グラディエーターII 英雄を呼ぶ声のレビュー・感想・評価
全84件中、41~60件目を表示
それは私の宿命じゃない
こないだ鑑賞してきました🎬
グラディエーターの24年ぶりの続編ですね。
ルシアスを演じるのはポール・メスカル🙂
前作の主人公マキシマスの息子というのは恐らく後付け…いえ野暮でした。
序盤で最愛の妻アリセットを失い、失意にくれる彼は、奇しくも父親と同じ剣闘士として生きることに。
やはりマキシマスの血を色濃く受け継いだようで、すぐさま剣闘士たちのリーダー的存在になります😀
彼がどんな行動をとっていくのか…目が離せません🫡
悲劇でやさぐれつつも、心まで腐ってはいない男を目と表情で体現しているポール・メスカルには感じ入ります。
アカシウス将軍にはペドロ・パスカル🙂
優秀な将軍でありながら民を思う気持ちもあり、戦争の捕虜には「敗者に哀れみを」という心情を持つまともな彼。
戦争が好きなわけではなく、妻との休暇を皇帝に願い出る面も。
役柄上、しかめっ面が多いですが混迷の時代にあって数少ない信念を持つ男をペドロ・パスカルがきっちり演じます😀
ローマの双子皇帝、ゲタとカラカラにはジョセフ・クインとフレッド・ヘッキンジャー🙂
どうしようもないボンクラ皇帝を、とても憎たらしく演じた2人もまた、作品を彩ってくれました🤔
そしてルッシラには引き続きコニー・ニールセン🙂
前作から24年経ちますが、あんまり変わってないですね😳
年相応な部分もありますが、皇族の気品は今作でも健在🙂
登場シーンはちょっと驚きでした😀
マクリヌスにはデンゼル・ワシントン🙂
彼がしょぼい役をやるはずがないので、ストーリーにも深く関わってきます🤔
時折見せる表情には抜け目ない鋭さがあり、野心が見え隠れします。
彼は前作のプロキシモ的な立ち位置なのか、それとも…❓
デンゼル・ワシントンは目で訴える力に優れた俳優さんですよね🤔
相変わらず戦闘シーンは圧巻でした👍
リドリー監督はもういい歳なのですが、これだけの大作を撮るエネルギーはどこから来るのか、感服します🫡
ラストへの持っていき方も王道的ながら、盛り上がりますね👍
また、海外ドラマ「スパルタカス」に出演していたピーター・メンサーの姿が観れたのは、嬉しいポイントでした😁
監督らしい壮大な歴史スペクタクルで、前作が好きな方もシリーズ初見の方もどちらも楽しめるはずですよ😀
ローマに命をかけた男たちの生き様を、是非映画館で体感してもらえたらと思います🎬
映画館で見たい作品
いやー良い続編でしたね。
…まぁ正直前作ほとんど覚えてないんだけど、前過ぎて。
ただそれでも凄く面白かった。
ストーリーは王道ではあるが、途中からの気分の上がり方が半端ないですね。
加えてそれぞれの配役が素晴らしい。
特に王役の二人。クズみたいなやつなんだけど、見ててイラっとするクズっぷり。それが良い。後はデンゼルワシントンがまた良い味出してる。
戦闘シーンも迫力があり、是非映画館で見て欲しいですね。
終わり方としてはスッキリとまではいかないまでも綺麗には終わったかな。
流石にこれで続編は無いと思うけど、見て良かったな。
穂の中を歩くマキシマス
観た後に知ったのですが、R指定だったのですね
最初の猿?犬?との闘いから
あ〜結構これえぐいな〜
その後も首が飛んだり傷口がグロかったり
ラッセル・クロウの時もR指定でしたか???
