「両親の無上の愛に感動」ぼくとパパ、約束の週末 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
両親の無上の愛に感動
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10歳の自閉症の少年が、推しのサッカーチームを実際に見てみつけるために、
週末の旅にパパと旅をするという話ですが、
とにかく両親の少年への無上の愛をビシビシ感じる作品で、猛烈に感動しました。
主人公ジェイソンのマイルールについていくのは本当に大変だと思います。
そりゃあ全く知らない赤の他人は、ヤバい子だと思っても致し方ないと思います。
でも、赤の他人に理解をしてもらおうと努力する両親、
そこに真摯に向かいあうご両親の愛情であり、もうリスペクトしかありませんし心を打たれました。
旅のさなかパパがキレてしまってジェイソンにキツイことを言いますが、
それもわかります。完璧ではいられないですよ。人間なんてそんなもんですよ。
でも、ちゃんと自分で反省をしてジェイソンと向かいあう姿には心が震えましたね。
ラスト近くでジェイソンが小学校のクラスで、
自分の強み・弱みをみんなの前で発表して、自分を理解してほしいと話す場面が
成長しているジェイソンを見事に表現していて、素晴らしいと思いましたね。
というわけで、事実をベースにしている話だということを
エンドロールであらためて噛み締めるわけですが、
こういう作品は多くの方に観てもらい、優しい気持ちの人が多い世界になって欲しいと思います。
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