「確かにフランス流」ACIDE アシッド La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
確かにフランス流
単なる「近未来『もしも』物語」に対して無粋を承知で言えば、フランスに強酸の雨(文字通りの酸性雨)が降り出して金属も人も溶かし始めるという設定をはじめとして各所に突っ込み所満載で、何度か「ちょっと待てい」と呟く事になりお話に入れませんでした。しかし、ハリウッド流のディザスター・ムービーとは一線を画し、困難な選択に迫られ時に苦しい言い訳を繰り返す個人の内面を見つめる視点とエンディングの苦みは如何にもフランス映画だったかな。
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