ルシアスがマキシマスの息子と言う設定は、1作目の時にはルッシラのみぞ知るということになりますね
でもそう言われれば1作目のルッシラとマキシマスの関係を思い出すと、そういうことだったのかと納得がいきます
うまく繋がってるな〜
なるほど
父マキシマスと同じ運命を辿るルシアスという感じで、
1作目のグラディエーターほどの緊張感はなかったかな
闘いのシーンは若干今回の方がR指定らしく、その描写は少しえぐいと感じたものの 最後は、故皇帝アウレリウス、父マキシマスの願いを受け継ぎ、やっとルシアスがローマの民を守り抜く事ができたというなんとも綺麗なジ・エンド
1作目の最後コモドゥスへの復習を遂げ、亡くなったマキシマスが穂の中 家族のもとへ向かうシーンが心に残りましたが、今作の最後にもその穂の中を進むシーンが流れ、やはりそこが1番心に響いた気がします
え、1からそうだったの?早く言ってよ。【追記あり】
11月18日(月)
フォトグラファーの友人とユナイテッドシネマ浦和で「グラディエーターⅡ」をIMAXで鑑賞。
終映後に友人から「グラディエーター」のブルーレイ・エクステンデッド版は劇場公開より約17分長く、その中でルッシラ(コニー・ニールセン)がマキシマス(ラッセル・クロウ)にルシアスは貴方の子だと告げるシーンがあると聞いた。
え〜、リドリー・スコットは何でそんな重要なところをカットするんだよ。早く言ってよ。(確かに1では若い時にルッシラとマキシマスが良い仲だったと匂わす所はあったし、姉のマキシマスへの愛にコモドゥスは嫉妬するのだ。25日前に再上映を観たからこの辺は記憶に新しい。)
「マキシマスが死んだ妻子とローマの為を思って闘うのに、ルシアスが実子だと判ると観客側に(実子のためだと)その思いが薄くなると思ったのではないか」と友人。うーん、そうか。さすが映画秘宝ライターだ。
それでマキシマスのルッシラへの台詞が「ルシアスは無事か?」だったのか。
カラカラとゲタの双子皇帝やマクリヌスは実在したけれど、実際は映画の物語とは違うようで、正確な史実を知るにはグレシャムの法則さんのように「ローマ人の物語」を読まないといけないのかも知れない。
でも、そうすると「史実と違うやろ」と物語が楽しめなくなってしまうと言うのも判る。映画のために作られた物語を楽しむしかない。
第一作の内容が油絵風に描かれるタイトルバックで始まる。
皇位継承者であるため命を狙われないよう母ルッシラは息子ルシアスを逃がす。「いつか迎えに行くから」と。ルシアスは彼の実の父がマキシマスである事を知らない。ルシアスは名をハンノと変えヌミディアで暮らすが母の迎えは来ない。16年が過ぎた。(これは後から判る事で、映画はこの後から始まる。)
将軍アカシウス(ペドロ・パスカル)のローマ軍が海から侵攻して来てハンノ(ポール・メスカル)の妻は殺され、ヌミディアは占領される。この海戦のシーンは仲々見応えがある。
ハンノは奴隷となり、奴隷商人マクリヌスに買われる。マクリヌスは、ハンノの妻を殺された将軍アカシウスへの怒りによる闘いにグラディエーター(剣闘士)としての強さを感じる。
ここからは第一作と同様の展開でハンノはグラディエーターとして頭角を現し、マクリヌスはハンノを率いてローマに行き、自らの野望とともにローマで権力を増して行く。彼は皇帝に取り入り、上へと昇っていく。
将軍アカシウスの妻となった母ルッシラと再会したルシアスは父親がマキシマスである事を告げられる。
ルシアスは闘技場で将軍アカシウスと対峙するが、アカシウスを殺す気は失せていた。しかし、かつての夢のローマを取り戻そうと画策し軍勢を用意していたアカシウスは皇帝ゲタの命により弓で射られ殺されてしまう。
マクリヌスは脳梅毒の皇帝カラカラを焚き付けて弟ゲタを殺させ、自らカラカラを殺す。そしてルシアスの眼の前でルッシラを弓で殺す。
将軍アカシウスがローマに攻め入るために用意していた軍勢がローマにやって来て、ローマ軍と対峙する中、その前でマクリヌスと闘い倒したルシアスは、夢のローマを取り戻そうと説き、両軍の衝突を避けるのである。
闘技場で闘わされるのが第一作では虎だったが、今回は獰猛な猿、サイ、闘技場に水を張った海戦の再現の際には鮫を泳がせるなど、ちょっとやり過ぎ感有り。
マクリヌスを演じるデンゼル・ワシントンが、いつもより絞った体でさすがの貫禄を見せる。ポール・メスカルよりも良かった。
第一作のラストでマキシマスが仇を取った時のカタルシスは、本作では感じられなかった。
【追記】
昨日、友人の家に行き「グラディエーター」のブルーレイ・エクステンデッド版未公開映像を見せて貰った。約16分程の中であった方が良いと思ったのはコモドゥスがマキシマスの死を確認しなかった兵士二人を弓矢で処刑するシーン。ルッシラがルシアスは貴方の子だと告げるシーンは、・・・無かった!!
