリラー・娯楽映画という先入観があるせいか、冒頭の過激な労働シーンは、当初「何これ?」感があります。
が、リアリズム重視がフランス流。
リアリティの観点でいえば、ミシャルが最も気にかけているのは恋人のカリン(スリアン・ブラヒム)。
彼女は入院中で、どうも作業現場で重傷を負ったにもかかわらず、会社からは何の保証もされていない様子。
会社は、事故が起きるような危険な現場を放置し、さらに被害者までも放置。
それが、冒頭の労働争議のようなのだ。
で、娘と元妻を連れて強酸性雨から逃げているにもかかわらず、ミシャルの心は遠く離れた恋人に寄せられている。
ハリウッド流でいえば、こんな設定は不必要なのだが、カリンは移民っぽい。
移民問題は映画中盤でも描かれており、強酸性雨から逃れようとする人々が行こうとしているのは北のベルギー。
国境には吊り橋があり、そこに避難民が大量に押し寄せる描写は、内乱・内戦から逃げ惑う難民のそれ。
また、避難民の集団からはぐれたミシャルとセルマが辿り着いた先は、事情を抱えた母子家庭。
ミシャルとセルマは、不審な難民として描かれている。
最終的にどのようになるか書かないが、ハリウッド流とは大きく異なることは付け加えておくとして、強酸性雨によって国をうしなって難民になってしまうミシャルらフランス国民の姿をみて思い出したのは、『日本沈没』(1973)のラストの亡国・棄国感でした。
実際に起こると怖いお話
死の酸性雨が降り注ぐ世界で極限状態に追い込まれた人々の決死の脱出劇を描いたフランス製サバイバルスリラーなんだけど、雨が人間に襲い掛かり、人間に被害をもたらすと聞いたら、私世代は「魔鬼雨」を思い出す人が多いと思いますが、「魔鬼雨」は、カルト集団による内容でしたが、本作品は、環境破壊によるもので、現実的に起きても不思議ではない作品・・・
本作品、フランス映画なんですね。
正直、出だしが少々分かりづらいのと、どうして、こうなったのかの説明があまりにも簡単で・・・・酸性雨から逃げる人間の悲劇とか、家族愛に追った内容となっている・・・・
だから、サバイバル映画なんだけど、ホラーやスリラーと言う内容ではない・・・・
単に、ひたすら、淡々とお話が進むが、もう少しパニックの部分にメリハリがあるとみているこちらも緊張感が増すのかな・・・
淡々としているので、こちらも淡々としているだけでしかない・・・・
もう少し、メリハリがあるといいのかな・・・・ラストも自分の好みなのですが、淡々とお話があり、ラストで終ってしまうので、ちょっとがっかりな終わり方かな・・・ま、こう終るしかないのかもね。
パニックスリラーの秀作
すごい怖かった。100分間ずっと緊張しっぱなしです。ちょっとグロテスクな描写もありますが、血みどろとかでもなく、抑えめにしているようにも思えました。とにかくじわじわ、ぞくぞくと怖さが来ます。もう息もつかせぬというか。フランスらしく抑え目で渋い演出だけど怖さはすごい。人間は追い詰められたとき、こう非常にならなければならないのかとか、自分だったらどうだろうとか、入り込んでしまいました。
ペーハー"3(酸)" は、7より小 ってか?
オリンピックを記念して、『ラ・マルセイエーズ』に乾杯 🥂
あまりにも馬鹿げた映画については、後ほど...
それでは映画とは全く関係のない事から始めまっしょい!?
I believe it is the viewer that creates the power in this
photograph , completing its image. And so this photograph
has been in a constant process of being re-created over the
decades since its making.
- ある方の archive より
人の名を聞くだけで口にも出したくない映画の事をパブロフの犬の条件反射のように膿が頭の中に湧いて出てくる。理由は、その映画は、美化してはいけないモノを故意に美化し、そのような禁忌な事が、実在の被写体である人達をあたかも「汚れた物のようだ」と言わんばかりに... 真実を表現しない製作者は、そう思っているに違いない。 ただし、一般には受けがよかった。
その実在した写真家から写真家になるように勧められた現代の〈ニューヨーク派〉と呼ばれた写真家に本作は映像に関して彼の作品からインスパイアしている。
まぁ、「バタフライ効果」というそれだけのことですけど... 何か?
