グラディエーターII 英雄を呼ぶ声のレビュー・感想・評価
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大迫力の戦闘シーン&スケールで満足!!
ポール・メスカル演じるルシアスとペドロ・パスカル演じるアカシウスの決闘が
最大の見どころなんだろうな~と思って観たら、全然違いました(笑)
むしろデンゼル・ワシントン演じるマクリヌスとルシアスとの対決がメイン。
ただ、その流れになることを見る前は予想していなかったので、うれしい誤算でしたね。
コニー・ニールセン演じるルッシラも前作から引き続き、素晴らしい演技をしていて
年齢を感じさせない美貌で魅力的でした。
ストーリーは前作と同じ流れです。ただ、マクリヌスの存在は前作にない異質であり、
本作を面白くしているキャラクターだと思いました。
間違いなくいちばんの曲者です(といってもイコライザー感は全くありません(笑))。
であるがゆえに、本作を深めてくれている存在です。
冒頭の海から城への襲撃シーン、まさに戦ですよね。
リドリー・スコットらしく、とても迫力があって、グイグイと引き込まれました。
ポール・メスカルもかなり体を大きくして鍛えていましたけど、
動きもなかなか俊敏で、良いアクションをしていたと思います。
とうとう大作の主演をはる俳優になったか~と感慨深かったです。
それから、ペドロ・パスカルのアカシウス、実に高潔な志高いところが好きですし、
死に様もかっこよかったです。
この人、声が好きなんですよね。マンダロリアンで好きになりましたね。
アホ皇帝ツインズもおもしろキャラでしたし、
本作は割と動物がFeatureされていて、狂暴すぎる猿やサメやサイなど、多彩で
おもしろかったですね。
ラストのマクリヌス、本当に死んだのかな!?と疑問が残りました。
実は生きていて、続編がつくられちゃったりするのか!?と。
そういう余韻はありましたね。
ただ、前作のような俳優の強さ、凄みはなかったかなと。
やっぱりラッセル・クロウとホアキン・フェニックスだと強力だったんだなと
あらためて感じました。
というわけで、ちょっと甘い評価かもしれませんが、私は大好きです!
平日の夕方に観ましたが、5人くらいしか入っていなくて超寂しい感じでした。
追伸:パンフレット販売がなかったのがとても残念でした😭
歌舞伎のよう
水上での合戦をコロセッウムで再現する見せ物場面は、たっぷりの水、立派な船、シャークなどのセット含めて壮観だった。こういう感覚は源平の屋島の戦いを踊りで再現して見せる歌舞伎みたいだと思った(本当に殺したりしないけれど)。他にも、実は実は、裏切り、家宝(指輪や甲冑)、血の繋がり、母の犠牲、父の仇を狙う息子など、歌舞伎の世界そのもの。アカシウスの最期は黒澤明監督「蜘蛛巣城」の三船敏郎のようで見事だった。筋肉がついた美しい身体があって可能な最期の姿。
ペドロ・パスカルが居るだけで安心、エレガントな振る舞い装いのデンゼル・ワシントンにも安心していたけど油断してた、やられた!
ガレー船を見て思い出したのは「ベン・ハー」のチャールトン・ヘストン。ヘストンが拳銃持っていいだろう!の会のトップであることを後に知ってショックを受けたけれど、(多分)中学生の時にベン・ハーと十戒を見てガツーンと受けた感動はとても大きかった。
自由をもとめ。
将軍アカシウス軍率いるローマ帝国軍の侵攻で妻を亡くしたルシアスの話。
囚われの身となり…、闘技場で闘い光るルシアスに目をつけたマクリヌス、そのマクリヌスに買われ飼われて剣闘士になるルシアスだったが…。
字幕で国の状況下が流れる冒頭、その直後からの大船での殺り合い、1作目は配信で観たけれど、ん~人物相関図がずっと?で。コロセウスでの生か死かをジャッジする化粧してる兄弟?は、何となく1作目に出ていた子供?と記憶はあるけれど、ストーリーが進むにつれルシアスの親、関係性は分かってきたものの、ストーリーの大筋は分かるけど細かい処までは把握出来なかったしストーリーにハマらずで眠くなっちゃったかな。
ラストのルシアスとマクリヌスの殺り合いは時間で言ったら短いけど迫力ありで圧巻だった!ただ少し前に配信で観た1作目の方が話も分かりやすかったし面白かったかな個人的に。
デンゼル・ワシントンさんはイコライザーとは雰囲気が全然違いで、今作の役の方がシブくてかっこいいね。
2000年に公開された初回作の続編。今回は初回作に登場したマキシアス将軍の息子であるルシアスが主役。面白かった。
将軍アカシウス率いるローマ帝国軍により、愛妻を殺されたルシアスは復讐を胸に謎の男と共にローマへと赴きグラディエーター(剣闘士)となる。