友人は、雑誌「映画秘宝」のライターでもあり、公開当時マキシマスのルッシラへの最後の台詞が「ルシアスは無事か?」だったのが、あれは自分の子供だからだという説が有り、そう思いこんでいたらしい。20年前の人間の記憶は間違う事もあるのか。
彼は数多くの作品を観ており、また彼の家にはブルーレイのケースが一杯の本棚がいくつも並びそのケースには普通は1~2枚の所、6枚ずつディスクが収納されている(6倍の収納でないと置けない量なのだ)。「実はあなたの子供なの」とはよく有る話だが、一体、何の作品と勘違いしたんだい??
友人の話を鵜呑みにして映像を確認する前にレビューを書いてしまい、申し訳ありませんでした。
名作の続編だけあってお金かかってるとは思う
なにせ、前作から時間が空いているもので、内容がうろ覚えでした。
映像としては闘技場をはじめローマの大きな建物や船の戦いなどの規模が大きく、迫力があってすごいと思いました。
かなりお金をかけたことでしょう。
残虐な剣闘を見せ物にしている古代ローマということで、首を刎ねとばしたり、暴力的な表現が多いのも、異文化を表現した映像として、良いとは思います。(個人的には残虐なのは嫌いだけど)
ただ、ドラマとして感じる面白さはいまひとつだと思いました。
例えば、死んだ妻が本作で主人公に与えた影響は、どれだけあったでしょう?
戦争で妻が死んだところまではとても愛していた風に見えたのに、実際に将軍と剣闘の一騎打ちになったとき、戦いながらちょっと喋っただけで心変わりして、「え?奥さんの仇がそんなに簡単に許せるの?」と思ったし、奥さんの存在感が空気だと思いました。
それに、母親に捨てられたと感じて恨みに思っていたのが心変わりするには、何かもっと、ドラマチックで大きな出来事があるべきではないでしょうか?
心理や登場人物同士の感情のつながりという点で見たときに、ドラマとして表現が薄いと感じました。
それなりに良いと思います。
ただ、なんとなくいまひとつ足りない気がします。
古代ローマに吹き荒れる血汐の嵐!
あの名作「グラディエーター」の続編を、名匠リドリー・スコットが創るんだから、期待しないわけにはいかない。
予告編で見かけた数々の映像は、まさに興味をそそるものばかりだった。
平日の昼間って事もあってか、映画館内は壮年世代の人で、かなり入ってました。
さて、本編ですが・・・
大猿?との戦いは、なかなか見応えありましたね。まぁ、全体をとおしても、手が飛ぶ、首が飛ぶ、ストレートなグロい映像はリアルで楽しませてもらいました。
ただ、予告編で見たサイとの戦いとか、コロッセオに水を敷き詰めての海軍戦を模倣した戦いとか、思ったほどではなかったかな。
オープニングで海戦を見せつけられているもんだから、大掛かりであってもコロッセオのそれは、ちょっと迫力不足に感じてしまった。そもそも、あの時代にコロッセオに水を敷き詰めて船を入れることが可能なのか?ってところが気になって、リアルさを感じられなかったのも要因かもしれない。まぁ、そういうストーリーだからと割り切っちゃえば良かったんだろうけど。
主役の俳優さんもちょっと弱いかな。
グラディエーターとしての戦いが、安心して見れちゃうと言う致命的な感じだった。ラッセル・クロウみたいな危機感というか、迫力があまり感じられなかった。
【ネタバレ】
ラストにしても呆気なかった。
ローマ帝国が新たに生まれ変わるってのが、メイン・テーマになるのかな。
五千の反乱軍と六千強の近衛兵が対峙して一触即発の場面(CGかエキストラか分かりませんが、凄い人海戦術でした)も、ただの睨み合いで済んじゃったし。
どの場面も迫力満点で大掛かりだし、面白い作品ではあるんだけど、危機感っていうか、ドキドキする興奮がイマイチ感じられなかった残念な一本です。
競技場のスケール感が凄いがグラディエーター物語としては前作の繰り返し 主人公の人として、剣闘士としての優秀さ、説得力が今一つ感じられない
ローマ軍により捕虜となったルシウスは奴隷としてコロシアムに送られる。
彼は剣闘士として買われ、やがてローマ帝国の圧政から奴隷を解放し、自由と正義のために戦い始める。
前とは別のグラディエーターの話と思っていたら、まさかの前作の主人公の子だったということが中盤以降明かされる。
自分は知らずに鑑賞したが、あらすじとして、あちこちで事前に明かされていたので、知ってたとっしたらなんともったいぶった明かされ方か。
ヒット作2作目の良くない方のあるあるとして、前作と同様の展開で、1作目よりスケールアップ。
より派手な見せ場を用意。
冒頭の海戦だけでなく、実物大に建設されたコロシアムで再現される海戦がすごい。
競技場に水を張り実物の舟で戦い、観ずには鮫まで解き放たれてる。
他に人間だけでなくもサイやサルまで決闘に導入。
しかし、緊張感と、最初の目新しさでは前作に譲る。
しかも血縁者の復讐と言う話で、本人の人として、剣闘士としての優秀さ、説得力が今一つ感じられない。
主役俳優は、前作ラッセル・クロウの圧倒的な存在感には負けてて、小さく見える。
デンゼル・ワシントンの狡猾ぶりと皇帝兄弟の凶悪さは、憎たらしく策謀巡らせ自ら剣をとって戦うホアキン・フェニックスの悪者ぶりと拮抗するか。
何分前作の続きで、前作の焼き直し感は否めない。
前作が無く本作が初ならもっと評価が高かったと思う。
あと、これだけの超大作なのに、なぜパンフレットが未製作???
