「ミア・ゴスかっこいい」MaXXXine マキシーン ゆみなさんの映画レビュー(感想・評価)
ミア・ゴスかっこいい
『X エックス』『Pearl パール』から続く、タイ・ウェスト監督による三部作の完結編。前二作がそこまでハマらなかったので期待しないで観たけど面白かった。キメ画がたくさんありました!
映画スターを夢見るポルノ女優マキシーンが、ホラー映画のオーディションを受けて見事合格するところから物語は始まります。もうここだけでミア・ゴス最高〜ってテンション上がりました!眉毛ないの似合う!かっこいい!
オーディションを勝ち抜いてこれから撮影って意気込んでる頃、連続殺人器ナイトストーカーがニュースを賑わせていて、なぜかマキシーンの元にビデオテープが届いて…ってあたりが序盤のあらすじ。
マキシーンがとにかく絶対に何がなんでも映画に出てスターになる!って突き進む映画なんですよ。せっかくチャンスを手にしたのに邪魔なんてさせないっていう意地みたいなものも感じた。最後までずーっとブレなくてかっこいい。
みんな大好きケビン・ベーコンもいい死に様見せてくれて、私はそこだけでも観てよかったな〜って思いました。マジでニヤニヤ止まらなかったあのシーン。流れる血がいいですね。
映画監督役のエリザベス・デビッキがめちゃくちゃカッコ良くて、彼女もまたこの映画を撮るためならどんな事でもするっていう覚悟を感じたし、エリザベス監督の前作で主演を努めたモリーが“私の絶叫顔は映画史で不滅!”と語るシーンもとっても良かった!この映画って意地悪な女の子が出てこないのが素晴らしいよな〜。
尺も丁度よく無駄がないし、ラストカットは三部作の締めくくりとして最高だったのでは?私は彼女に希望を感じたし心から拍手を贈りたくなりました。