さて本題として、第一波を何とか凌いだお笑い "Tricolor" スリーアミーゴースはこんな痴話喧嘩を始めました。
[選手紹介]
一人目は現代っ子のひねくれ屋:セルマ。二人目は、働く独立型有閑マダム:元妻エリース。そして大トリは、「ブルジョワジー」を毛嫌いする理想だけが心の支えの男:エリースの"EX" でセルマの実父ミシェル。
カァーン (o゚Д゚)◯カーン 三者三様の舌戦の始まり、始まり~ぃ!
Selma: Talk to Uncle Brice?
Elise: He made it to Metz. But he can't pick us tonight. Too
risky.
Selma: He's abandoning us.
Elise: No, he's coming for us tomorrow morning.
Selma: He'll drive back and forth just for us? What if he can't?
Michal: We'll manage alone.
Selma: We can't go by foot.
Elise: We can count on him, don't worry.
Selma: What if the storm heads east? Then what do we do?
Elise: Brice's friends will find us a place.
Michal: He has lots of cool rich friends who can help us. We're
lucky to have him. It's harder for those without cool rich
friends.
Elise: Same old bullshit.
Michal: Brice can't help.
Elise: Do you help me?
Selma: Stop.
Elise: What do you do to help?
Michal: What do I do?
Elise: Yeah!
Selma: Stop it.
Michal:Where am I now? Where am I? Aren't I with you?
Elise: Only Brice can get us out of here. Don't be a pain!
Michal:Only Brice can help us? So why did you call me?
Why did you call me? Answer!
Elise: How have you helped these past two years? That's
why you hate him. Now you can't ruin things. It's been
a while.
いかがでしたか? また読んでいない。ありゃ、まぁ、こりゃまた失礼。その方が賢明かな?
フラ語による言い争いなので、迫力に欠けるところもあるけどフランス人らしい個人主義が分かると思います。
聞くところによると本作『ACIDE アシッド』は、バジェットが言いなり状態で予算が許す限り使えるはずだったのが、改めて脚本やテーマの酸性雨について精査したところ、それほど高額な費用を掛けようが掛けまいが映画的には格段の差が出るとは限らないことが判明。そのことで撮影のロケ地はフランスのお話なのにベルギーで撮影され、しかもほとんどがセットで行われている。
よって、"Therefore, all efforts are just self-deception." 先人のよく知られた戯曲の中のセリフが少し的外れでもよく似合っている。
The aim of science is not to open the door to infinite
wisdom, but to set a limit to infinite error.
-Bertolt Brecht
ナチュラル・ディザスターには、地震・雷・家事(火事)・オヤジ なんてね⁉ でもオヤジは生存確認不能。失礼しました。その他には地滑り・噴火・洪水・巨大台風・津波・最近話題の竜巻・大火事・氷河期、そして映画の定番の巨大隕石の衝突などがあるけど最近ではパンデミックも含まれる。
ここで言いたいのは、ナチュラル・ディザスターを扱った映画はある程度は常識の範囲で科学的な裏付けを基に製作されていて、その許される範囲で映画化されているけど... 本作に関しては、予算にリミテーションを設けないのと同じように科学的根拠なんて完全に無視かそんなの関係ね~ぇと自由奔放に作ることが許されて映像的に面白い作品となるはずが... そのはずなのに何故か製作者たちは20年落ちの家族愛にシフトし、その限界を自ら設けてしまっている。
Art and science work in quite different ways: agreed.
But, bad as it may sound, I have to admit that I cannot
get along as an artist without the use of one or two
sciences. ... In my view, the great and complicated
things that go on in the world cannot be adequately
recognized by people who do not use every possible
aid to understanding.
-前述のBertolt Brecht
現実世界とファンタージーを重ね合わせるときに起こるメタフィクション。それが本作のプロットには数多く存在し、あたし個人としては、突然に唐突にメタフィクションを繰り返されるので、見る気がそがれ、そがれればそがれるほどにいい加減な適当なご都合主義的発想と偏屈な家族愛が目についてしまい気が滅入ってもしまう。
ラストこそ、この映画の冴えたる包括的な象徴となっている。
一つだけ... 警官隊が市民に対して、フランスらしさの現れの警察権力を見せつけるつり橋のシーンでいきなりスプレー缶の催涙スプレーって、これって風向きによったら、そんなチンケで何メートルも飛ばない催涙ガスによって... 自爆しないのが不・思・議??? あまり不可思議な事を並べたてるとあたしは70郎になっちゃいますって!?
言いたいことを言ってら~ぁ。ですので失礼します。
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