以下余談ですが、それにしても最近は、お金がかかってるとCGの使い方がとても上手くて、全くわからない。
いまだにすごいシーンが実物であったほうが、本当に凄いと感じてしまう。
さすがにサイ、サル、サメはCGだろうが、実物で凄いシーンがあってもCGと見分けがつかないので、なんかもったいない気分がするのは自分だけでしょうか。
楽しみにしていた作品に大満足
前作が偉大なだけに
その続編となると期待も大きくなります
しかし、その大きな期待の更に上の感動をもらいました
完璧な続編です
この作品の映画としての評価は自分には分かりません
自分なりの感動ポイント
前作からの時間の経過が大きな要因になっています
初めて前作を観たのは20年くらい前か?
その間、社会情勢や世界情勢も変わり
自分自身の状況も大きく変化しました
人生って喜びもあれば
わだかまりもありますね
還暦を過ぎた自分が抱える悩みみたいな
ネガティブな気持ちへの
答え合わせのような場面や台詞が劇中にあって
そこは感極まりました
救われたような気がしました
エンタメ作品としてのみならず
自分にとっては人生の歩みを確認させてくれる
素晴らしい作品でした
大切にしていきたい作品との出会いです
IMAX版にて鑑賞
呆気なさが勝り、観た後に熱き情熱が沸き起こらなかった。
どうも世間の選挙結果が気になるこの頃。
問題あって辞めても不死鳥の如く蘇る。
I'll be back!! 正しくタ-ミネ-タ-。
ばつが悪い人 続出しそうだね。
それを踏まえて今日は「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」観たのよ。
2000年グラディエーター公開作の正当な続編らしい。
前作はアカデミ-賞 作品賞受賞でしたね。
--------展開
今作、前作に引き続き 混沌とした腐敗政治の世の中で
マキシマスの隠された息子ルシアス・ヴェルス(ハンノ)の活躍を描く。
母ルッシラの計らいで コンモドゥスが討たれた後、権力闘争に巻き込まれるのを避けるため、ローマから亡命。後にローマ軍の侵攻の戦いで妻を失い自分は捕虜となり剣闘士の道へ。
母と再会するが激しく罵る息子。自分が何故ここに来たのか その運命に答えるべく父マキシマスの輝かしい功績を知る。
一目見てもアフォ丸出しな ゲタとカラカラ(兄弟共同皇帝)の二人。
コレら皇帝や元老院を利用しローマ支配を企む悪い奴 マクリヌス(役:デンゼル・ワシントンさん)の動向に目が離せない。
果たして、狂ったロ-マに秩序或る世界をルシアスは導くことが出来るか~
---------
まぁ、CG使いまくりですが 海戦、城壁への猛攻など見せ場は良かった。
中々のアクションだったと思います。
コロッセオでのグラディエーターとしての戦いも楽しんで観れましたよ。
中でも船での戦い。コロッセオに水引いて船浮かべて、落ちたらサメの餌食。
なんちゅう場面。ありえんと思ったが、調べたらそう言う想定の作りが有ったそうでちゃんと船上決戦出来るんですね。
謀反を企てた罪で、マルクスと母が捉えられ、トドメを刺さなかった息子ルシアスに代わり 騎兵からマルクスは数本の矢に打たれて死ぬ。
混沌とした展開に続き、アフォ丸出し兄弟2人が マクリヌスによって暗殺。
そして最愛の母もコイツの放った矢で殺される。
共同皇帝の思想がも一つ馴染めないのと
二人のおバカキャラが、 だよね~感を醸し出していて
普通に暗殺がさっさとされると思うね。
なんや 結局、マクリヌスと ルシアスの一騎打ち~じゃん。
想定内の展開でしたね。
川で最終決戦。 アッサリ気味で片が付く! チャンチャン!!
