「The 少女漫画」うちの弟どもがすみません 鶏さんの映画レビュー(感想・評価)
The 少女漫画
「別冊マーガレット」に連載された同名漫画の映画化作品でした。
主人公の女子高生・糸(畑芽育)が、母親の再婚相手の家に行くと、そこには自分と同学年の長男を筆頭に4人の男兄弟がいたという設定。長男の源と三男の柊が糸に恋心を持ち、兄弟で恋敵になるというのがだいたいのあらすじでした。いわゆる少女漫画らしいストーリーで(物凄い偏見)、これが逆のパターンだとAVの定番になるというところでしょう(笑)
で、見所としては4兄弟を演じた”スタート”系の4人の俳優さんだったと思われます。現に私が観に行った上映回では、恐らく私だけが野郎で、大部分は若い女性のお客さん。アウェイ感を存分に味わうことが出来ました。
内容ですが、原作漫画自体はまだ連載中のようで、単行本は12巻まで既刊となっているようです。本作がどの辺りを映画化したのかは分かりませんが、題名にある「うちの弟どもがすみません」というシーンが、エンディングのところで申し訳程度で1回出て来ただけで、他は全くなし。まあ原作読者向けの作品なのでしょうから、この辺は省略しているのかも知れませんが、両親の再婚により突如として姉になった糸が、どんなシチュエーションで「すみません」と言って回ったのか、もう少し見たかったかなと感じました。
肝心の義理の姉弟間の恋愛話に関しては、こうなって欲しいなという展開で、物足りなさはあったものの、こうした定型的な恋愛物は安心して観ていられるので、鑑賞後ホンワカとした感覚を得ることは出来ました。
そんな訳で、本作の評価は★3.0とします。
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