その頃のローマ帝国には残忍な双子の皇帝が君臨している。民衆の幸福と国家の安寧を願うアカシウス将軍は密かに帝国の転覆(双子の皇帝の排除)を計画するが、召使の密告により計画はバレ闘技場でルシアスと戦うことになる。
ところが、アカシウス将軍の夫人が実母であると知ったルシアスはアカシウス将軍に戦うがとどめを指すのを躊躇い、その結果アカシウス将軍は皇帝の近衛兵に弓で射殺されてしまう。
その最中、双子の皇帝とルシアスの実母は皇帝の座を狙う側近により殺されるが、ルシアスはその側近を追い詰めローマに平和を取り戻す。
ストーリーも展開もとても面白くアッと云うまに過ぎてしまった。
難易度高いけど、前作を観てから今作の情報を遮断して、音響優先で観ることをオススメしたい
2024.11.15 字幕 MOVIX京都 ドルビーシネマ
2024年のアメリカ映画(148分、R15+)
前作『グラディエーター』の続編で、約20年後ぐらいを描いている伝記系戦争映画
監督はリドリー・スコット
脚本はデヴィッド・フランゾーニ
物語の舞台は、紀元前200年頃のローマ帝国
帝国は双子の皇帝ゲタ(ジョセフ・クイン)とカラカラ(フレッド・ヘッキンジャー)によって統治され、元老院は機能不全に陥っていた
全ては、神の思し召しとばかりに双子の皇帝が決め、それに逆らうものは厳しく処罰される
ローマ帝国は領土拡大をずっと続けていて、とうとう海の向こうになるヌミディアへと侵攻することになった
アカシウス将軍(ペドロ・パスカル)率いる大群が沿岸に押し寄せ、物量でヌミディアを制圧する
そして、負けた兵士たちを奴隷として本国に運び込み、余興としての「剣闘士闘技場」に放り込まれる
その中の一人・ハンノ(ポール・メルカル、幼少期:アルフィー・テンペスト)は、アカシウスに妻アリサット(Yuval Gonen)を殺された恨みを抱き、虎視眈々と復讐の機会を窺っていた
奴隷たちはアンティウムに送られ、そこで手配師のマクリヌス(デンゼル・ワシントン)の評価を受けることになった
ハンノは大猿との戦いから生き残り、マクリウスは気に入って彼を買うことになった
そして、ローマの闘技場で行われる、ヌミディア陥落祝賀会の余興に出場させることになったのである
映画は、前作を観ていなくても問題ないが、あまり調べていくと驚きが少ない作品になっている
ネタバレレビューなのであえて書くが、映画では、主人公の本当の名前が判明するのは中盤になってからで、前半はその人物であることを否定し続けている
その理由はあまりわからないのだが、彼が復讐を果たそうとしている相手と母が結婚しているというところに怒りの原点があるようで、それでも彼がどの時点でそれを知ったのかはわからない
前作にて、マクシマスが倒れたために国外に逃亡させられたルシウスだが、彼がヌミディアに辿り着いて戦士となり、将軍のような立ち位置にまで上り詰めている描写はほとんどない
なので、映画では、ハンノという青年がいて、それがローマに連れてこられる物語になっていて、その復讐の相手と闘技場で戦う機会が与えられる、という流れになっていた
そんな中で、実は復讐相手の妻は自分の母であり、しかも彼らはローマ帝国のために謀反を起こしていた
そして、それを握りつぶしたのが雇用主(持ち主)のマクリヌスだった
マクリヌスの蛮行を知ったハンノはルシウスであることを国民(正確には軍隊)に告げ、一騎打ちで彼を倒して、誰もが認める王となる
この一連の流れの中で、ルシウスが本物であると認識しているのは母親とマクリヌス、医師のラウィ(アレキサンダー・カリム)だけで、父の甲冑に身を纏っていても、軍隊の反応はイマイチという不思議な感じになっていた
国民はマクシマスの話で盛り上がっているみたいな逸話があったので、ルシウスがマクシマスの鎧を着て軍隊の前に現れた段階で、どよめくぐらいの演出があっても良かったのではないだろうか
いずれにせよ、「前作を観てから今作の情報をシャットダウンする」というのが最良なのだが、これが驚くぐらいに難しい
サラッと映画のことを調べたらあっさりと主人公の名前がルシウスと出てくるし、それなのに映画ではいつ出てくるのかなあというぐらいにその名前が呼ばれない
ハンノがローマ入りして剣闘士となって何度か戦ってからようやく母ルッシラ(コニー・ニールセン)が会いにくるという感じになっていて、このあたりの映画の構成と予告や宣伝が噛み合っていないように思えた
148分と長めの作品だが、そこまでの長さは感じず、ドルシネで観たが重要なのは音の方だった
なので、どのようなタイプで観るか悩んでいる人は、字幕のドルビーサウンドということになると思う
ただし、字幕はやらかしの多い大御所なので、ちょっと意味不明な翻訳が出てくるところを許容できる懐が必要かもしれません
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