めでたく ルシアス・ヴェルス(役: ポール・メスカルさん)の支配する正しき秩序が取り戻されるって展開で 終わる。
う~ん。なんか見応えはソコソコ有ったのだが
結果へ導く為の展開があんまり感動しなかったかも。
アッツイ込み上げる 怒りが沸いてこなかったかな。
そこが残念でした。
興味ある方は
どうぞ 劇場へ!
SHARK
前作から四半世紀の時を経ての続編というとんでもスケールの今作。前作を予習してから向かいました。
前作からがっつり繋がっている作品なので、主人公のルシアス含め前作から成長した人物、血筋の人物が登場してくるのも事前に観ておいて良かったなーと思いました。
というか形式的には前作の流れに沿いつつ、時代の変化だったりで描くものを増やしたという感じなので前作からの壮大な変化はあまりでしたが、前作との比較がしやすいという点では良かったです。
戦闘シーンはどこを取っても鮮明に覚えているくらい激しいもので楽しかったです。
最初の襲撃での陸対海での攻防での爆発合戦は最高で、最初は爆弾を飛ばしあって相手の地形or船を壊しまくって、接近戦になってきたら弓で撃ち抜きまくって、そのまま近接戦闘で切りまくり落としまくりととにかく血で血を洗うシーンが続いて凄かったです。
コロッセオでの強化ヒヒが喉を食いちぎったり、グラディエーターたちの体をぐちゃぐちゃにしていく中で、ルシアスは抗いに抗いまくってヒヒと対峙していくもんですから否が応でもテンションが上がっていきます。
サイと共にやってくる相手に牽制を仕掛けたりする中で、仲間はがっつり角で貫かれたりする絵面はインパクトがありましたし、サイをうまいこと誘導してタイマンへ持ち込む流れだったりは立ち上がりそうになりました。
コロッセオを水浸しにして、そこに船とサメを放出するというもうスタンディングオーベーションものな絵面を見せていただいて感謝でしたし、ただの舞台装置に成り下がらずに落ちたら即死というトラップになっていたのも最高でした。
サメも食欲旺盛で落ちたら個々で食らいに行ってくれるので優等生でした。
デンゼル・ワシントンの好演が光りまくっていたマクリヌスの存在感は抜群で、ルシアスを食う勢いでした。
怪しそうな雰囲気を最初から醸し出しつつも、時より見せる優しさについ騙されそう、というか騙されていた気がします。
敵サイドの双子皇子の雑魚感は秀逸でした。
発言の一つ一つに重さがなく、その場しのぎのフィーリングで生きているかのようだったのがリアルでその薄さがルシアスやマクリヌスの存在感を際立たせてくれていました。
最終的にはとんでもないレベルの戦闘シーンが観れるのかなと思ったらルシアスvsマクリヌスのタイマン勝負なのでちょっと期待しすぎたなと思いました。
もちろんタイマン勝負は見応えありましたし、そこからあげる雄叫びなんかはゾクっとしました。
重厚な娯楽作で大スクリーンで楽しめて良かったです。
戦闘詰め込みまくり欲張りセットでお目目大満足なのでぜひ1作目と合わせてどうぞ。
鑑賞日 11/16
鑑賞時間 11:00〜13:40
座席 I-14
客ガラガラに対して内容比例。冗長。例によって今ひとつ盛り上がりに欠けカタルシスを感じさせない。 <謎> 「段田男」のオカるんは“せせり”のことで“日直島田”って奴は「ミヤコ蝶々」の孫なのか?
映画館公開第一日曜で席ガラガラ。ヤバいんじゃねぇの?東宝東和。CMにタケちゃん出てんじゃん。あっ、甲子園の客の儲けを持って来ればいいのか。(阪神の儲けを阪急に持って来れるのか?なんか揉めそう。)
前作はローマ時代劇のスペクタクルを期待し結果、この監督独特の密室劇「ミクロプロット」に肩透かしを喰らったのだが(歌ってるの「デットカンダンス」VOだよなぁ。と思って観てたらほんとにそうで、そのあと大河ドラマの歌も歌ってた。)なぜか周りの評価が良くアカデミー賞も獲った。あれから24年間納得いかない思いをしていたんだが続編公開。(4K上映もみ観たんが。)
まぁ、また同じことになるんだろうなと思いながら観に行ったらやっぱり同じだった。
冒頭の上陸戦、猿だか虎だかとの戦いやローマ背景CGは前作より増強したが時間が進むうち徐々にトーンダウン。
結局、クライマックスも予定調和で終わり。
そもそも前作の“子供”を逃す必要があったのか?と思わせる話に無理があるんじゃねぇの?
