「(時と場合により)ルーティンなんてぶち破れ!」ぼくとパパ、約束の週末 おひさまマジックさんの映画レビュー(感想・評価)
(時と場合により)ルーティンなんてぶち破れ!
原題: Wochenendrebellen
あー、うぉちぇーんどれべれ??
…失礼。
グーグル先生によると「週末の反逆者」ですか。
反逆者とはそうジェイソン君のこと。自らのルーティンや規則との闘い。心と心の闘い。愛情たっぷりの両親がサポーターとなったジェイジェイの反逆の勝利!でした。
権威的なオバチャンと衝突してしまうバス停での一幕にて「この子の苦労の何がわかるんですか?」と訴えるママの心境、見ているこちらも心が痛い。その他、登場し行き交う人々に悪人は少ないのは気休めとなった。(トイレで手を出してきたキッズは別ね)
至って普通の、むしろ優しさのある人しか出てこなかった物語であるが故に、一般的な社会通念とぶつかりまくってしまう主人公の障害の辛さ、切なさを際立たせていたように感じた。
物語のクライマックスは教室でのスピーチ。レビューで何度か触れている事だけど、やはり人と人の分かり合いは「言葉」なんだよな。にんげんだもの。
障害を持つ側も、社会側も、互いにすり寄る姿勢の「通念化」が必要というお話ですね。
実在モデルのジェイソン君は19歳。努力の末、自己と環境の分析は済んでそうな雰囲気でよかった。宇宙物理の学者さん、ぜひ実現して!本作のエンドクレジットにその後についての説明文を追補してくれたらいいですね。
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The 欧州サッカーファンの私としては、実在テーマの「サッカーチーム全部見たい」については、ええ、ええ、いいじゃない!とお爺ちゃんと同じく無邪気に賛同してしまいたいところだ。が、しかし!例えば浦和レッズのゴール裏で想像してもですよ…。ハンディキャップの有無に関わらず子供連れでの観戦は、受け入れ体質はさておき、親としては…イヤーどうかなーっ(^_^;)て感じですよね。我が家はおとなしくメインスタンドから見てます。
そして毎週末はキツすぎる〜笑 あんな素晴らしい会社は滅多に無さそうですし。
私の好きなチームのひとつだけども、作品がドルト推しなのはなぁぜなぁぜ(言っててイラっ!)まぁいいけどね。
コマンやムシアラなど映って眼福、スーパースター軍団のバイエルンは、こう見るとやっぱりスゲ〜(*_*) アンチの気持ちも、わかるぞい。