今やすっかりイコライザーのイメージが付いたワシントンにあの役をやらす必要あったのか?
まとめ
例よって「ミクロプロット」。
話が少し複雑になるが「パスカル」を含めた無駄が多い噛み合わなくラストも無理やりの“やっつけ仕事”て観てる客は消化不良で終わる。
謎だが上にも書いたが黒人が元老院に入れたのか?
またゴリ押しキャストかぁ?
まぁ、民主党の自爆で今度トランプになるからやっと“多様性”“ゴリ押し映画”が無くなるだろうし、民主党の力や流行りも終わるだろうから“混沌”無視の“ファンタジー映画”も終わり「本音(現実)路線の映画」に戻って「アメリカンニューシネマ2」出てきてが面白くなるかもよ。
結局、この監督のハイライトは「エイリアン」で終わりであとの作品は損切りの繰り返しの、貯金切り崩しか?
期待度○観賞後の満足度○ 上映時間は差程変わらないのには前作は時間の長さなど少しも感じなかった。でも本作は長く感じた。それが前作と本作との一番大きな違い。
①駄作『エクソダス』から私の中のリドリー・スコットへの評価は一気に下落してしまった。1970~80年代に『エイリアン』『ブレードランナー』『ブラック・レイン』『グラディエーター』等の佳作・秀作・傑作で楽しませて貰った身としては実に悲しいけれども仕方がない。
『プロメテウス』もダメ、『エイリアン・コヴェナント』もダメ、『オデッセイ』は珍しく面白かったけれども、『グッチ』も『ナポレオン』も長いだけ。
だから本作も期待と不安と綯交ぜ状態で鑑賞に臨んだが…
②恐れたほど悪くはなかったけれども、やはり演出の切れが鈍っているのは否めない。『グラディエーター』における演出のシャーブさは影を潜めてしまっている。
御年86歳にしては頑張ってはる、と言うべきなのかもしれないけれども、最後の四分の一ほどは息切れして大雑把な印象。
③ハリウッド黄金期に作られた『聖衣』や『ベン・ハー』、『クレオパトラ』『エル・シド』等の史劇は映画の出来はともかく豪華絢爛、金かけてます、という感じだったけれども、最近の映画は未来世界とかコミックスの映画化にばかり金を掛けているので、こういう豪華な史劇をいま作ると言う点では評価されるべきなのかもしれない。
④前作も本作も史実に忠実かと云えば全くそうではないのだが、物語世界としてはアウレウス⇒マキシマス⇒ルシアスと「理想のローマ」への回帰という夢のリレーが本作で完結したという点では感慨深いものはあった。
⑤ただ、本作がやや締まりがなく散漫な印象なのはリドリー・スコットの演出力の衰えにも原因はあるものの、敵役(皇帝兄弟)が弱い(前作のホキアン・フェニックスの憎々しさが懐かしくさえある)のに加え、何より前作におけるマキシマスというカリスマ的キャラクターに匹敵するキャラクターがいないのが一番の要因だろう。
だから随所にマキシマスの面影を出すことでその弱点をカバーしようとしている。
⑥『アフターサン』『異人たち』が印象深いポール・メスカルは演技力がある有望な若手俳優だし本作でもいままでになくマッチョな役で頑張っているけれども、話の展開が雑(特に後半)で役の深掘りが出来ず結局マキシマスの影の中から出られなかった印象。
⑦個人的にはアカシウス将軍に安定感のある演技で貫禄とカリスマ性をもたらしたペドロ・パスカルが一番魅力的だった。初めてペドロ・パスカルの良さが分かった次第。
⑧デンゼル・ワシントンはマクリヌスという最後まで腹の底が見えない人物を演じて流石に上手いが、ローマ(というかアウリウス帝が目指した理想のローマ)を崩壊させる或いはその回帰を阻む執念を持って権謀術数を張り巡らせた人間にしては最後のジタバタがお粗末過ぎて興醒め。
⑨ローマ帝国の退廃的な面の描写も、フェリーニの映画で描かれた退廃的なローマに比べれば学芸会レベルの甘っちょろさ。
⑩映画で一番大切なのは投入された金の額でもなく物量の多さでもなく進化・発達したテクノロジーでもなく観るものを驚かす仕掛けでもなく(映画がある意味見世物である点これは大事かな…)、演出の力と脚本の巧みさと編集の上手さ…
前半一時間近く闘技場ではない所で、
うだうだ、何かやっていたようたが、あまりにつまらなくて画面を見るので精一杯でした。
闘技場での戦いのシーンはそこそこ面白かったが、前半のつまらなさで力尽きてしまい、後半はそこそこ見れたかもしれんが、殺し合いなのにグロが足りない。
リドリー・スコット翁もとうとう老いてしまって、映画を完走するチカラが失せてしまったようで哀れに思います。
面白い映画ではないです。リドリー・スコット信者だけにお勧めの映画でした。
A prince of Rome
24年ぶりに製作されたパート2。
コロッセウムの迫力あるシーン、是非映画館で。
前皇帝の死後16年。ローマは腐敗しきっており、新たに君臨する双子皇帝は権力を振りかざしていた。亡コモドゥス皇帝の姉ルッシラの息子ルシアスは、母から離され、ハンノと名乗ってヌミディアで暮らしていたが、将軍アカシウス率いるローマ軍に侵攻され、妻を殺されてしまう。
奴隷となったルシアスは剣闘士にされ、怒りに燃えて…といった内容。
前作の続きの話として、ルシアスがラッセル・クロウ演ずるマキシマスと親子だったのは、パート1の時点で構想があったかはわからないし無理繰りな感じがしないでもないけど、良いと思った。父の血が流れる戦闘力の高さは見応えがあったし、地位ある者が奴隷にまで落とされ、這い上がるところは父と同じ運命を感じた。
幼いルシアス役の子も優しい顔立ちだったので、ポール・メスカルもそれを引き継ぎ自然だったと思うが、アクは少なかったように思う。
コニー・ニールセンは24年経っても美しい。
前作ホアキン演ずるコモドゥスは、卑屈でナイーヴな印象があったが、双子皇帝は誇りよりも権力が強いだけの子供のように見えた。民衆をなめているとそれがひっくり返る事があるのだよと。双子が皇帝の座についた経緯を知りたい。
アカシウスが待機させていた兵士たちとの戦闘が描かれるかと思っていたので、最後の闘いはあっけなく感じてしまった。もう30分ぐらい長くてもいいから多勢の戦闘シーンがあっても良かったかも。でも、デンゼル・ワシントンはさすがの貫禄で、とてもよかった。
この時代の娯楽の1つとは言え、殺しあいをサッカー観戦のような笑顔で見ている人々、それもまた怖いと思った。
*****
名前が覚えにくいから世界史は苦手で専攻しなかったのですが、ゲタとカラカラがガタガタだかゲラゲラだか一瞬わからなくなった笑。(そこ?)
1を超えられない単なる凡作
簡単にレビューします。
◯主役の俳優に個性、存在感が感じられない。普通に剣闘士向けの俳優をキャスティング。
◯闘技場でのSFXが陳腐。エイリアン: コヴェナントでやっちゃった現実感ゼロのSFX.
◯悪にも2分の魂があるが、今回はただの悪。人間味無しの悪でがっかり。
◯主要登場人物のキャラが立ってない。流石にデンゼル・ワシントンだけがなんとか役作りができてた。
◯話のスジに無理がある。父の復讐?なんだか説得力のない筋書き。エイリアン2のようにジェームズ・キャメロンが脚本、監督して欲しかった。彼ならもっともっと面白い続編ができたはず。
SFX駆使したスペクタクル大作だが、人間が描かれていない凡作です。
肉弾戦が熱い!
今回は、グラディエーター主人公の生い立ちに関する話とそれにまつわる敵のきな臭い話が主です。(恋人がいましたがローマ敵軍に弓にていられあえなく死亡)。悲しみにうちひしがれている主人公はローマ敵軍の捕虜となり強さをみいられ敵軍の役人に闘士として買われる。賭けの対象の闘技場にて闘士として出場させられる。
主人公→ある偉い人の子供だが、ある村に敵が攻めいった時、母親が、馬に乗せてにがしている。
ローマの敵軍の軍将、しかしながら恋人が何かをかくしているようす。後に主人公に大いに関係する人物と判明。ローマ敵軍の軍将もローマを統括する王にたいして敵対心をもっていた。(王は敵国を軍将が倒してきたにもかかわらず褒めもしない残忍な王)
あるお手伝いが王に軍将と恋人が敵対心をもっていることを告げ口し激怒した王は闘技場で主人公と決闘することを軍将に告げる。
恋人も後に、ある言葉を聞いた瞬間、ある人物と気ずき主人公に接触するが、時すでに遅してローマ王に対しての敵対心をもっていることにきずかれてしまい、闘技場にて処刑されると思いきや主人公たち闘士が助けにいくが、あえなくローマ王の指示により弓の攻撃によりあえなく絶命してしまう。
ローマ王は闘士を買った役人により口車にのせられ絶命してしまう。実はこの役人ローマ王になろうと画策していた。
主人公は身分をあかし、この役人と決闘する。この結末は劇場にてご覧ください。すへてにおいて肉弾戦が素晴らしいので是非とも大スクリーンにてご覧ください。
名作の続編❗️長いけど価値あり👀✨
昨夜(2024/11/16)、レイトショーで観に行きました。
主人公ルシアスは、前作でマキシマスに憧れを抱いていた少年です。今回逞しくなって登場します。
腐敗したローマ帝国。民の暮らしは地獄そのもので、2人の皇帝は頭のネジが数本外れてしまっている兄弟、カラカラ帝とゲタ帝です。民の暮らしそっちのけで、自分たちの欲望を満たす為に躍起になっている様な連中です。
それに仕えるのは、寡黙な軍人であるマルクス。妻と民を愛する誰からも尊敬される男です。
ルシアスも愛する妻がいますが、ローマ帝国がルシアスたちの暮らすヌミディアに攻め入って来ます。
マクリヌスは剣闘士を斡旋したり、政府に口利きできる元奴隷の成功者。彼がどんな立ち回りをするのかが、本作の肝になります。
148分という上映時間は長いですが、劇場で観る価値は十二分にあります。中でも戦闘のシーンは臨場感たっぷりで、無意識に身体が動いてしまう程です。
しかしながら小言がゼロではありません。
ルシウスのカリスマ性はマキシマスと比べて肩を並べる程とは思えず、いつの間にかリーダー的なポジションになっていた事に、少し違和感を感じました。
マキシマスの武具が都合の良い場所に保管されていた辺りも、「…まあ、仕方ないよね」と察しました🙂↕️
好物の残酷な描写が多くあり、ことある毎に声が漏れてしまいました(笑)カラカラくんとゲタくんのキャラは、コモドゥスの狂気とは少しベクトルが異なり、ひょうきんさがありました。
男臭い映画ではありますが、そんな世界での暮らしを強いられている女たちの生きづらさや苦しみを想像しながら観ると、また本作が面白く観られると思います。
復讐と宿命のスペクタクル
"グラディエーター" シリーズ第2作。
IMAXレーザーで鑑賞(字幕)。
とてつもない臨場感だった。前作を凌ぐ圧倒的なスケールである。映画館で観るべき映画とはまさに本作のような作品を言うのだろうなと思った。IMAXで観て良かった。
冒頭の海戦シーンから、超大作の風格を十二分に見せつけてくれる。その後もスペクタクルをどんどん畳み掛けるのだ。
命をかけた闘技試合は血湧き肉躍る激しいアクションで魅せる。凄まじい没入感で体感時間があっと言う間だった。
前作はマキシマスの復讐譚と云う割とシンプルな物語だったのに対して、本作はハンノ(ルシアス・アウレリウス)の復讐譚に、己の宿命に向き合うと云う叙事詩的な要素がプラスされたことで人間ドラマに厚みが出ていて、ストーリーがさらにアツくなり、面白くなっていたのが良かった。
[余談]
マクリヌス(デンゼル・ワシントン)が主役を食う勢いで暗躍しているのが、本作のもうひとつの見どころだろう。
皇帝を葬った手際の良さ、「イコライザー」のマッコールを彷彿とさせた。まさかマッコールの先祖だったりして…
[以降の鑑賞記録]
2025/02/08:Amazon Prime Video(吹替,レンタル)
がっかりでした
第一作は映画館で鑑賞し、長らく好きな映画上位の作品でした。
それ故にこの第二作もかなり楽しみにIMAXで鑑賞しましたが、かなり残念な内容でがっかりしました。
不満だったところは大きく2点です。
まずストーリーが破綻していて主人公に共感出来ません。
今回も第一作と同じ復讐劇として説明されていますが、戦士だった妻の戦死も、長年離れて関係性の薄い母の死も主人公の怒りや復讐の動機として最後まで腹落ちできず、最後の敵を討った後も何の達成感も感じませんでした。
皇帝への復讐を果たすため剣闘士として戦う前作と違い、主人公の強さや動機が謎のままです。
2点目は視覚効果です。スケールも大きくなりCGも進化しているはずですがヒヒもサメも現実離れした描写でCG丸出しで怖くなく、闘技場のシーンはどれもつまらないものでした。
前作の闘技場やトラの方がどこまでCGか分からず本物のようでした。闘技場は武器を持った人間が死ぬまで戦うから怖かったのだと思います。またこのような作品では視覚効果はどこで使われているか、分からない方が上質なのでしょう。
総じてこの内容ならない方が良い続編だったという感想です。
作品は1点、それでもリドリースコットは偉大なクリエイターだと思っているので+1点です。
全84件中、41~60件目を表示